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新しい同一労働、同一人物賃金システムの提案

2017年06月02日 | マネジメント全般
今回は、マネジメントについてですが、企業で働くと、同一労働同一賃金システムが全くされていません。
特に現在のサービス業における、固定費削減のため、現場から社員を減らし、パートに権限を与えて、パート、アルバイトだけで現場を回していくことにより、より安く人件費を抑制することにより、営業利益を上げ、サービスや価格への転嫁していく傾向にあります。
ドラッグストアにも日配が置かれ、その値段もスーパーマーケット顔負けのディスカウントプライス。
激しい値下げ合戦により、消費者にとって益とはなっておりますが、現場で働くパートには負担になっている職場も存在します。
私は、マネジメントをするようになり、働き方に疑問を感じ始めました。
それは、『分業がなされていない』からです。
特に、24時間365日働いている人もいれば、パートと同じ様な業務内容だけして、正社員としての給料や待遇を得ている社員がいるという現状です。
仕事に人間をつけている
というよりは、人間に仕事をつけています。
例えば、❶年齢30歳で、二店舗の店長をしているのに、月給26万円
❷年齢50歳で一店舗の店長しかしていないのに、月給ま40万円
❸年齢40最初で責任店舗なし、月給32万円

この差はなにでしょう?
❶の人は若くして、引っ切り無しにお店から不都合の連絡が休みも関係なくかかってくる。
二店舗分のシフトを作成し、業務改善課題、計画立案、実施まで行い、数値管理責任を負う。家族も自分の時間もなく、休みは寝て過ごすだけ。残業は1日平均4時間、週20時間の月80時間残業。
❷の人は年齢、経験ともに店長には充分な適性があり、❶の半分の仕事量です。
残業は1日2時間、週10時間、月40時間。
❸は、所謂社員さん、パートのサポートをしている、お店に常駐している社員さん。
残業はほぼゼロ。

本来、❶の仕事に対して40万円
❷の仕事に対して32万円
❸の仕事に対して26万円
が給料として支払われるべきです。
年齢でなく、仕事量➕仕事内容毎に給与体系が決められていないとおかしい。

サービス残業してでも、高い給料とやり甲斐をもって仕事をしたい!という人は世の中、会社にはいます。
そういう人には❶の待遇を。
無理せず、子育て、生活費を稼ぐだけの給料が欲しい人には、❷の仕事を。
やり甲斐やらお金なんかより、休みや自分のプライベートな生活の質を上げたい人には年齢問わず、❸の待遇を
与えるべきです。
ですから、仕事により、生活水準が変わってくるシステムにすれば、社員はやり甲斐を持ってやるに決まっている。
昇格昇級制度しかないのはおかしい。
降格減給システムを導入し、社員一人一人のライフスタイルに合わせていかなければ、単なる年功序列の働きにくい企業になってしまう。
つまり、仕事に対して、人間をつけるシステムにすべきなのです。
そして、昇級昇格の場合、その仕事の出来栄えの評価を三ヶ月毎に検証していき、一年は仮昇格として出来栄えやモチベーション、適性などを考慮して給与決定していくことが公平なのです。
ですから、❶の仕事は40万円でなく、➕5万円の45万円もらっても良い。
ただし、❷の仕事の人は32万円からマイナス2万円の30万円。
❸の人は26万円からマイナス3万円の23万円。
❷❸からのマイナス額5万円を❶の仕事内容に加算すれば良いだけの話ですね?
❶45万円
❷30万円
❸23万円
という給与システムにするのです。
年齢、勤続年数だけ長くて成果が出ない仕事をしている人が❶45万円もらっているのが日本企業です。
これは、あくまで社員レベルの話です。
パートレベルの話に戻します。
時給1000円を支払うのでなく、800円からスタートして、1つの作業習得認定試験が、受かることにより、30円づつ上がっていくというシステムにすべきです。
パートの多くは、決まったルーチンを早く習得して、マイペースで要領良く仕事をしたいと考え、仕事を早く覚えようと頑張ります。
成長しない企業は、若くてヤル気のある人間が登用されずさらに賃金的にも満たされない、認められないからであり、ほんとうの能力制度が採用されておらず、年功序列で給与体系が決まってしまいがちだから、仕事のモチベーションが低いままなのでしょう。
仕事で認められたいという価値観を持った人を巧く登用する。
マネジメントとはぶっちゃけ、誰かにやらされたり、叱られたくないからという理由でやってはいけない職務内容です。
責任は負うが、相当高い給与体系が用意されており、ヤル気につながる仕組みを作っていくことが大切だと思います。
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