ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

支援物資

2011-03-25 23:13:56 | Weblog
3月19日に、市では災害の義援金のとりまとめしかしていないと書いた。

でも義援金なら市役所の窓口まで行かなくても、
近所の郵便局から、人間のため&動物のための送金ができたし、
ネット上でクレジットカードで受け付けている団体もある。

市にやってほしいのは、災害地への支援物資のとりまとめだ。
ガソリンを使わずに、家から歩いていける場所に届けられたら良いのに。
遠くまで車に乗って行ってガソリンを使わない方が良いと思い、
今週のお彼岸には、1月に亡くなった父のお墓参りにさえ行かなかった。
母も来なくて良いと言っていたし、父もどこかで見ていてくれるはず。

そんな時に今日、郵便受けに青年会議所のビラが入っていた。
同じ市内の団体だが、明日、文化センターで支援物資の受付をするという。
ビラには欲しい物資がはっきりと具体的に書かれていた。
自分も含めて大抵の人は、被災地への物資の提供になんて慣れていないから
何を送ったら良いのかは各自の発想になってしまう。
もしかしたら思わぬような物が求められているのかも知れないし、
送ってもかえって迷惑になってしまう物もあるかも知れない。
こういう情報が欲しかったのだ。

1.食品(必ず3ヶ月以上保存可能なもの)
 缶詰
 無洗米
 水(ペットボトル2L以上、またはポリタンク)
 袋入りラーメン(カップ麺は不可)
 おかし
 レトルト食品(温め不要で食べられるもの)

2.生活必需品
 カイロ
 アルコール消毒液
 常備薬(錠剤は未開封に限る)
 歯ブラシ
 ウエットティッシュ
 石鹸
 ハンドソープ
 タオル

3.物資
 懐中電灯
 電池
 カセットコンロ及びコンロ用ガス
 サランラップ
 ブルーシート
 ラジオ
 長靴(大人用)
 ヘルメット
 軍手
 マスク

4.幼児、子ども、女性向け
 子供用おむつ
 粉ミルク(未開封)
 水不要のシャンプー
 おしりふき
 生理用品

5.救出、瓦礫等への対応物資
 バール
 スコップ
 鉄ハンマー
 金づち
 つるはし
 バケツ
 ほうき、ちりとり
 脚立
 ジャッキ
 工具セット
 一輪車
 ぞうきん
 ゴーグル
 土嚢袋

円滑な分配のために上記以外はいっさい受け付けられません。
と書いてある。

(どの団体も同じリストで物資を求めているわけではないと思いますが
 もし良かったら、このリストを物資を揃える際のご参考にして下さい)

「サランンラップ」は商品名だけど、ラップ材が必要な事には気がつかなかった。
ラップ材なら1月に生協のお店の福引きで3等ばかり当たったからある。6本もある。
家に沢山あるのに、こんなふうに書かれないと気がつかないものが色々ある。
寒がりなばあやが冬に買い込んでいたポケットカイロ、
靴下に貼るカイロ、服に貼るカイロ、各一箱ずつ。
家族全員花粉症なので、マスクもいっぱい。
生理用品や買い置きの歯ブラシも出せる。
ほかにも、タオルなど諸々。

それより何より、私がずっと気になっていた単一電池が出せる。
台所のガスコンロの点火スイッチの電池が切れて、
たまたま先月、余分に買い置きしていた単一電池。
まさかこんなに品不足になるとは思っていなかったので、
最近、偶然にもこれを持っている事に、ものすごい罪悪感を感じていた。
まさか単一電池を持っている事をこんなに気にする日々が来るとは…。
(たった6本の電池ですが、どうか誰かの役に立ってください)
明日、物資届けに行ってきます。


「双頭の竜」っていうのがありますが、これは双頭の猫です。
実物を見てもどこが区切りかわかりません。つながってます。

夜間電力

2011-03-23 22:12:00 | Weblog
以前、ちょっとだけ説明を聞いた事があったので
夜間電力の事は知っていた。
原子力発電や火力発電の発電量は、昼間はいくつ、夜間はいくつという風に、
出力量を調整する事ができないので、
人々が活動していない夜間の電力の方がおのずと余る事になる。

オール電化住宅の大型電気温水器などはその電力を利用しようというものだ。
余っている電気を使うので、夜間電力の契約の方が料金設定も安いらしい。

でも、ただの古いマンションの我が家。
どうやって日中の電力消費を夜間電力利用に切り替えるかといえば、
もう人力でやるしかないです。
契約内容を変更するまではしないとしても、
微力ながら、現在不足がちな朝から夜にかけての電力を使う量を減らして、
夜中に出来る事は夜中に回すようにしよう。
(もともと夜型人間だし…)

