ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

初めてのシャンプー

2008-10-28 19:08:44 | Weblog
本格的に寒くなる前に
シャンプーをしてみようと、
昨日と今日で2匹をゴシゴシ。

2匹とも長毛なので、
子猫のうちにシャンプーに
慣れてもらわないと、
いざ洗おうという時にパニックになってしまう。
ポンちゃんは、人間の子ども達が生まれる前は
飼い主に余裕があった事もあり、
月2回はシャンプーしていた。
夏は洗われると気持ちが良いらしく、
ハイになって半乾きの体のまま走り回っていた。

さて、どちらから洗おうかと考えて、
好奇心旺盛で物怖じしないポージィ君を
最初にお風呂場に拉致。
温かいシャワーが気持ち良かったのか一言も鳴かずに
されるがままだったので返って拍子抜けしてしまった。
使用したシャンプー・トリートメントは
バロンオーガニックシリーズ。
トライアルサイズが出ていたので初めて使ってみた。
原材料が自然の成分だけなので、きつい匂いがなく、
人間的にも心地よい香りだった。

ところが、こんな香りでも猫的には大事件だったらしい。
しっかりとドライヤーで乾かしたにもかかわらず、
ジョージィ君がポージィ君を避けるようになって
しまったのだ。
普段一緒にいる事の多いふたりだが、どちらかと言うと、
ジョージィ君がポージィ君にくっついている感じだった。
「ポージィ君どこに行くの? 
 ベランダ? じゃ、僕も行くよ」
「ポージィ君、もう寝るの? だったら僕も寝るね」
とか、
「ポージィ君、キミのゴハンの残り食べてもいい?」
などと言いながら…。

それが、シャンプー後のポージィ君の匂いを嗅いでから、
出窓のサッシとカーテンの間に引きこもってしまった。
さすがに食いしん坊なので、ゴハンの時には出てきたけれど、
食べたのはいつもの1/3くらいで、再び引きこもり。
寝る時も、いつものケージに一緒に入れたら
他人と同室にされた人みたいに硬くなっている。
一方のポージィ君はと言えば、いつも通りマイペースで
ゴロンゴロンしていたのだけれど。

ジョージィ君は、洗わなかったポージィ君の頭の部分の
匂いを嗅いでは、「これはポージィなのか別猫なのか?」
と迷っているような感じだった。
今朝になっても、この様子は変わらなかった。
一日くらいではシャンプーの香りが無くなるわけもなく、
しばらくはこのままで仕方ないのかと諦めた。
そして、早くしないと段々と寒くなってしまうので、
今日はジョージィ君をお風呂場に拉致。
こちらは3回くらい「にゃぁ」と小声で言ったけれど、
同じくされるがままだった。
やっぱりヒマラヤンって、気性が穏やかだ。
半袖・半ズボンで臨んだので爪痕も覚悟していたのに、
そんな事とは無縁だった。

ジョージィ君にドライヤーをかけてリビングに放すと、
驚いた事に状況がちょっと変わった。
2匹の距離が縮まったのだ。
ジョージィ君は出窓に引きこもる事もしないし、
昨日のように、ポージィ君が近くに来ても避けたりしない。
自分も同じ匂いになった事で何かが変わったようだ。
予期していなかった事だけど、かなりホッした。
普段仲良しの二人のあんな他人行儀の関係は
どれくらい続くのか予想も出来なかったし。

多頭飼いの場合、誰か1匹が病院に行って帰ってくると、
他の猫に威嚇されたり避けられたりする事があると
読んだ事はあるが、今回同じような事が起きてしまった。

でも2匹が同じ匂いになって少しでも安心したのなら、
去勢手術は2匹とも同じ日にやってもらえたら大丈夫って事?
またまた変なアイデアまで思いついてしまい、
現在メールで獣医さんに問い合わせ中。
でも、きっとダメだろうなぁ。
N先生の病院は獣医師は先生ひとりだけだし、
それに2匹の成長具合(体格)が全然違う。
洗って濡れたら、ますます小さく見えたポージィ君と、
期待したのに洗ってもおデブのままだったジョージィ君。
お腹が牛のおっぱいみたいに垂れ下がっていたヨ。

