温泉放浪記

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母親の認知症

2019年04月03日 21時07分55秒 | 介護
自分の母親は現在86歳ですが、認知症の傾向が出てきたのは今から2年前位です。

それまでは、多少の物忘れがあるのは年相応位だと思っていました。

それは、ある日突然の様に始まりました。
母親の住まいは同じ敷地内ですが、建屋は別々なので、生活は別々にしています。

休日の朝、部屋でゆっくりしていると、急に母がドアをノックして、「大変、金庫の鍵がなくなって、預金通帳が出せなくなった。すぐ来てくれんかな。」と言って来ました。
嫁さんと一緒に部屋を探すと、部屋の布団の下から鍵がでてきました。
本人には、全く憶えがないそうです。
「ここにあったから、今度は無くさないでね。」と言ってその日は終わりました。
ところが、翌日またドアをノックして来て、「鍵がないんよ。泥棒に盗られたんかもしれん。」と言って来ました。
再びあちこち探したら、今度は、鍵を風呂敷に包んで、自分のバックの底に入れて、ベッドの下に隠してありました。
「ここにあったが。自分で置いたんじゃろう。」と言っても、不思議そうな顔をするだけです。
この頃から、次第に外を歩き廻る様になり始めました。
今から思うとこれが徘徊の始まりでした。