今日から荻窪で宿泊。荻窪には永年住んでいましたが、荻窪のホテル(クラブイン荻窪)に泊まるのはさすがに初めて(笑)。周りの本屋やコンビニは旧知とも言えるのですが、ホテルに入るのは初めて。ちょっと新鮮な気分です。
せっかく東京・荻窪に久しぶりに来たので、今まで入ったことのない店に入りました。富山料理の店『魚津』。富山の魚が中心の店のようです。
まずは地ビール「銀盤 秘峡 黒部ビール」(630円)。ピルスナーのわりにはなかなかどっしりした味わい。それはそれで悪くないです。
突き出しは鯛の卵(左)とエビと長芋そうめん。鯛の卵は少し煮てあるようで、緑色の餡がかかっています。なかなか美味しい。
エビと長芋そうめんも美味しいです。
なるべく食べたことのない食べ物を注文、ということで、「シッタカの煮物」(560円)。貝殻に海藻のついた9個のシッタカがお皿に盛られていました。
シッタカというのは方言で、和名は「バテイラ」。2~3cm位の巻貝で、三重県でも伊勢志摩の磯によくいる貝です。私も小学生の頃、伊勢志摩の海でよく見かけましたが、食べたのは初めて。味はサザエとよく似ているのですが、サイズが全然違います。日本酒をちびちび飲みながらつつくのには最適。
続いて「ニギスの干物」(470円)。軽く炙ってあるのに醤油を垂らしていただきました。腹に卵を持っているようで、味は子持ちシシャモそのもの!(笑)。キス(鱚)に似ているからニギス(似鱚)という名前になったと何かの本で読んだような気がします。
続いて注文したのが「アボカドとホタテ貝のサラダ」(680円)。思っていたサイズの2倍ありました(笑)。ただ、自分が注文したメニューでは唯一の野菜系だったのでしっかりいただきました。そういう理由は別にしても、味もなかなかグッド! なんといってもアボカドの濃厚でねっとりした感触がサラダに合っているし、トッピングされているものがクリスピーでこれまた食感のアクセントになっていました。
この店の雰囲気が日本料理ながら、このサラダは美味!
ビールの後は日本酒。吟醸酒「池月 ふな掛 あらばしり」(800円)。これはちょっと甘口ながらピリリとくるものがあり、また飲み口もとろんとしていて旨い! 名前が面白くて注文しただけですが、このお酒は私好みでした。
続いて「甘鯛の西京焼」(880円)。西京味噌が甘鯛の身を濃厚に変貌させています。これもまた旨い。
「カサゴの唐揚げ」(780円)。思ったより小ぶりのカサゴ。私が5月初めに釣った魚を気持ち大きくした位(笑)。それはともかく、頭からばっさり半分に切られたうえで揚げられているので、頭から丸ごとかじりました。ただ、背骨部分は食べるにはちょっと無理でした。
今回、締めて5,240円。大体予想通りの金額。今回、刺身を注文しなかったのは失敗だったかな?