同じ生を受けても・・・

2008-09-23 | Weblog
花言葉


  
 
今日はお彼岸ですね。庭の隅に咲いてた彼岸花です。彼岸花の花言葉は「悲しい思い出」「独立」「再会」「あきらめ」です。
彼岸花の別名は「曼珠沙華」や「葉見ず花見ず」「ユウレイバナ」「シビトバナ」「ハカバナ」「カジバナ」など。どうしてこんなに綺麗なのに こんな別名や花言葉がつけられてしまったの?

  
 
彼岸花の隣にコルチカムが咲こうとしてました。コルチカムは 彼岸花のように花が終わったあとに葉が出てきます。花の色は真白です。花言葉は「華やかな青春」「永続」「楽しい思い出」「悔いなき青春」です。
(写真を大きくして見てください。)


今年になってから私は3人の先輩に『お見舞い』をしました。
それも3人とも癌でした。

今年の2月 30代後半の女性が乳がんでした。
 明るい方でしたので「これが3つ目のかつらよ。似合う?」なんて笑って言ってました。
 半年でやっと職場復帰しました。

4月 50代の男性が前立腺がんに。
私は前立腺という体の一部を よく知らなかったため 恥ずかしい思いもしましたが
「後遺症ありますか?」と聞きましたら 「トイレの調節がまだすっかり回復していない」と
ホンネを打ち明けてくれました。

8月 58歳の男性が直腸がんに。
今日、お見舞いに行って来ました。
横になって 力の無い低い声で「もう仕事は辞めるよ」と言うのです。
私は「まだ2年もあるじゃないの」と励ますつもりが 涙声になってしまいました。

 同じく生を受け みんなと同じく生きようとしても 何故?何故?

狭い庭に時期同じくして咲いた彼岸花とコルチカムのように
花言葉
「悲しい思い出」と「楽しい思い出」
「あきらめ」と「華やかな青春」
選んで生まれたくとも 持って生まれた宿命なのでしょうか・・・