シリンダーを組み込んだので、、、次は、、、
シリンダーヘッドの組み込みです。。。
バルブは内燃機屋さんで摺り合わせ済みですので、、、
このままスプリングを組み付けます。
吸気バルブはSR用ですので、、、2mmほどビッグバルブになってしまいましたが、、、ポートはそのまま、、、拡大していませんので、性能的には同じですね。
スプリングを組んだら、、、必ずやらなければいけない点検があります。
バルブとバルブシートの 気密 を調べます。
バルブシートをバルブのフェイスに合わせて削り、、、その後に馴染むように摺り合わせをして、、、気密性を高めるのですが、、、
内燃機屋さんを疑うわけではありませんが、、、これから組み込むメカニックとして、、、点検だけはしておかないと、、、いけない部分なので、、、
点検しないで組み込んで、エンジンがかからない! と、、、また、エンジンを分解する事になりますので。
点検方法は、、、簡単です。
ポートにガソリンを適量入れて、、、溜めます。
そして、、、
燃焼室からバルブを観察する、、、
シートカットや摺り合わせの出来が悪ければ、、、ガソリンが滲んで、、、または滴ってきますが、、、
OK! 合格です。
これを見ておかないと、、、後で後悔する事になりますので。。。
組み上がっているエンジンであれば、、、圧力計をスパークプラグの穴に取り付けて圧力の測定し、燃焼室の圧縮圧力の漏れが無いかを点検するのですが、、、シリンダーヘッド単体の時には出来ませんので、、、この方法で点検します。
ガスケットをのせて、、、
シリンダーヘッドをのせます。
さらに、、、カムカバーを、、、
カムカバーの部品は、、、
カムシャフト、ロッカーアーム、、、などを新品に交換して、、、
組み付けました。
カムチェーンテンショナー、、、バルブクリアランスを調整して、、、エンジンは完成し、、、車体に載せるのを待ちます。
バルブの気密の点検方法ですが、、、
サービスマニュアルには書いてあったかなあ? こんな点検方法は???
確か、、、書いてないと思いますが。。。
老メカは、、、このメカニックのお仕事に就いて、、、40年オーバーが経ちましたが、、、いつからこの点検方法をやっているのか覚えていません。
18歳で見習いメカになり、、、その時に教えられたのかもしれません。
当時は4輪ディーラーで、、、毎日、、、乗用車や2~4トントラックのエンジン分解などの重整備をしていました。
バルブのシートカットや刷り合わせ、ピストンやシリンダーライナーの交換、クランクメタル交換、、、など、エンジン脱着からすべての整備をやっていました。
そんなお仕事の中で先輩メカに教えてもらったのかもしれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます