心のハンドル操作方法 幸せに生きるための教習所

旧精神科医療は思想警察なのか?

精神科訪問看護 自立支援医療の本当の意味

2015年10月09日 | 精神科訪問看護

前回に引き続き精神自立支援医療についてのお話です。

殆どの方には関係のない、役に立たない情報と感じるかもしれませんが

結構重要だと思っています。

根っこは「優性思想」としっかり繋がっています。

そして、人間の浅ましさや汚い部分も多分に含んでいます。ドラマがあります。

私が警察官時代、当直中110番通報でたまーに現場臨場したことがある事例で

いやだったのが、「キチガイと外国人」でした。

「マルセイ」なんて言い方しますが、ほんと困りましたね。

こういう人達って家族いないし、話通じないし、何で生きているのだろう?ってぶっちゃけ思っていました。

当時、彼らが合法麻薬=抗精神薬飲んでいるなんて知らなかったし、ただ考え方がおかしいだけだろ?って思っていただけですからね。

キチガイの方々が騒音や異臭、ゴミ屋敷になったりと、近所迷惑行為があったりすると

ほとんどの住民は保健所に連絡せず、警察に苦情の電話してきます。

しかし、警察もど素人です。

保健所もほぼ素人ですw

警職法で保護して、朝釈放するか、、、でもこんなやつ入れとくほど、留置場あまってないしなぁと話し合いながら

「あ!!」

「精神病院連れていくか?」

という話になります。

精神病院に連れて行くと、白衣来たごっついメンズとひょろっとした頼りなさそうなドクターが出てきて、キチガイに「どうしたの?どうぞ、中に入って。寒かったねぇ」と言いながら病院の診察室に連れて行きます。そこで状況を説明して警察の役目は終了。その後、キチガイはどうなったかは知りません。

翌日以降、住民苦情がないため、何とかなったんだなぁと思っていました。

多分、入院ですね。

しかも「身元不明で、保健所から保護係りに連絡が行き、翌日に即時保護かけて二項の医療保護入院」というパターンでしょう。

前置きが長くなりましたが、彼らは何も悪いことしてませんよね?

ちょっと社会のルールが窮屈で守れないだけです。

でも、法を犯している訳ではない。条例くらい?騒音なんてそんなもんでしょう。

不文律、道徳、モラルが守れないひとが「キチガイ」さんなんです。

タバコの吸殻ポイ捨てする人、電車バスの中で化粧する人、トイレの小便器にガム平気で捨てる人、そんな人五万と居ますよね。

こういう人達が「キチガイ」なんです。

法律は守るけど、罰則なければ守らないよというスタンス。

さらに、抗精神薬やってますときたら、仕上がってますね。

障害者手帳もらって、障害者年金もらってたら、立派な地方公務員ですよ。

障害者基礎年金だと月額6万5千円くらいでアパート代から何やらやりくりします。

昼食代浮かすために、病院のデイケアに通い、病院給食を食べてくる。

夜は前日に買いだめしておいた、半額になったスーパーの弁当、お惣菜。

飲み物はたまに発泡酒、炭酸ジュース。

1Kの精神病院近くの築30年以上のアパートに住む。

生保アパートってのもあります。

入居者が、福祉事務所からの紹介ばかり、大家さんもやるきないので、生活保護者ばかり受け入れているふるいアパートがあります。

風呂なしトイレ共同なんて当たり前ですね。

寝たばこ、ゴミの捨てっぱなしなんてのはあたりまえ。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・私達はそんなところに訪問看護に行くんです。

ここまで読んでもらえれば、「精神科の訪問看護」の重要性って理解してもらえると思います。

確かに公費つかってます。自治体によってはマルショウ、マルフクといわれる医療費無料になる「医療証」を発行している自治体もあります。さらには、市バス、地下鉄無料のパス券を出しているところもあります。「やりすぎだろ~?どんだけキチガイに甘いんや!?」とご立腹される方もいるかもしれません。

 

でも、こんな人達が病院から退院して、あなたの住む地域で、すぐ近くに一人暮らししていると思ったら、しかも行政も警察も無関心で、普段から何も関わりをもっていないとしたら…

あなたはどう感じますか?

彼らに、医療費無料になる証明書を毎年与えて、公共機関や市の動物園、水族館、科学館、映画半額、地下鉄、バス乗り放題となるパス券与えて、電話料金、水道代安くなる権利与えてでも、「管理」しとかないと危険じゃないですか?

彼らは、地下鉄パス券や医療費無料になるチケットは必ず取りに来ます。

障害基礎年金や生活保護費も確実に取りに来ます。

そして、お金の出所にはあまり文句を言いません。

 

生活保護は本来の趣旨から外れているかもしれませんが、彼らキチガイを縛っておくための治安維持システムの役割も果たしています。

ですから、生活保護を採りたければ、手っ取り早いのが精神病院に入院してソーシャルワーカーに頼むのが一番通過率が高い。

国民の税金を無駄使いして、治安維持する、病院が儲かるというシステムです。

これを必要悪と考えるか考えないかは各個人にゆだねるしかありませんね。

ただ、これは日本が抱えて行く問題であるかもしれませんね。

福祉大国のイタリアやスェーデンなんかは政策的にソーシャルインクルージョンというゲットーのようなものや、プシコの組合、自治会を作り、公費削減を成功させています。

日本は、隔離収容が基本スタイル。

その国その国の文化があるので正解はありません。

私は子どもがいるので精神病院に隔離収容政策派です。

結構脱線しましたが、今回はこのあたりで。

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