ネットで見つけて始めたリボベジ(Reborn Vegetables)。
食材に向かず、捨ててしまう根っこ部分を再生・育てる栽培方法。
どシロートでも作れる豆苗を選んでみました。ベランダ栽培で。
器はコカコーラ1.5ℓのペットボトルの底部分。
3月6日にリボベジを始めたのですが、エノキダケの根っこ、ブナシメジの根っこも。
毎日水を入れ替えていましたが、エノキダケ、ブナシメジの根っこは育ちませんでした。
また、当時 気温が低かったせいか、2週間ぐらい全然芽が出てきませんでした。
ようやく気温が上がってきた3月23日、そこそこ芽が出てきましたが、
金沢出張ということで、家族に水やりを依頼。
帰ってきたら結構 芽が「伸びてきました。
再びベランダに戻しましたが、長いものから収穫時期でしょうか?
石川県鳳珠郡穴水町の能登ワイン(株)『NselecT スパークリング・ロゼ(中口)』(2,500円)。
『道の駅 輪島』のお土産店『A STORE WAJIMA』で購入したうちの1本。
何か見覚えあるなぁと思っていたら、1年前に被災地に貢献のつもりで購入していました。
過去のエントリー:2024.03.01 石川県能登市 能登ワイン
14時間ほどひたすらクルマで走ってようやく自宅に戻って、まず炭酸系だろうと開けました。
しっかり炭酸ガスが入っているので、泡立ちが良く、喉を潤す最初の一杯に最適。
色も鮮やかなピンク色なので、華やかな席のお酒としても良いと思います。
ラベルを見てわかるのは、原材料に穴水町のぶどうを使っていて、
製造者は能登ワイン(株)となっているものの、加工者は山梨県のマンズワイン(株)。
つまり、まだ能登ワイン(株)は復旧していないこと。復旧をお祈り致します。
27日は帰宅すればいいだけの日だったので、せっかくなので能登半島を見て回ろうと。
観光地の観光というよりも、被災地が実際のところどうなのかを自分の目で見たかったから。
ボランディアに参加する根性もなければ、現実にできないので、被災地を見て、何か買い物をして帰るのみ。
9時15分ごろにホテルをチェックアウトして、まずは輪島へ。
自動車専用道路「のと里山海道」を走ってわりあいスムーズに道の駅 輪島に到着。2時間弱。
ちょうどお腹が空いてきたところなので、「ゴーゴーカレー 輪島店」で「ゴーゴーカレー」(650円)。
カツなどのトッピングもありましたが、ガッツリ食べられるほどの胃ではないので、最もシンプルなところで。
辛さも調整できるのですが、辛いのが苦手なので、こちらもスタンダードのままで。
レトロなスチールの器にライスとカレールー。その上にキャベツの千切り。福神漬けは無料トッピング。
食べてみたら、辛さ控えめで注文したのにそこそこな辛さ。自分のイメージとしては牛丼の『松屋』のカレーとよく似た味。
スプーンかと思ったら、丸っこい形状のフォークでした。
カレーをすくうにはスプーンのように機能し、キャベツやカツなどを食べる時には突き刺すこともできて便利。
なによりも、他のカトラリーを用意する必要がなく、シンプルです。
カレーを食べた後は『A STORE WAJIMA』でおみやげを物色。
穴水町の能登ワイン(株)『NselecT スパークリング・ロゼ(中口)』(2,500円)と
輪島市の清水酒造店の『純米吟醸 能登誉』(2,300円)を購入。
この2本は帰宅してすぐに飲み干しました(笑)。
すぐ近くの輪島朝市跡を見てショックを受けたあと、珠洲市の「道の駅 すず塩田村」へ行こうかと。
普通なら、海岸沿いの国道249号線を走れば早く到着するのでしょうが、震災で復旧していないのか、迂回ルートで。
観光名所と思われる白米千枚田のところでトイレ休憩。トイレや自販機は稼働していましたが、店は休業中。
掲示板のようなイルミネーションは当分ないのかな。
その後、山道をなんとか通り抜けて珠洲市街に到着したあと、「道の駅 すず塩田村」へ行こうとしたら、
再び山道のようなルートを走ることになり、最終的にはルートが通行止めとなっていて、帰宅モードに。
簡易トイレっぽいものがいくつか設置されていましたが、大きめの個室はそこそこリッチな感じの調度。
ただ、水は外の公衆電話の近くの蛇口を使うよう指示されていました。
道の駅 桜峠では能登町の松波酒造(株)と(株)加越の共同醸造による『大江山 純米吟醸 しぼりたて生酒』(1,980円)を購入。
また、家族へのお土産として『あんバターパイ』(710円)を購入。
作っているのは金沢市のメーカーですが、能登産塩を使用ということで。
お土産の購入時にメーカー所在地や材料原産地を見るようになりました。
もっと能登っぽいクッキーなどもあったのですが、母は歯が悪く、
硬いものを好まないので、お土産のチョイスには気を使います。