昼間は電気代節約のために、以前から照明はつけていない。
普段からTVもほとんど見ない。
暖房はガスストーブだから、節約できる電気はパソコンくらいだ。
でも毎日いろんな連絡がメールで何通も入ってくるし、自宅で仕事をしている。
パソコンの電源を落としっぱなしという訳にはいかない。

そこで自分の仕事の作業の中で、
特に電力消費の多いスキャナやプリンタを頻繁に使う作業を
夜中過ぎの時間帯にやる事にした。
住んでいる地域が日中に計画停電の地域に入ることも多いので、
そんな時は最初からその時間は昼寝、その分を夜中24時半くらいから仕事、
と決めておくと気も楽だし、微力ながら節電にもなるのかなと考えている。



「僕たちはお互いに寄り添って暖をとり、暗闇でも目が見える。エコですね」 by G&P

にゃんちゅーぶの動画にG&P登場!

2011-03-22 17:11:37 | Weblog
AIXIAのにゃんちゅーぶの
今日の猫ちゃん」の動画で
ジョージィとポージィの生後半年頃の
じゃれあっている動画がトップページに選ばれていました!
ムクムク君達のとっくみ合い」というタイトルです。

追記
3月23日現在トップページからははずれていますが、
応募作品一覧の中のチャンネル登録者の10番目にある
ichigobaayaをクリックしていただくと、
もうひとつの投稿動画「兄にゃんを閉じ込める」もご覧いただけます。
ポージィ君がジョージィ君をキャリーに…。

AIXIAさんから送られて来たメッッセージ
「サイトを立ち上げていきなりの震災でしたので、
 これからみなさんの気持ちをちょっとでも
 癒すことにご協力できればと思います。
 どうぞよろしくおねがいします」



動画は僕たちの小さい頃だよ。
あの頃は体も軽かった…。by Georgie


ポンちゃんのための花瓶

2011-03-19 15:15:56 | Weblog


下の記事をアップしてから一日もたたないうちに
ものすごい災害が起こってしまった。
今日のこんなに美しい同じ青空の下で
家族を亡くされたり、行方がわからなくなったり、
不自由な生活を強いられている方々がいると思うと
本当に気の毒でならない。
遠方から少しでも色々な形での協力をしたいと思う。

我が市で現在行政として行われている活動は募金だけ。
物資のとりまとめなどはしていないらしい。
小さい市だから仕方ないが、うちにも衣類や乾麺など送れるものが
少なからずあるのだが。

ただ、トイレットペーパーはうちにも無かった(今はある)。
ちょうど2ロールしかなかったので、13日にスーパーに行ったところ、
いつもは12ロール入りの袋が100袋くらい積まれている棚がすっからかん。
よく見ると、お米の棚、パスタの棚、乾麺の棚、牛乳の棚、パンの棚、何も無い。
スーパーの1/3くらいのものがないんじゃないかっていうくらい、
何にもなかった。
TVでも関東での物流についての報道は週明けになってから始まったので、
毎週、宅配される食料品を注文していて、あまり買い物に行かない私は
こんな状況になっているんだとその時に気がついた。

肉類や野菜は数は少ないとはいえ、ある程度は買えるので良いが、
トイレットペーパーどうしよう…、古い下着やTシャツを切って代用品にしようか…、
などと考えていて思いついた。
そうだ、ペット用ならあるのでは?
スーパー2階のホームセンターへいくと、
やはり犬・猫用のおしりふきがセール価格のまま山積みになっていた。
「トイレに流せます。ペットが口に入れても安全です」と書いてあるくらいだから、
人間が使っても支障ないでしょうという勝手な判断のもと
70枚入りパックを2個購入。
2ロール使い終わったら、最悪これでしのげると思っていた。
でも翌日、仕事で使うパソコン用の紙が切れた時にそのホームセンターに行ったら、
あっさりトイレットペーパーが買えてしまった。
夕方4時頃、ちょうど店員さんが入荷したものを棚に並べているところだった。
特に人だかりがしているという事もなかった。
犬・猫用のおしりふきは、G&Pが下痢になった時にでも使おう。

