ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

キャットシッターさん

2008-12-27 00:45:57 | Weblog
お正月の帰省、
今回は訳あって
猫達を連れていけず…。
約4日間もお留守番は
出来ないだろうから
友人をあたってみた。

約2年前にポンちゃんの妹猫を亡くした
隣市の友人一家が預かってくれる事になった。

しかし考えてみたら、出発の日は夕方近くまで在宅するし、
中2日間が完全に留守になるだけで
帰宅する日も午後には戻ってくる。
2日間のために、行き帰り30分ではあるが車での移動と、
見知らぬ環境と見知らぬ人達の中で緊張して過ごすのなら
いっそ2匹で家にいた方がいいかも知れないと考え直した。
前からHPを知っていた市内のキャットシッターさんに
メールで問い合わせたところ、年末年始は毎年ピークになるが
我が家の日程なら、まだなんとかなるとの事だった。

もともと友人は乗り気ではなかったので
理由を話して、またの機会にお願いする事にした。

そして昨日、初めてお願いするキャットシッターさんが
打ち合わせと契約のためにうちに来てくれた。
同年代ではあったが「元アイドル?」というくらいかわいい方。
明るくて優しい感じだったので、猫にも好かれるだろうな~
と思っていたら、最初は怖がって離れたところから見ていた
ジョージィ君がずんずん寄って来て、コロンと横になった。
それを見た私も、ばあやも、りんごも、ポカンと口が開いた。

うっそ~!
ジョージィ君て、そういうキャラだっけ?
おばさんに慣れるのだって、すごく時間がかかったじゃん。
ちっくしょ~、…じゃ、なかった…、
シッターさんに自分から近づいて手を舐めようとしたり、
脚にくっついて、くんくん匂いを嗅いだり。
帰る時には、足もとでヘソ天までしてみせた。

もうもうもう、ただビックリした。
家族が玄関から入って来ても、今でもビクッとして
ダーーッとキャットタワーに逃げ込むジョージィ君が
こんな様子だったので、超予想外で、唖然とするやら
逆に留守をシッターさんにおまかせするので安心するやら。

ちょっとちょっと、ジョージィ君?
あんたポンちゃんが乗り移ってるでしょ?
綺麗な女の人が好きなのは、ポンちゃんの得意技。
家に来た女性の足もとにコロンとしたり、
撫でてもらうために自分からゴッツンコしに行ったり、
ポンちゃんは「女の人が好き」で有名だった(誰の間で?)。

シッターさんにお世話をお願いしても、きっと隠れていて
2匹ともシッターさんが帰った後にゴハンを食べるんだろうなと
予想していたので、昨日のジョージィ君の行動で安心出来た。
逆に昨日は人懐こいポージィ君がタワーに登ったままで
そのうち眠ってしまったけど、気まぐれなポージィ君の事、
また当日になれば懐くかも知れないし、ジョージィ君を見て
安心して自分もシッターさんに近づくかも知れない。

2匹とも寒がりではないので、暖房は何もつけないで
コタツの中に小型のペットヒータだけ入れて置く事にした。
ゴハンとトイレはシッターさんがお世話してくれて
遊びながら毎日1時間ほど在宅してくれるという。
2匹の様子もメールか紙(紙の場合は帰宅後に読む)か
希望の方法で教えてもらえる。
何よりもシッターさんがとても感じの良い方だったので
この人にお願いすれば大丈夫という気持ちになれた。

打ち合わせでは専用の用紙に、我が家でのトイレの処理、
ゴハンのあげ方、2匹の行動の特徴や身体的に気を付ける事、
空き缶の処理からカーテンの開け方まで細かく聞いて記入して、
最後はお渡しした合い鍵でちゃんと玄関ドアが開くかどうか
確認してから帰られた。

おばさんは猫好きの人がやって来たのが嬉しくて、
ついつい関係のない長話をしてお引き留めしてしまった。
口が勝手にポンちゃんがどんなにかわいかったかをしゃべり、
手が勝手に引き出しから、ポンちゃんの写真をたくさん出して
お見せしている…という有り様だったけど、
シッターさん、優しく聞いてくれた。