ワタシ的には能登復興に貢献できるのはこの程度。
まだまだ復興にはかなりの時間がかかると思いますが・・・。
当初のプランでは18〜19時に自宅に戻るイメージでしたが、とんでもない。思ったよりも時間がかかり、
しかも高速道路の分岐を間違えてとてつもなく疲労しました。一応、23:15頃に帰宅。
今回の金沢出張の宿は東横INN金沢兼六園香林坊。
昨今のインバウンド需要でホテル代が爆上がりななか、
東横INNはリーズナブルな価格に抑えている感じです。
また、ビジネスホテルなので部屋でのパソコン作業などがしやすい調度品になっているのもヨシ。
以前、観光ホテルに泊まって、パソコン作業できるテーブルがなく不便だったことを思い出します。
東横INNでは、テレビを点けると翌日の朝食が必要かどうかを尋ねる画面が表示されますが、
翌日のメニューも表示されます。正直なところ、現物のメニューに比べて大雑把な表示に感じますが・・・。
東横INNの朝食は低コストだけれどバランス良い食事ができることがメリットだと思っています。
ワタシは今回、全て和食ベースで朝食を組みましたが、パンとスープをベースの洋食の組み合わせも可能。
今回、たんぱく質を摂るのに加工食品が多かったのが残念でしたが、
毎日 卵料理系と魚料理系のおかずがあるのは有り難かったです。
そして何よりも生野菜サラダが新鮮で美味。加賀野菜のドレッシングも美味でした。
スープ系は無難に味噌汁をチョイスしてしまいましたが、
ワカメ、もやしと金沢の味噌を使っていて、ほっこりする味わい。
25日はポトフをチョイスしましたが、冷凍食品の具材をコンソメスープで煮込んだだけのよう。
具材のサイズが自分の「ポトフ」に求める期待の大きさより遥かに小さいことにガッカリ(笑)。
味は悪くなかったんですけどね。
こんな感じの金沢の朝食でした。
25日の夕食はサッカー撮影のワークショップで出会って以来 親交のある金沢のフォトグラファーF氏と会食。
金沢と三重で離れているのでなかなか会うことはできないけれど、ワタシが富山県高岡市に出張する時は
わざわざ会いに来てくれます。F氏とはカメラやレンズ、撮影ノウハウの話のほか、カネの話とか
ペットの話とか何でもざっくばらんに気軽に話せる仲。
『やきとりの名門 鳥吉』はF氏が選んでくれた店で、ワタシの宿泊ホテルのすぐ近くにあり、徒歩1分。
18時に待ち合わせて入店しましたが、すでに9割ぐらい埋まっていました。なかなかの人気店。
ワタシはビール3杯と焼き鳥などを食べましたが、F氏は酒を飲まないのでウーロン茶。
2時間あまり色々しゃべって解散。F氏にはいつもゴチになり申し訳ない。ありがとう。
金沢観光と言えば兼六園。
積極的に見たいとは思いませんでしたが、せっかくなので入園することに。
観光客は日本人より外国人が多くて、ちょっとビックリ!
兼六園の何が観光ポイントか知らなかったのですが、
とりあえず明治紀年の標(めいじきねんのひょう)をパチリ。
日本武尊(やまとたけるのみこと)だそうで。
霞ケ池にある「ことじ灯籠」(「ことじ」の漢字が出てこない)。
有名なようなのでパチリ。
事前に兼六亭(名物 じぶそば ¥2,800)で昼食を食べるプランも考えていたのですが、
遅い朝食をガッツリ摂っていたのであまり空腹感がなく、スルー。
14時半ごろに兼六園を出てホテルまで歩いて帰りましたが、
ホテル前には兼六園にあった灯籠とよく似たものがありました(笑)。
今日の観光目的地の3つ目はいしかわ生活工芸ミュージアム(石川県立伝統産業工芸館)。
兼六園に隣接されていて、兼六園の入園料と併せて500円。
兼六園に入園するかどうかは迷っていましたが、帰り道に兼六園内を突っ切ればいいかと共通利用券を購入。
石川県の伝統工芸品である 加賀友禅や九谷焼、漆器などの実物やその製造工程を
わかりやすく展示説明していて、なかなか勉強になる場所です。
左の片口は内側だけ絵柄がついていてなかなかシャレオツだなと見ていたら、
作品に値段がついていてビックリ ! 売り物を展示してたのね(笑)。
左の片口は税込28万円。ちなみに右のぐい呑みは2個で40万円。
伝統工芸士の作品なので、将来 人間国宝にでもなられたら、価格は爆上がりかも(笑)。
コチラは金箔を貼った箱。豪華な感じで100万円ぐらいかな?と思ったら、意外にも4万8,400円。
金箔は純金だと思っていましたが、微量の銀と銅を加えていることを初めて知りました。
あまりに小さくて何のアクセサリーかな?と思って説明文を読んだら、鮎釣り用の毛針でした。
さらに、竹製の竿も展示されていました。
一時期 釣りにハマっていたので、興味深く見ましたが、
海外のバンブーロッド(竿)は竹を断面三角形にカットして6枚貼り合わせたものを知っていますが、
