整備の初歩。。。
スポンジタイプのエアークリーナーエレメント。
毎回交換してしまえば、、、いつも新品なので性能は100%ですが、、、
スポンジタイプのエレメントは、、、洗って、汚れを取り除いて、、、再使用が出来るんです。。。
でも、、、
何年も使い続けていて、、、
この様にスポンジが崩れてしまっている、、、または、、、爪で引っかいてみて、、、崩れそう、、、に、なっているエレメントは、交換になります。
まだまだ使えるよ! という状態であれば、洗浄して再使用ができますが、、、
その為には、、、ちょっと用意する物も、、、必要です。
まずは、、、洗浄して、、、キレイにいたします。。。
↑ これは、、、H、Y、S社のサービスマニュアルのページですが、、、各社どれもやり方は同じで、、、
洗浄油で洗い、その後乾燥して、、、エンジンオイルまたはフィルター専用オイルを満遍なくしみ込ませて、、、堅く絞って余分なオイルを取り除いて、、、ケースに取り付けます。。。
取り付け時に、、、スポンジとケースの当たり面に、、、グリスを塗布して、すき間から粉塵、異物が入り込まないようにします。。。
というのが、、、メンテナンスの方法で、、、
やり方は、、、簡単ですが、、、洗浄油や容器、フィルターオイルやグリスが必要になります。
洗浄油の廃棄も考えないといけませんね。。。
あとは、、、もちろん手が汚れてしまいます。。。ので、、、それなりのやる気も必要ですね。
老メカは、、、バイク屋さんですので、、、もちろんこの作業にはなんの抵抗も無く、やりますが、、、
一般の方が、、、自分のバイクのエレメントを掃除するには、、、ちょっとハードルが高いですかね。。。
このエレメントは、、、
メンテナンスで入庫したオフ車のスポンジタイプのエアーエレメントです。
で、、、エレメントの洗浄、乾燥が終わった状態です。
これからオイルを塗りますが、、、
用意したオイルは、、、
老メカが長年使い続けている、、、Y社純正のフィルターオイルです。
老メカも実走で使用していましたので、、、性能には不満なく、、、信頼できるオイルになります。。。
まま、、、頻繁に使いますので、、、ドレッシング用の容器に入れて使っています。
全体に塗って、、、
モミモミ、、、します。。。
ムラが無くなったら、、、
ギューーー、、、、っと絞って、、、
余分なオイルを絞り出します。。。
ねじったりしてはいけません。。。
完成。
ホルダーを装着。。。
車体のエアークリーナーケースの取り付け面ですが、、、
エレメントとケースの密着を高めるために、、、グリスを塗るのですが、、、
エレメントのこの面に塗っても良いのですが、、、
老メカはケースに塗ります。
そして、、、
エレメントを装着いたします。。。
すみません、、、装着の写真を撮るのを忘れましたが、、、この様な作業がエレメントのメンテナンスになります。
この作業で、、、スポンジタイプのエレメントは再使用する事ができます。。。
スポンジタイプのエレメントは、、、
スポンジに空いた細かい穴でも粉塵や異物をろ過いたしますが、、、それだけではエレメントとしての性能を発揮出来ません。
フィルターオイルのベトベト、ネバネバが絡み取ってくれる事で、、、エンジンにクリーンな空気を取り入れることが出来るのです。。。
新品の純正エレメントを購入すると、、、フィルターオイルはしみ込ませてあって、、、すぐに使用が出来る状態になっていますが、、、
リプレイスの製品の中には、、、フィルターオイルが塗ってないものもありますので、、、塗ってから使用する事が必要です。。。
小さなスクーター用のエレメントですと、、、お値段もそれ程いたしませんので、毎回交換をするのがベストと考えますが、、、
大きなバイク用ですと、、、数千円のお値段いたします。
さらにオフロードバイクの場合ですと、、、林道走行やコース走行で頻繁にメンテナンスをしなければいけない程汚れます。
ですので、、、洗って、、、再使用出来るのは、、、
ありがたいですね。。。
整備の初歩の、、、中級編でした。。。
Hさん、リプレイスの新品、、、こんな作業が必要になりますので、、、以後はお間違えないように。。。
18日、19日は連休になります。