シッターさんも最初はポンちゃんの写真の前の水入れを見て、
「お水はここに置くんですね?」と言っていた。
うちには骨壺が置いてないので、写真立てのポンちゃんの写真を
ジョージィ君かポージィ君の写真だと思ったようだった。
「いえ、違うんです。これは先代の猫で…」
という事から話が長くなり、スミマセン。

実は十数年前から職業としては知っていた「キャットシッター」。
今回初めて実際にお会いして、
きっと皆さん、猫に好かれるオーラの出ている人達に違いない
と、確信した。


ついに目撃

2008-12-21 23:11:04 | Weblog
毎朝、ポンちゃんの
遺影の入っている
写真立ての前に
お水をお供えしている。

1か月くらい前から、お水を取り替える時に
「あれ? 昨日は量が少なすぎたかな?
 起き抜けで寝ぼけていたのかな?」
と思う事が何度かあった。

置いてあるキャビネットの高さは約75センチ。
出窓もほとんど同じ高さで73センチだが、
2匹とも一度でジャンプできない。
生後2か月の子猫だって乗れそうな高さなのに
なぜかうちの2匹には、そそり立つ絶壁に見えるようで
挑戦するところすら見た事がない。
パソコンのイスに登り、イスからパソコン机に登り、
机を伝わって近くの出窓に乗り移るという運動神経の悪さ。

キャビネットの横には同じくらいの高さの物入れしかないし、
2匹が飛び乗ってお供えのお水を飲む事はできないから、
室内が乾燥していて水分が蒸発したのかも知れない。
と、数週間思い込んでいた。

ところが、今日はじめて目撃してしまったのだ。
ジョ、ジョージィ君がお水を飲んでいる~っ!
カメラ! カメラ!
ジョージィ君てば、いつの間にか
キャビネットに飛び乗れるようになっていたんだ。
でも、今まで私の見ている前では決してやらなかった。
ポンちゃんのお水を飲むのは悪い事と
思って見せなかったのだろうか。
ごはん用のお盆の中のもっと大きな器に
いつでもお水は入っているのに、こっちがおいしいの?

でも、いいんだよ~♪
だって君はポンちゃんなんだから。
ポンちゃんがポンちゃんのお水を飲むのは当たり前。
腎不全は喉が乾くのに、最後はあまりお口をお水で
湿らせてあげられなかった事が気がかりだった。
だから今、こうしてお供えのお水を飲んでくれる事が嬉しい。

ところで、ポージィ君は?
お供えのお水は飲めるかって?
無理、無理。
だって、ポージィ君と来たら、
おばさんがパソコンのイスに座っている時に
毎日「うにゃうにゃ」と言ってお膝に乗りたがるんだけど
膝にジャンプするのも、3回に1回は失敗する有り様。
横に飛ぶのは人並み(猫並み?)なんだけど、
どうも縦に飛ぶのが大の苦手らしい。
でも、ずっと家の中で過ごすのだったら
縦のジャンプ力はあまり必要ないから、大丈夫だからね。

ペット保険

2008-12-11 01:07:26 | Weblog
入るべきか、入らざるべきか?
それが問題だ。

うーーん。うーーん。
飼い主、さんざん悩んだ末に
ジョージィ君&ポージィ君は
ペット保険に加入。

2匹とも、今月で生後7か月になる。
そろそろ去勢手術を考えないといけない。
ポージィ君はともかく、ジョージィ君は
2匹が離ればなれになると、とても不安になるようなので
N先生に2匹一緒に(同じ日に)手術できないか聞いてみた。
答えは、手術自体は出来なくもないけれど、
もしどちらかに何かあった場合、術後の猫が2匹いるのでは
飼い主が対応できないだろうとの事だった。
なので、片方を手術をして数日後に、
その子の体調が完全に大丈夫になった事を確認してから
もう1匹…という日程になる。
術前の血液検査等は2匹一緒に何日か前に連れて行ってもOKで、
その時に詳しい日程を決めるらしい。

