ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

イケメン? 「ジョージィ君」

2008-08-30 03:13:19 | Weblog
下の記事の手乗り猫ちゃん、
今はもうこんなに大きくなった。
10日前に両親猫の飼い主さん宅では
1.3kgだったから、今は1.5kgくらい?

性格は少し臆病で、すぐに隠れてしまうのに
食べるのは好きらしく、
ゴハンのお皿を見ると、タターッと
やって来て、一気にたくさん食べる。

動きは子猫にしてはゆっくり優雅で、
猫じゃらしも早めに動かすと
すぐについて来れなくなって捕まえられない。
でも、そんなおっとりしたところがカワイイ。

トイレに入る時は、一番奥まで入って行って、
底が見えるほど砂を何度も深く掘ってから
用を足す。
そして後で砂はかけずに、前足でトイレの覆いを
内側からしつこく何度も(30回くらいやるかも)
ガッガッと叩いてから出てくる。
このトイレの入り方の一連の癖が
ポンちゃんにそっくりで、おばさんを喜ばせている。
トイレのフード(屋根)を内側から叩く音が
日に何度か響くのは本当にいいものだ。

出会い

2008-08-25 02:37:27 | Weblog
話がものすごく前後してしまうけど、
「どうしてこの子を選んだのか」
から書かなければ、ニューフェイスの
ご紹介ができないので、
6月にお見合いに行った時の事。

ポンちゃんが亡くなってから、
アニマルコミュニケーターさんの助言や、
自分の中の猫に触りたい&撫でたい衝動(笑)や、
もう一度ポンちゃんと生活したい気持ちなど、
色々あって、4月頃から猫を探し始めた。
出来れば子猫が良いけど、大人猫でもかまわなくて、
でも見かけは長毛で出来れば青い目の子…。
簡単そうでむずかしい注文。

里親募集のサイトに出ている子で、長毛は少数派。
それも子猫はごく少なくて、まして青い目となると…。
だんだん条件を無くしていって探してみたのだけど、
それでも先方と都合が合わなかったりで決まらない。

そんな時、ネットでポンちゃんにそっくりなお顔の
ヒマラヤンの雌猫さんを発見!
しばらくは見るだけで楽しんでいたけれど、
思いきってメールを送って聞いてみた。
出産経験のある子だというのはわかっていたので、
「また子猫を産む御予定はあるのですか?」と。
そうしたら驚いた事に、偶然にもその半月後くらいに
出産の予定があるというお返事だった。
私がシールポイント(体の先端がこげ茶色)の
ヒマラヤンの男の子を亡くして、出来れば同じ色の子を
迎えたいと思って探している事を伝えると、
前回の出産では3匹の子猫が産まれたけど、3匹とも
ブルーポイント(体の先端がグレー)の子猫だったので、
今回もどんな子が生まれるかはわからないという事だった。

ヒマラヤンの妊娠期間を65日と考えると
ポンちゃんの亡くなった1週間後くらいに受胎された子達。
私とばあやとりんごは、何度も一緒に
「どうかポンちゃんの魂、このお母さん猫の
 お腹の子の中に入ってください」
と祈った。
私達の考えている事がわかるポンちゃんなら、
もしそれが可能な事ならやってくれそうな気がした。

こんな事を思いついたのには、有名なACの本
『ペットのことばが聞こえますか』に、
死後、別の体に魂が入って、また同じ飼い主の所に
やってきたヒマラヤンの実話が出ていたり、
『犬と猫のための自然療法』の著者も
生涯で再度、亡くなった同じ(魂の)犬と
暮らしていた事を読んだからだ。
魂は永遠だとか輪廻転生だとかは、信じる人は信じるし、
全く信じない人もいる。
私はどちらかというと「信じたい人」だな。
上記の本の事はともかく、そんな事もあるんだという
夢をみたい。

そして、子猫に会いに行った日。
両親猫の飼い主さんに「5匹産まれました。その中の2匹は
大きくて、男の子で、シールポイントになりそうです。
(この時に生まれたてのヒマラヤンはどのカラーの子も
 最初は真っ白なんだと知った)そしてそのうちの1匹が
とてもかわいい顔をしています」
というメールを受け取った時は、3人して、
「やっぱりポンちゃんだ!」
(ポンちゃんはヒマラヤンの中でも7kgもあり大柄だった)
と、喜んだ。
ばあやはその日、友だちの誘いを断る時も
「今日はポンちゃん探しの旅に出るから遊べない」と
断ったという。
わくわくして飼い主さん宅に向かう車中、りんごが
「でも、子猫を見てもどうやってポンちゃんだって事が
 わかるの?」
と言い出した。単純に、行けばわかると思っていた私も
「う~ん、どうやってかなぁ。
 何かサインを出してくれるんじゃないかなぁ」
と考え込んでしまった。

