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看護実習とは?

2016年12月22日 | 社会人から看護師を目指す人たちへ
全くのど素人が看護師になるために、通る難関は看護実習です。
看護師の国家資格の価値が高いのは、長〜い実習があるからなのです。
私は大学でしたので、大学病院での実習が多かったため、移動がほとんど無く大きな問題は無かったですが、実習病院を持っていない専門学校や大学では、あちこち実習に行かされるし、交通費も当然自腹、実習期間中はなかなかバイトができないというジレンマに陥ります。

実習の流れは、
1週目 担当患者決定、情報収集、看護問題ピックアップ、金曜日に2週目からの看護問題解決のための立案した看護計画をカンファレンスで発表、訂正指導を受け作り直し
2週目 手直しされた看護計画を基に看護介入、日々評価し金曜日に経過の進捗報告、計画終了するか、追加計画立案し提出。

これが2週間領域の流れです。
4週間領域というのもありまして
急性期、慢性期看護がそれにあたりますね。
多くはオペ、ICU、病棟、退院までの流れの計画立案をするので書類は沢山作ります。
マルメDPCを取っている病院が多いので、4週間領域だと、退院が早く、2人3人の看護計画を立案することがあり、情報収集、コミュニケーションがほんとに大変になります。
基本の流れは2週間領域です。
母性や精神、老年1.2、小児、地域、基礎などは基礎なので、なかなか上手く問題発見、課題立案までいきません。

兎に角、なんども書き直しをすることが、上手くなるコツ。
一度パターンを掴むと新規患者でも1時間もあれば計画立案できます。

看護計画を立案する際、学校により、使う看護理論が違います。

急性期はヘンダーソン、ロイ、
慢性期はオレム、アンダーウッド
珍しい所はポートフォリオなんか使う学校もあります。

どの理論も得て不得手、一長一短があり、どれが優れているというのはありません。
慣れてこれば、どれでもできます。

大切なのは基本的な看護の視点を持っているかなのです。
理論は視点を言語化、明確化するための道具にすぎません。
1つの理論しか知らないのは、片目でしか見えてないのと同じ。

看護計画、実習書類の添削などお手伝いができるといいなとは個人的に考えてます。

そこに、看護診断というものが入って来ますが、これはその病院の看護部の考え方でしょう。
NANDA、NICNOCなどがありますね。

看護診断は当てはまらない事が多いので使えません。
とかく、病理や解剖生理ばかり書きたがりますが、全人的視点こそが、看護診断の肝になります。

こういった内容のことを看護実習では繰り返していきます。
カンファレンスが多く、積極的に質問することを勧めますが、『てめーで調べてこい』という丸投げ実習指導者がいますので、質問も程々にとなります。

これは裏話です。
因みに、看護実習受け入れ施設には、学生一人当たり6万円実習受け入れ料を支払っているという話を聞きます。
金貰って、仕事しない指導員もいます。

ざっくりと看護実習について書きました。

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