血液検査…と聞くと、今でもビクっと反応してしまう元介護人。
そしてさらに「もしや何か病気が潜んでいるかも知れない」とか
余計な事にまで気持ちが回ってしまう。
血液検査は去勢手術の麻酔をかけられるかどうか確認するために
行うものだけど、当然他の結果も出てくる事になる。
ジョージィ君の口の中の色がポージィ君より薄い赤で
体温もいつもポージィ君より低いのは貧血なんじゃないか、とか、
ジョージィ君の動きがポージィ君よりノロノロなのは
どこか体調が悪いんじゃないか(デブなだけ?)とか、
色々考えついてしまってまずい。
やっぱり先回りして心配する癖が抜けない。ふぅ…。

そこで思い当たったのが、2匹は保険に入っていないという事。
ポンちゃんの時は考えもしなくて、加入していなかったけれど、
やはり動物と生活するとなると(人間でも同じだが)、
怪我や病気と完全に無縁という訳にもいかない。

ポンちゃんの約16年間の猫生で怪我はほとんど無かった。
大きな病気は2回あった。
最初は尿砂で尿道が詰まってしまって手術&2週間入院した時。
次が腎不全になって2年以上闘病した時。
命はお金の問題ではないけれど、それでもお金がかかり続けると
飼い主は経済的な問題からもどんどん不安な気持ちになっていく。
自宅でシリンジで輸液していた事もあり、かなりの金額がかかった。
おかげで車が今でも14年前のもので、多少デコボコの部分もあって、
走る化石のままだけど、それでもいいのさ。
新車の代わりにポンちゃんと2年以上も過ごす事ができた。

もし、保険に入っていたら?
腎不全の場合は治療期間が長引くので、
少しはまとまった金額が戻ってきたかも知れない。

今回、ジョージィ君&ポージィ君が保険に加入するにあたって
補償内容を調べてみたのはアニコムとアリアンツだけだった。
大手でないと、もし保険会社自体がつぶれてしまったら…
なんて考えてしまったので。
保険は1年ごとに更新なので、2歳くらいまでは加入していて、
その後2匹の様子を見て、丈夫そうな子達だと確信できたら、
また7歳くらいまでは保険なしでいこうと思う。
だって保険料、猫2匹でもかなり高い。
加入しようかどうしようかと何日も迷うほど高い。
もし、何かの病気にかかってしまい、
保険のおかげでかなり治療費が戻ってきた…という展開になったら
「入っておいて良かった」という事になるんだろうけど
こればかりは予想がつかないし、病気になる事自体は歓迎出来ない。

補償回数に制限のあるアニコムに対して、
回数に制限がなかったのでアリアンツに加入した。
補償にも50%と70%のプランがあり、当然保険料も違うので
(というか払いきれないので・汗)50%補償プランに加入。
病気にならないのが一番なんだけど、
もし病気になるなら、保険のきく病気になってね…という、
わけのわからない飼い主の心情。とほほ。

すでにポージィ君に関しては、白内障が悪化して治療しても
それに保険は一切適用されない。
以前に「若年性白内障の疑い有り」と診断されてしまったためで
保険加入以前に発覚した病気という扱いになってしまうそうだ。
N先生は「白内障で出来る事と言ったら手術くらいですから、
そんなに何回もお金はかかりませんよ」
と言ったけど、その手術がお金かかるんでしょう? 

ポージィ君、頼むね、白内障にならないでおくれよ~。
おばさん、しょっちゅう祈り倒しておくからね。
できる事といったら、直射日光をあまり見させないようにする事。
それから、たまにレイキもあてているけど、
じっとしてくれないので、あまり出来ていない気がする。

さて、来週で保険加入後1か月になり、適用期間に入るので
血液検査に行ってこようかな。
ここしばらく動物病院に用事はなかったので、
通院には何だか乗り気になれないけど、もし去勢手術が遅れて、
スプレー行動とかが始まってしまったら困るので、仕方ない。

大きくなった2匹、果たして一緒にキャリーに入るだろうか?
試してみなければ!