私が精神科医療の臨床で見てきた8割以上、ほぼ100%の医療保護入院のケースは
「家族とのトラブル」が原因です。
そのトラブルの原因を精神科医は妄想による「精神運動興奮」などといい「統合失調症疑い」
「急性精神反応」などと訳の分からない診断名をつけ、家族に同意をしてもらい保護者の専任用紙を渡して
医療保護入院させるのです。
その後、精神病院では
「家族と揉め事を起こして、入院してきた人」
に対して「向精神薬」と「隔離収容」
を治療として行いますが
薬によって一時的に頭をぼーっとさせ、檻に閉じ込めることで
患者が退院して、家族と生活を再開してから再び起こるであろう「揉め事」は収まるでしょうか?
誰が考えても答えは「無理」だと思います。
親子や夫婦が腹を割って話し合うしかないのです。
また、貧困が原因なら政府や自治体に助けを求めるべきなのです。
このブログでは何度も記事にしていることですが、精神病はその人が住む、文化や社会の価値観によって決められます。
日本は「自分の考えよりも、集団の考えを優先しなさい」という価値観です。
つまり、自分の考えを持つことは大切ですが、主張するときは周囲に配慮しなくてはいけない、「偽善的な文化」なのです。
私たちは言いたいことをいわず、一旦我慢することを
「大人」「常識人だ」と教育されます。
自己主張が悪なのです。
「自分の意見を持たない人」「自分で調べない人」が善であり、常識なのです。
自分の考えを主張し続ければ、それは輪を乱すひととなるため、社会から排除されます。
つまり、自己主張の仕方を親が子供に教育しなくてはいけない文化なのです。
危険因子に対して、衝突を避けるために、社会全体が、危険因子、異分子を隔離収容をしてしまう文化なのです。
さらに、日本の精神科医療のあくどいポイントは、公費で死ぬまで入院できるということです。
簡単に言えば、生活保護、障害者年金2級と高額医療費制度を使えば、死ぬまで精神科病院に入院できます。
「国が、社会の輪を乱す人間は死ぬまで精神科病院で面倒見れるように補助金を出している」のです。
こういった公的制度を使うと、患者も家族も病院経営者も誰の腹も痛くなることがありません。
知らずに健康保険料を支払っている真面目なサラリーマンだけが、知らず知らずのうちに痛い思いをしているのです。
精神科医療の治療とは一体何なのでしょうか?
「考えを変えること」ではないでしょうか?
覚醒剤や麻薬のような薬と檻に閉じ込めて懲罰することで、考えが変わるでしょうか?
逆に、人格崩壊してしまうか、能力がなくなって本当の引きこもりになってしまう、社会落伍者となるのがオチなのです。
今一度、日本の精神科医療が必要なのか?考える時が来ていると思います。
差別助長をする精神科医代表、日精協山崎学
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