おとといくらいからは、コンビニやスーパーでパンなども見かけるようになった。
関東の店頭での状況は本当は全く問題ないのではないかと思う。
店頭から物がなくなっているのは、だだの買い占めによるもので
ある意味、パニックになった一部の人たちが起こしている状況だ。

今、東京郊外に住んでいる私たちには、
食べる物も暖かく眠れる布団もある。有り難い。
計画停電はあるが、これだって事前に知らされているので対処できる。

被災地の方々に対して不謹慎ではあるが、この地震のおかげで
普通である事の幸せ…を強く再認識する事ができた。



写真は、左からいちご作ポンちゃんの花瓶、りんご作グラス、ばあや作グラス。
3月5日に旅行に行った長崎市の瑠璃庵という工房で吹きガラス体験が出来た。
ひとりひとりにスタッフさんが付いてくれて、
危険な作業(炉からガラスを棒に付けて取り出したり、熱いガラスを切ったり)は
スタッフさんがやってくれるが、ほとんどの行程を体験する事ができる。
まず、6~7種類の一輪挿しやグラス見本の中から
自分が作りたい物に近い形の物を選び、次に色合いを決める。
そして、糸をひいたような模様や、泡のような内包物を入れるかどうかを決める。

熱くて水飴のようにふにゃふにゃしているガラスの固まりを棒につけて
片手でぐるぐる回しながら、もう片方の手で水に濡らした新聞紙で丸く形作っていく。

色のついた粉状のガラスを先につけるとすぐに溶けて、色のグラデーションが出来る。

その後、棒がストロー状になっているので、ふーっと吹くと
先についているガラスの固まりが膨らんで電球のような形になる。

切り離してもらったガラスを今度は反対向きに棒にくっつけて
切り口に大きなピンセットのような器具を入れながら口を好みの大きさに広げて行く。

スタッフさんがガラスの液を水飴のように垂らしてくれるので
棒をぐるぐる回しながらガラス器で受け止めていくと糸のような柄が付いていく。

りんごのグラスに入っている泡は、重層(?)のような粉を付けたと言っていた。

本当は、ばあやとりんごのグラスは出来上がりが同じくらいの大きさの予定だったのに
ばあやの方が吹き方が強く、ガラスが大きく膨らんだのでこんなに差がついた。
私の一輪挿しも「ああっ、強く吹き過ぎですっ!」とスタッフさんに言われたのは時遅く、
一輪挿しというより普通の花瓶になってしまった。
でもいいの。この方がお花がたくさん入るから。
実際には今でも毎日余震があるのでポンちゃんの祭壇にはおいていません。
倒れて水がこぼれても大丈夫な、台所の流し台の上に…。

赤いパンツがばあや、ピンクのアームカバーはりんご、サングラスはスタッフさんです。



早く日本中に本来の普通の毎日が戻ってきますように。
暖かくなって、避難所の方々が寒さから解放されますように。
物資が十分に供給されますように。
原発の事故が収束しますように。




忘れていないよ

2011-03-08 22:40:25 | Weblog

もちろん忘れていないよ。
それどころか、今年1月初めに実家の父が亡くなったので
逝ってしまった家族の事を同時に思い出す事が多い。
3年前にポンちゃんのお墓を一緒に作ってくれた父が、
思いがけず、たった2ヶ月の闘病で他界してしまった。

11月、12月は一日おきに高速道路を走っては通い、
母と交代で泊まりで病院の付き添いをしていた。
あまり話せるような状況ではなかったが、
それまで年に数回しか会う事のなかった父と
最後に一緒にいる時間がたくさん持てた事は良かったと思う。

今頃は、あちらの世界で
「よう! ポンじゃないか!」
「あっ、じいじ!」
なんて二人でやってるのかと思ったら
なんだか悲しくないし、
ポンちゃん、じぃじをよろしくね!と思えるくらい。

先日意外な場所で、ポンちゃんの乳歯を入れておいたケースを
15年以上ぶりに見つけた。
ギリシャ土産として知り合いにもらったケースに
脱脂綿に包んで入れておいたものだった。
今はそのケースごと、りんご作の「ポンちゃん小物入れ」に入れてある。

実は先週末に旅行で長崎に行った時に、
ガラス器制作体験で作った一輪挿し(というには大きくなってしまった)を
今日のポンちゃんの3回忌に合わせて祭壇に飾りたかったのだが、
どうやら仕上がった作品が工房から届くのが明日になるらしい。

届いたら、ポンちゃんの好きな黄色のお花を生けて
写真アップします。

(写真のポンちゃんは生後半年くらいの頃)