でも、さすがポンちゃん。
出してくれたんですよ、サインを。

子猫達を見ている間、小さいので遊び疲れたのか
猫団子状態になって次々と眠ってしまったのだけれど、
その中の1匹、私達が迎える事にした子だけが
まだ生後一ヶ月にもならないのに
ポンちゃん得意の「自分で腕枕」で眠り始めた。
最初にばあやが気づいて(見てっ!)と耳打ちしてきた。
(本当だ~~っ。これって、ポンちゃんの癖じゃん)
やっぱり、わかるようにしてくれているんだと、
とても偶然とは思えなかった。

まだ手乗りの乳飲み子だったので、
また8月にお迎えに行く事を約束して帰ってきた。

その後、ばあやの公演、帰省などで日程が合わず、
今週やっとお迎えに行ってきた。
すごく大きくなっていて、もう1.3kgだった。
でも予想通りの美猫ぶりで、行動も典型的ヒマラヤン。
やっぱりこの子を迎えて良かった。

※写真は生後1か月弱の頃

ポンちゃんのお墓完成!

2008-08-22 01:07:47 | Weblog
埋葬時に何の変哲もない
河原の石を墓石に見立てて
置いただけのポンちゃんのお墓。

いつかペイントしようと、
ずっとずっと気になっていて
先週末から数日間帰省した時に
ついに完成しました!

これでやっと気持ちがすっきりしたと言うか、
亡くなったポンちゃんのためにしてあげられる
数少ない大きな仕事だったも知れない。
もちろんポンちゃんの事は毎日何回も考えるけれど、
今は具体的に出来る事が、祭壇にお花やお水を
お供えするくらいしかなくなってしまって、
あとは気持ちの中で一緒にいるだけ。
生前の想い出や、今の思いが、心の中でぐるぐる回って、
浮いたり沈んだり、弾けたりぼやけたり。

久々に「ほら、こんなの出来たよ! 気に入った?」と、
新鮮な気持ちでいっぱい話しかける事ができた。
出来上がった墓石のてっぺんを何度も撫でて、
まるでポンちゃんの頭を撫でるみたいに
「かわいいね、お利口だったね」と繰り返して…。

りんごが集中力を発揮したので1時間くらいで、
本当にかわいい顔のポンちゃんを描いてくれた。
まさに「これぞポンちゃん」という表情。
何だかこちらを見つめられているみたいで、
私もじーっと見つめ返してしまう。
墓石と見つめ合う飼い主…、
なかなかいないかも知れない(笑)。

ペイントした石を庭の片隅の埋葬場所に設置し直して、
両脇にヒマワリを植えた。
そして庭で摘んできたお花も添えて、
ポンちゃんの大好物だったトウモロコシもお供え。
真ん中のポンちゃんは白薔薇の花園にたたずむ王子様。
天国でもこんな風に過ごしてくれているといいな。

ちなみに、いちごおばさんが担当したのは
バックの空と雲と文字だけ。
そこにりんごがポンちゃんを描いた後に、
ばあやが両脇の薔薇の花を描いてくれた。
一応、合作ということで…(笑)。

母は「外に置いておくのはもったいない」とか、
「ビニールでもかけておこうか」とか
言ってくれたけど、だって墓石だものね。
このままでいいよね?
帰省するたびに、さっとお水をかけたら
埃が流れて鮮やかな色が見えてくる
っていうのが、いいんじゃないかな。

ばあや、TVドラマ出演!?

2008-08-15 02:22:29 | Weblog
私もまだ読んでいないんだけど
「キャットストリート」という
有名な少女漫画があって、
現在TVドラマ化の撮影中。
その第一話と第五話に
ばあやが出演します!

