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バイクはどれくらい走れるのか??? エンジンオイルのお話し 7。 まだ書く事がありました。。。

2018年09月28日 | バイクのお話し

 

 

 

エンジンオイルのお話し、、、

 

 

長々と回数が続いていますが、、、

 

 

 

 

 

エンジンオイルには種類と言ったらいいのかな、、、

 

 

粘度やグレード、、、という選ばないといけない部分があります。。。

 

 

そのあたりの事は、、、

 

 

 

 

お乗りになっているバイクの取扱説明書にももちろん書いてありますが、、、ちょっとだけ説明を。。。

 

 

 

 

 

 

 

今回はエンジンオイルの粘度のお話しです。。。

 

 

エンジンオイルの粘度とは、、、オイルの硬さ(柔らかさ)の事で、、、流動性の事になります。。。

 

 

 エンジン内の部品にどれだけオイルが粘って纏わり付いてくれるか、、、という大事な性質になります。。。

 

 

エンジンの中の部品は、、、それぞれが擦れあっていて、、、往復したり回転したりを非常に高速で行なっています。。。

 

 

タコメーター付きのバイクだとエンジンの回転が見られるので、、、5000rpmとか7500rpmとか、、、高性能なバイクだと、、、15000rpm!!!など、、、その時の回転が解ります。。。 (rpm、、、1分間の回転数です)

 

 

例えば10000rpmでは、、、クランクシャフトが1分間に10000回転します。。。

 

 

 

 

クランクシャフトとは、、、↑ の写真のタイプでは左側の鉄のおおきな塊の部分で、、、両端にベアリングが組み込まれていて、高速回転いたします。。。10000rpm、、、1分間に10000回転も。。。

 

 

1秒間では166回転もしちゃうんです!!!

 

 

このクランクシャフトに繋がっているのが、、、ピストン(右側のアルミ製の塊)で、、、クランクシャフトが10000回転すれば、、、ピストンもシリンダーの中を10000往復! いたします。。。

 

 

他にも動弁系やミッションやクラッチなど多数の部品がエンジンの中で動いているんです。。。

 

 

それら各部品がすり減ったり、傷付いたり、焼き付いたりしないように、、、長~く乗れるように、壊れないように、、、それらの部品同士の間にエンジンオイルが挟まって、、、潤滑するのがエンジンオイルの役目で、、、

 

 

 

 

 

そのエンジンオイルが、、、あまりにも柔らかければ、、、、油膜が薄かったり、、、油圧が上がらなかったりし、、、油膜切れを起こし、潤滑が上手く出来なくなってしまい、、、部品に、エンジンに、深刻なダメージが出る事もあります。。。(極端な例になります)

 

 

硬すぎると、、、エンジンオイルが抵抗になり、、、馬力が出なかったり、燃費が悪かったり、エンジンの始動性が悪くなったり、、、します。。。(極端な例になります)

 

 

 

 

 

エンジンオイルは温度で粘度が変化いたします。。。

 

 

エンジンオイルは同じオイルでも、、、夏は柔らかくなり、、、冬は硬くなります。。。

 

 

エンジンオイルの粘度はSAE規格で分類され、、、数字で表しています。。。

 

 

 

 

 

エンジンオイルの容器には、、、10W-40、、、などの表記で書いてあり、、、10Wは低温時、後ろの40は高温時の粘度になります。。。

 

 

このような 10W-40 などの表記のエンジンオイルは マルチグレードオイルといい、、、

 

 

例えば、、、関東では夏~冬に通年使用が出来る粘度だと思いますが、、、

 

 

バイクによってはもっと柔らかいオイル、またはもっと硬いオイルが推奨されている機種もありますし、、、外気温で選ぶ場合もありますので、、、それぞれに適合するエンジンオイルを使用するのが良いと思います。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 S社のあるバイクの取扱い説明書を開いてみると、、、

 

 

 

 

 

この表の上部の数字は外気温を表していて、、、この機種だと当店の所在地である関東では、、、10W-40でちょうど良い範囲に入っているのかな。。。

 

 

S社の取扱い説明書にはまだ ↑ のような粘度の表が記載されていますが、、、

 

 

H社、Y社の現在販売されているバイクの取扱い説明書からは、、、同様な粘度の表は、、、削除されています。。。

 

 

以前は、、、粘度の表も載っていましたし、、、『外気温に応じた粘度のオイルを使用するように』、、、とも、、、書いてあったと思うのですが。。。

 

 

 

 

 

現在はY社、S社のほとんどのバイクの推奨エンジンオイルの粘度は10W-40と取説には書いてあります。。。

 

 

H社のバイクは、、、推奨エンジンオイルの粘度は10W-30となっています。。。

 

 

H社のhpの、、、純正エンジンオイルの説明ページでは、、、『環境保護に寄与、、、、、低燃費を推進するため、、、、、』などの説明文が書いてあり、、、その為に粘度は、、、10w-30を推奨しているようです。。。

 

 

近年はエンジンオイルの性能がアップしているので、、、というのが理由のようですね。。。

 

 

 でも、、、温暖化が影響しているのか、、、猛暑、酷暑 が厳しい日本、、、40℃超もの外気温の日もあったりする、、、環境ですので、、、心配性の老メカは、、、

 

 

 

 

 

エンジンが高温になった時の 保護性能 に重きを置きたいですね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンオイルの粘度のお話しでした。。。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

エンジンは、、、

 

 

エンジンオイルは、、、

 

 

気温が低ければ、、、冷え易いし、、、

 

 

気温が高ければ、、、冷えにくいです。。。

 

 

ですので、、、気温でエンジンオイルの粘度を選ぶのでしょうけど、、、

 

 

 

 

 

実際にはエンジンがどれだけ熱くなってしまうのか ! で、、、選ぶんでしょうね。。。

 

 

バイクの中には、、、熱が上がり易い機種もあったりいたします。。。

 

 

例えば、、、空冷の大型車や、、、ビッグシングル、ビッグツインとか、、、クリアランスが大きめのバイクや、、、旧車、、、チューニングされたバイク、、、とか、、、

 

 

エンジンオイルに厳しいバイクも中にはあります。。。

 

 

 

 

 

老メカのバイクの場合は、、、

 

 

(現在冬眠中ですが)

 

 

このバイクには15w-50をいつも入れていましたね。。。

 

 

ほんの少し硬いオイルなので抵抗になるのかも?しれませんが、、、極限での油膜切れには強いと思いますので、、、50番を使っていました。。。

 

 

燃費?粘度で変わったりは感じた事なかったですね。

 

 

それよりも耐久性ですよ。。。

 

 

110000kmほど走行いたしましたが、、、エンジンのトラブルも無く、、、快調でした。。。

 

 

メカとしてはエンジンを分解して、、、内部の部品の摩耗や傷、スラッジなどなどを観察したかったのですが、、、悪くないのに開けるのも。。。

 

 

なので、ピストンやクランクなど110000kmも走っているのに、、、中身は見た事がまだありません。。。

 

 

当店のこの機種のお客様のバイクにも15w-50を使っていますが、、、問題になる部分は出ていないと思いますが、、、どうですかね???

 

 

  

 (この記事には個人的考え、感想が含まれます。参考程度にお読み下さい。)

 

 

 

 

 


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