7月31日に、日本大震災チャリティー学術講演会が東京で行われ、院長(市丸)が参加しました。
ITI (国際インプラント学会) section Japan とストローマン社が今回の東日本大震災のために、何らかの役に立ちたいとのことで行われたものです。
新村昌弘氏、重原聡氏、山下恒彦氏、塩田真氏、ダニエルブーザー氏が歯列矯正、インプラント外科、補綴治療を行う上でのチームアプローチ、CAD/CAMテクノロジーについて講演されました。
高い治療レベルを目指すには、専門性の高い集団が、最新の医療技術を使う必要があることを改めて教えられました。
当院でも、CAD/CAMを使った治療や、専門性の高い治療を行っています。常に、国際的に一流の治療を実現するために、新しい技術の導入と院内スタッフの研修を行い、日々努力をしております。
ただ、今回最も感動したのは、NPO法人 ピースウイングジャパンの山本理夏氏の被災地レポートでした。ピースウイングジャパンの方は、昼夜を問わず、被災地への物資輸送の緊急支援から、子供たちの心のケアまで幅広く現場で活躍されておられます。その献身的な活動には、目頭が熱くなるものがありました。真っ黒く日焼けされた山本氏は光り輝いており、後光が差しているように見えました。
本講演会の収益とストローマン社の寄付で1000万円がピースウイングに寄与されたこと(写真は目録贈呈の様子)は本当にうれしく思いました。ちなみに、スイスから駆け付けていただいたブーザー氏をはじめ、演者の皆様は無報酬だったそうです。本講演会を開催された皆様には本当に頭が下がる思いです。
私は、ただ、震災に心を痛め、エールを送ることしかできませんでした。佐賀県鳥栖市から日帰りの強行スケジュールではありましたが、東京での本講演会に参加して本当に良かったと思います。心が洗われました。
これからはより一層、被災者の方々のことを心にとめて、日常の生活を送りたいと思います。
佐賀県鳥栖市 新鳥栖インプラント歯周病センター
院長 市丸英二