…って言うと、何だかすごそうでしょう。
でも、実際にはきっと画面の隅っこの方に
脇役のそのまた脇役くらいのレベルで
写っているだけかも知れない。
なにせ、本人もVTRを見ていないので
状況がつかめない。

 ストーリーの主人公は、少女時代に天才的子役だった…
 という設定で、「サニー」(アニーのもじり?)という
 ミュージカルで主役を演じた。
 でも、その舞台の大事な場面で全くセルフを
 しゃべる事ができなくなって、それがトラウマになり、
 登校拒否から始まり、ひきこもり、人生が一転していく…。
 という話で、そこからは大人の女優さんにチェンジ。

少女時代を女優の美山加恋ちゃんが演じていて、
ドラマ内でミュージカルに出演している仲間達を
ばあやの所属する素人劇団のメンバーが演じているのだ。
ミュージカルの場面が結構本格的で長いので
実際に歌って踊れる子達が良いという事で
劇団の事務局にお話しが来たらしい。
ばあやの劇団には首都圏で18の支部(姉妹劇団)がある。
最初、自分の地元の公演が終わっていて、
有る程度踊れる子達が14名選ばれていたのだけれど、
ばあやと友だちは先週の地元の公演も終わっていないのに、
劇団の代表に「出たい~、出たい~!」と頼み込み、
16名に増やしてもらった。
商業的な劇団ではないので、こういうところは緩いのだ。

で、FAXで送られてきた6月のスケジュール表を見ると、
4回のリハーサル場所は、なぜか横浜市の緑山スタジオ。
「キャットストリート」はNHKのドラマなのに、なぜ?

でも、緑山スタジオと言えばTBS。
当時、我が家ではTBSで放映中だった青春野球ドラマの
「ROOKIES」が人気で、「あにゃ、あにゃ(安仁屋)」と、
市原隼人君の事を騒いでいた時期だったので、
ばあやは、「あにゃに会えるかも?」と期待していた。
市原君が何だかガクランを来た猫みたいだと言って、
昔のなめ猫(古~!)みたいなイラストも描いていたくらいで。
でも、ROOKIESって、ほとんどの場面がロケで
スタジオ撮りはあまりないドラマだった(涙)。
かわりに隣のスタジオでは、渡る世間はなんとか…
というドラマの撮影をしていたとか。

7月には都内の某劇場で3日間に渡り本番のロケがあり、
うち1日は、強制ではないけれど劇団の父母会も
エキストラとして借り出された。
定員600名の劇場に集まった父母会や友人・知人300名。
満員に見せかけるため、カメラの角度によって
会場内の右に寄ったり、左に寄ったり、前に寄ったりで
ああ忙しい忙しい。
そしてADさんの指導であやしい演技をする我ら。

「はい、そこの親子! 合図してふたつ数えたら、
 後ろを振り向いて友だちに手を振るような仕草をしてください」

「そこの白い服の人、いったん席を立って、合図してから
 遅れて来たという風に、急いで席に向かってもらえますか」

「そこのお二人は音も入りますからね。
 しゃべりも本物っぽくしてくださいよ~」

などなど、いきなり指名されて役者にされてしまう父母会員。

美山加恋ちゃんがセリフを言えなくなる場面では、
300名全員が役者にされてしまう状況だった。
「いいですか、皆さん? 
 僕が手を挙げてから、心でふたつ数えたら、
 ざわざわし始めてください。最初はこそこそと、次は大きく、
 そして段々と絶対おかしいよ!という風に、ですよ」
(あの~、うちら素人なんですけど)

これを3~4回やらされ、また演技指導。
「いいですか、皆さんはサニーの常連客なんです。
 毎年見に来ているけど、今回は何か違う。
 ここはセリフがあったはず、と思っている。
 だから口に出して『おかしいよね』とか、
 『どうしたんだろう?』とか怪訝そうに色々言ってください」

言われるままに、りんごと顔を寄せ合い、
「どうしたんだろう、あの子? セリフ忘れたのかな?」
「何も言わないのおかしいよね」
などとしゃべる私達。マイクから離れた席に座ったので、
絶対に声は入らないのに。

舞台上でスタッフの人達は出演者達のアップを撮っていた
と思ったら、今度はADさんが、
「さっきは客席後方からの撮影でしたが、今度は舞台上から
 (主役の背後から)皆さんの方を撮ります。
 1時間前と同じ芝居をしてくださいよ~」
あの、うちら素人なんですけど。同じ芝居って何?