※写真は数日前の仲良しのふたり。ふと見たら台所の隅の
 イスでこんな風にしていた。まるで猫の置物みたい。

歯磨き出来るかも

2008-10-20 22:59:39 | Weblog
ずいぶん間隔のあいた更新に
なってしまった(汗)。
久々にスケジュールに
追いつかないような仕事があり、
先週やっと作業は終わったものの、
年齢のせいなのか
いまいち疲れの抜けない日々。
今日は、このあいだ隣駅に出来たアイスクリームショップまで
車で足をのばし、栄養補給(?)してきた。

りんごはまだ小学生で、顔や口も大人より小さいので
歯ブラシは「10~12歳用」か、
大人用のコンパクトヘッドの物を使用している。
先日スーパーで新しい歯ブラシを選んでいる時に
不思議な形をした子ども用の歯ブラシを発見した。
軸の回りに360度ぐるりとブラシが生えている(写真上)。
商品名は「たんぽぽの種」といい、パッケージの説明によると
通常の半分の細さの極細毛が21000本(普通のブラシの20本分)も
植え込まれているという。
お値段も特に高くはなく、二百円台だったと思う。

試しに1本購入してみた。
りんご用にではなく、猫用に(笑)。
いかにも猫がじゃれつきそうなこの形にピンときて、
どさくさにまぐれて、歯磨きが出来そうな気がしたから。

パッケージから出していると、
予想通り、好奇心旺盛なポージィ君がやって来た。
で、さっそくブラシにじゃれついて、
こちらがやらなくても勝手にお口の中にブラシをイン。
うまくタイミングを見計らって、片手で頭を後ろから支えて
片手でブラシをシャカシャカ前後に動かしたら
簡単に歯磨きが出来てしまった。
ブラシの毛がしっかりしているわりに細くて軟らかいから、
子猫の歯茎を傷つける事もなく、簡単に出来た。
ポージィ君が嫌がりそうになったら手を離して、
またブラシで勝手に遊ばせて、隙を見てまたシャカシャカ。
歯の裏側は無理でも、表側は十分磨ける。
(写真は片手でカメラを持ったまま撮っているので
 ボケボケですが、両手を使えば歯磨きも簡単)

実はポージィ君は、先日の結膜炎の時に目薬を差すのも大変で、
ジョージィ君と違って爪も切らせてくれないので
タオルで全身を包んでから切るようなじっとしていない猫なのだ。
まだ投薬をした事はないけれど、それもかなり難しいと思う。
そんなポージィ君でも出来るのだから、
この歯ブラシで歯磨きの出来る猫さんが大勢いるかも知れない。

ポンちゃんは歯磨きの習慣がなかったので、
歯石がたくさんついていた。
腎不全になってから、いろいろと調べていたら、
腎臓自体の悪化よりも、腎不全による口内炎の悪化で
口の中が痛くて食べられない→食べない事でさらに腎臓が悪化
という経過を辿るケースが多い事を知った。

歯石を取る道具や歯磨き用のガーゼみたいな素材の指サックなど、
買い揃えてはみたものの、今まで歯磨きの習慣がなかったのに、
老猫になってから歯磨きが出来るわけもなく…。
その上、通院、輸液、投薬など嫌な事が山積みだったので
結局、それらは使わず終いだった。
通院の時に、歯茎が若干赤くなっていると言われていたので、
「どうか口内炎になりませんように。ずっと食べられますように」
と、ただただ祈るだけだった。
幸い口内炎になる事はなく、最期までゴハンを食べる事が出来た。

小さい頃から歯のケアだけでもちゃんとしておけば
将来お口のトラブルが最小限に押さえられるかも知れない。
…とは言え、この飼い主(自分)は、怠け者兼忘れっぽいので
どこまで習慣化できるか、全く自信はないのだけれど…。

※追記●ちゃんと調べたところ、ポージィ君の使用しているのは
 「たんぽぽの種シリーズ」の中の「たんぽぽの種KIDS」という
 種類でした。たまたま私は近所で300円弱で購入しましたが、
 400円弱で販売しているお店が多いようです。
 他に大人用、さらに高品質のものがラインナップされています。

※ちーくんママさん、コメントのお返事遅くなってごめんなさい。