忘己利他(もうこ りた)

2012-07-22 | Weblog

長井市までドライブに行って来ました。

長井の名物でも買おうかなぁと 途中の直売所らしき店に入りましたら

和紙に絵手紙のような文字を書き それを石に張った石ころを見つけました。

文鎮にでも・・・と思い買ってきました。(280円)

この石をじっと見てましたら 天台宗の教えを思い出しました。

「山や川、空気や石ころにも命がある」という教えをです。

天台宗の十二年籠山行、千日回峰行という修行は 山を歩きながら木や山、そして石ころまでも拝むそうです。

 

兄が天台座主:半田孝淳さんの法話を聞いてきた内容を 私に教えてくれたことがありました。

天台宗は1200年も前から 最澄の「忘己利他(もうこりた)」という教えを守ってきていること。

忘己利他とは、自分のことを忘れても 人のために尽くすという思いやりの精神を言うのだそうです。

大震災の被災地に 天皇、皇后さまが 何度も行かれる姿は まさに忘己利他だそうです。

この聞いた話しを そのまま弟に話してたら 後ろで聞いていた兄が「さくら! 俺の話し、半分も理解してないじゃないか」と怒るのです。

私は もう兄の説教には懲りた! 懲りた! もう懲りた!