こんな調子で10時に始まった撮影は15時半くらいまで続き、
その後やっとお昼のお弁当と記念品のボールペンが配られた。
TV撮影って厳しい。
ワタクシ、お腹が減りやすいから無理だわ。

ばあや達はこの日以外にも3日間撮影があり、
舞台上のミュージカルのダンスの場面とか、
練習の日の場面とかを撮影したらしい。
その様子は、NHK総合TVで8月28日20時スタートの
連続ドラマでどうぞ(って、何か宣伝みたい)。

*   *   *

あいにく「ROOKIES」のピッチャー安仁屋こと、
市原隼人君には会えなかったばあやだけど、後日談がある。

「キャットストリート」の撮影数日後に
私が毎週ヨガ教室に通っている市民体育館に行ったところ、
前のバス停に制服のギャルが大勢いて、
TV撮影のスタッフや大道具さんらしき人達もいた。
ばあやに「何かの撮影やってるよ」と電話したけど、
テスト期間中だったので、「勉強するから行かない」
との事だった。

翌日、ばあやが中学校に行くと
隣の席のヒツジ君(と呼んでいる男子)が
「昨日、セブンイレブンで安仁屋(市原隼人)に会った」
と言ったらしい。
セブンイレブンは体育館から2分ほどの場所で、
ばあや達の中学のすぐ前。
なんとあの撮影は「ROOKIES」だったのだ。

「ええええっ! そ、それで、どうしたのっ!?」
とヒツジ君に詰め寄るばあや。
「もちろん、やばい、安仁屋だっ!と思って
 店を飛び出して逃げて来たよ!」

ヒツジ君、君は中学生にもなって、
ドラマの中と現実の区別もつかないのかね~。
(ドラマで安仁屋は不良役)
サインのひとつでも、もらったと思ったばあやは
「ヒ、ヒツジのばかぁ~…」と、
それはそれはがっかりしましたとさ。

やっと終わった

2008-08-10 02:33:09 | Weblog
毎夏恒例の子どもミュージカルの
公演がやっと終わったー!
この4年間、これが終わらないと
夏休みが始まらないっていうくらい
我が家の大きなイベントになっていて、
無事に終演できるとホッとする。

今年も昨年に引き続き、猫友の
TAMIさんガラピニャーダさん
そして初めてお会いするフェイママさんが
見に来てくださった。
お忙しい中、遠い所までありがとうございました!
TAMIさんもフェイママさんも、猫ちゃんが腎不全で、
闘病中はお互いに情報交換したり、
励まし合ったりした戦友とも言える方々。
奇しくもフェイちゃん、ハル様、そしてポンちゃん、
3匹とも今年になって旅立ってしまったけれど、
(ガラピニャーダさんのガラピンも以前に別の病気で)
こうして、飼い主さんがお誘いに応えてくださる事、
とってもありがたい。

ミュージカルの演目は広島市佐伯区に伝わる
あまんじゃく伝説を脚色・ミュージカル化したもの。
舞台は昭和初期の広島。津久根島の見える村。
ばあやの役は、ダブルキャストで
二公演が村のガキ大将の役で、他の二公演が
伝説の中の寺の息子で変わり者の青年の役。
劇団員はあやしい広島弁を使いながら
セリフや歌を歌っていた(笑)。
ばあやは、出演時間は短いけれど
感情のこもった演技のできる変わり者の青年役が
気に入っていて、涙を流して演じる事もあって
お客さまも何人も、もらい泣きしていた。
どうやって演じながら涙を流すかって?
それは今年3月にあったお別れを思い出せば…。

演目が今年は時代物だったので
女物のゆかたの袖を男物仕立てに直したり、
(ばあやは背が高いので、毎年男役になってしまう)
色々な昔の遊び道具を探して来たり、
(竹馬まで父母会で制作した)
チラシを作ったり配ったり、協賛スポンサーを探したり、
連日の練習場所の確保や、
当日の舞台スタッフ、キャストの弁当手配から
打ち上げパーティーの準備など。
毎年、5月くらいになると
「自分はどこか新しい会社に就職したのか?」
っていうくらい沢山の仕事が湧き出てきて(笑)、
父母会の中で分担してこなしている。

N先生は、働いているのが動物病院なので
今年は電話でのチケット受注係と
(看護婦さんがやるのでしょう)
当日の受付カウンター係をやってくれた。
N先生の息子さんは最年少なので、疲れすぎたのか
打ち上げパーティーの会場で、
椅子にきちんと座りながらも爆睡というスゴ技を披露。
でも、講師の先生方への花束贈呈の時には、
すくっと起きてきて、プレゼンターの役目を
ちゃんと果たしてくれた。
幹事だったいちごおばさんは、爆睡姿を見て
急遽他の子に変更しようかとドキドキだった。

公演自体も大きなミスもなく、滞り無く行えた。
はぁ~、これでやっと夏休みの宿題をしてもらえる
っていうもんだ。
ワタクシも自分の仕事、再開しないと…。