くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

咬合育成(矯正治療)セミナーを修了しました

2009年11月16日 | 外部セミナー
今年の7月から11月までの5ヶ月間、咬合育成アドバンス、タイポドントコース(実習)を受講し、修了しました。講師は咬合育成の権威である北海道の高田泰先生です。

院長(市丸)、副院長(西)が参加しました。日、月曜(おもに祝日)を使ったセミナーで、全部で10日間コースでした。

上の写真がタイポドントです。
人工の歯に矯正器具を付けてその動き方をシュミレーションする道具で、どんな症例でも再現することができ、治療方法の習得、治療結果の予測などが行えます。
 この5ケ月間、タイポドントとにらめっこしながら、いろいろな症例と対峙し、あらためて矯正治療の奥深さを知り、興味と自信を獲得してきました。


しかし、矯正器具だけで歯を動かして不正咬合(歯並びの悪さ)を治したとしても、顎関節に負担がかかったり、後戻りをおこしたり、歯の根っこが吸収したりと、さまざまな問題を抱えてきます。
また、大切な歯を4本抜いて矯正することが多くなります。
これを解決するためには咬合を育成するという考えが必要になります。


咬合育成とは、姿勢、食事、習癖などの改善により、不正咬合(歯並びの悪さ)を予防することを最大の目的としています。顎の成長は遺伝も関与していますが、後天的な要素が大きく、不正咬合になる要素を取り除くことで、歯並びは格段に良くなります。それだけでは改善できない時、成長期のうちから矯正器具を用いて、永久歯を抜歯することなく不正咬合の改善を行います。


 当院では、虫歯と歯周病の予防が確立され、次の予防のターゲットは乳幼児からの不正咬合の予防を目指しています。
虫歯、歯周病、不正咬合の予防の始まりは、赤ちゃんがおなかに中にいる時から始まります。

咬合育成や歯列矯正(歯並びの治療)にご興味がある方はぜひ御来院ください。

 院長、副院長が、このセミナーのため、留守の時もあり、患者さまにはご迷惑をおかけしたかと思います。今回のセミナーを実践し、皆様により質の高い治療を提供することで、お許しを頂きたいと考えております。


くらのうえ市丸歯科
副院長 西琢磨


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