日本の竹竿は一本の竹をそのまま使うのが特徴でしょうか。『釣りキチ三平』のおじいさんが
竹竿づくりの職人だったので、イロイロ知識が増えました。
金沢仏壇も展示されていました。仏壇を展示している博物館はなかなかないでしょう(笑)。
ちなみに写真の仏壇は400万円。ほかに250万円のものが2つ展示されていました。
金箔つながりなのか、秀吉の金の茶室。こんな茶室では落ち着けませんなぁ(笑)。
ワタシは利休の侘び寂びの茶室の方が好き。
一通り展示物を見た後、ついでにミュージアムショップへ。
漆塗りのお箸や九谷焼のぐい呑みなどが並べられていましたが、
ワタシが興味を持ったのはコラボ絵柄の九谷焼製品。
上の段はスヌーピーとピーターラビット。
その下の段は手塚治虫コラボの絵柄。
ブラックジャック、ジャングル大帝、リボンの騎士、火の鳥、鉄腕アトム。
最下段はアルプスの少女ハイジ、スヌーピー、ドラえもん。
リボンの騎士はワタシが一番好きな手塚アニメだったのですが、
黒いマスクっはあまり好きではないので買うのを踏みとどまりました。
面白いと思ったのがアルプスの少女ハイジのフリーカップ(2,200円)。
絵柄はアニメのものから少しかけ離れていますが、まぁ何の絵かはわかる(笑)。
むしろ九谷焼にアニメイラストを入れるという発想が面白く、購入を決意。
ハイジとペーター、ヨーゼフ(セントバーナード犬)と
アルムおじさん(おんじ)、クララ、ユキちゃん(子ヤギ)の絵柄。
続いて、いしかわ赤レンガミュージアムの隣にある国立工芸館。
東京・九段下にあった国立近代美術館工芸館の機能を移設したもの。
元の建物もクラシックでしたが、金沢のコチラも元は
旧陸軍施設「旧陸軍第九師団司令部庁舎」(明治31(1898)年建造)。
今回の展示は『花と暮らす』。この展示に興味があった訳ではなく、
東京にあった工芸館がどうなったのかを見たかったから。
花の図柄の陶磁器やその他素材の工芸品がたくさん展示されていました。
角皿。図柄はわらび。金彩なのがステキ。
コチラは銅製の花器。鍍金(めっき)による図柄は葱坊主。
彫漆による紫陽花(あじさい)図柄の茶器なのですが、
タコの吸盤にしか見えない!(笑)。
特別好きな図柄ではないのですが、説明文をよく見ると
「練り上げ」と書かれており、口の部分を見直すと、確かに!
どうやって図柄を練り込んだのか、超絶技巧。
『開運!なんでも鑑定団』でお馴染み、ドーム兄弟 作の花瓶。
ドーム兄弟の花瓶は初めて目にしました。
同様に今田耕司さんが大好きなエミール・ガレ作の花瓶。
こんな感じの展示内容でした。
さて、ようやく第一の目的地、いしかわ赤レンガミュージアム
(石川県立歴史博物館&加賀本多博物館)。
各地の文化を知るには博物館に行くとその土地土地の特色が分かるので、マイブーム。
3棟の赤煉瓦の建物は、中央が入り口・受付・ミュージアムショップなどで、
手前が石川県立歴史博物館、一番後方が加賀本多博物館。
旧陸軍兵器庫の赤レンガ棟を再生した建物は、国の重要文化財だそうで。
本来の目的は石川県立歴史博物館の方でしたが、せっかくなので両方見ることに。
セット価格で500円。安い! 館内は平日だからか地味だからか、空いていました。
石川県立歴史博物館の方は写真撮影ほぼOK。加賀本多博物館のほうは一部OK。
まずは石川県立歴史博物館から。縄文時代から戦後の高度成長時代までが展示されています。
コチラは縄文時代の遺跡から発掘された魚類などの骨。イルカもあってビックリ!
古墳時代の品々。
律令制時代の文書など。「租庸調」なんて日本史で習いましたねぇ。
能登ではサバ(鯖)や塩が税として納められていたとのこと。
こーゆーのを見ると、日本史の理解が進むでしょうね。
単なる暗記科目ではなく。
(武士・戦国時代の展示もあったけれど)江戸時代に飛んで、
参勤交代のお人形行列。スゲー人数! 宿場が占拠されたのでは?
展示説明によると、御触書では450名と定められていたものの、
警護や荷運び人足なども入れると2,000名!
時代によっては4,000人にもなったとのこと。
また、加賀から江戸まではいくつかのルートがあったようですが、
北国下街道ルートでは12泊13日かかったようです。
費用は片道なんやかんやで(現在価格)1億5,000万円!
江戸時代の北回り船の模型。こんなので交易してたんですねぇ。
さらに時代が下って、戦後の印紙付き紙幣。
昭和・高度成長期の庶民の部屋。
ちゃぶ台とか黒電話など、ワタシにとっては懐かしいものばかりですが、
二十歳未満の人たちが見るとどうなんですかね?
加賀本多博物館。
あまり撮影できなかったのですが、鎧兜・具足類。
刀や槍。他には絢爛豪華な調度品などが展示されていました。