ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

ジョージィ君、手術可能に

2009-02-25 00:21:41 | Weblog
肺または心臓に影のあったジョージィ君。
2週間気管支拡張剤を服用した後に
先週末、再度レントゲン検査に行ってきた。

お薬を飲み始めて1日くらいで
1分間に50~60回くらいだった呼吸数が
25~30回に減っていたので、薬の効果は感じていた。
病院で胸のレントゲンを撮ってもらうと
今回は心臓の形がはっきりと写っており、
前回は肺に炎症か何かがあった事がわかった。

ただ心臓自体が若干肥大しているという事と、
肺に何が起きているのかはっきりと確認出来ていない事は問題で、
今後も調べていかなければならない。
一生、気管支拡張剤を飲み続ければ良いという訳ではないので
とりあえず今週末に去勢手術が済むまでは、
お薬で調子を維持していく。

気管支拡張剤に含まれる利尿効果の副作用なのか、
便がカチカチに硬くなって量も少なくなってきたので
1日1/2錠×2回を1/4錠×2回に減らす事になった。
減らした後の呼吸数は1分間に30回前後になり、
やはりお薬の影響が大きい事がわかった。

術前には再度血液検査をして、投薬による腎機能、肝機能への
影響が出ていないか調べてくれるそうだ。
いずれにしても、今の呼吸の感じなら
手術に問題はなさそうなので良かった。

実は最近、ジョージィ君にさかりがついたような(?)
不審な行動があるので、なんとなくあせっていた。
先日もパソコンのイスに座っていた時に足が寒いので
床に座布団を敷いて、そこに湯たんぽを置いて
その上に足を載せていた。
しばらく席を立って戻ってみると、なにやら変な匂いが…。
なんと、ジョージィ君が座布団の上におしっこをしていたのだ。

……意味がわからん。

何が気に入らなかったのか。
湯たんぽは猫じゃない、ライバルじゃないよ。

床の上に仰向けになってクネクネした感じで
ウニャウニャ言ってるし、これってやっぱり発情の前触れ?
たくさん鳴くようになったら近いと聞いた事がある。
前はジョージィ君、無口だった。

手術が間に合って、無事に済みますように。

ポージィ君ほぼ復活

2009-02-10 00:16:29 | Weblog
手術後、全く元気の出なかったポージィ君。
昨日くらいから膝に飛び乗ってくるようになって
だんだん痛みも引いてきたようだ。

ゴハンは、痛み止めと抗生剤の注射を夕方に打ってもらった
土曜日の夜中くらいから2~3口食べ始め、
昨日の日曜日も何度か少しずつ食べていた。
今日は通常の一日2食にしたけれど、
普段の半分以上は食べるようになってきたので、
このままどんどん回復しそうで良かった。

お腹の絆創膏は本猫は気にしていなかったが、
自然にはがれてきて、昨日は半分ぶら下がったような状態に
なっていた。(写真は昨日の夜のもの)
今日見たら、もう無くなっていてどこかにいってしまった。
それで、お腹の毛を剃った部分に2センチくらいの傷跡が見える。

ポージィ君の停留睾丸は事前には知らなかったので
調べる事もなく、「なんとか2つ取れました」という事で
安心していたけど、後で調べてみたら結構大変な事だった。

まず腹部の皮下に残った睾丸は70~80%の確率で
後年になって腫瘍化(癌化)するという事。
ポージィ君の場合は足の付け根に近いところにあった
という事で簡単に探せたらしいが、
見つける事自体出来ないような場所に入ってしまう事もあるらしい。
その場合はお腹をかなり大きく深く切らないといけない。

獣医さんによっては、去勢手術というくくりでは
出ている睾丸しか取ってくれない場合や、
停留睾丸の場合は別料金を請求される場合もあるようだ。
ひどい場合になると片方だけ取って、
「ひとつしかなかったので、ひとつ取りました」
と言って猫を返されたケースもあると読んだ。
犬に比べて、猫の停留睾丸はかなり少ないので
停留睾丸の手術自体未経験の獣医さんが多いというのは本当だろうか。

ところで、ジョージィ君はお薬をタブに包んだら、
おいしい食べ物と思っているのか、自分でパクッと食べてしまうので
投薬のストレスがお互いに全くなくなった。
2週間後に手術OKの状態になっているといいな。
少なくともジョージィ君は停留睾丸ではないし…。
いつもアンテナみたいにしっぽをピッと立てて歩いているので
後ろから見るとよく見えるので、こちらは確認済み。
それにお腹の毛がポージィ君みたいな巻き毛ではないので
仰向けの時も良く見えるのよね。
何をアピールしてるんだか(笑)。

去勢手術 問題有り

2009-02-07 17:33:48 | Weblog
無事終了となるはずが、
2匹とも、そうはいかなかった。

結果から言うと、ポージィ君は手術自体は出来て、
現在はオカマちゃん状態。
ジョージィ君は手術が出来ず、今も男の子のまま。

まず手術が出来たポージィ君だが、昨日18時に帰宅後、
今もずっと飲まず食わずのまま。
最後に食べたのはおとといの夜ごはんなので、
胃に何も入れないまま、そろそろ丸2日もたってしまう。

実はポージィ君は停留睾丸だった。
片方のタマちゃんは普通の位置にあったものの、
もう片方が下に降りてきていなくて、
足の付け根あたりの皮下に入ったままだったらしい。
それで普通の手術部位以外に、お腹も少し切る事になった。
傷口が2ヶ所で、お腹の傷は開きやすいので、
縫った上にお腹に大きな絆創膏が貼られている。
先生も私もポージィ君のタマタマの事に事前に気づかず、
手術を始めてから気が付いたらしい。
ポージィ君はジョージィ君と違って、
歩くときも立つ時も常に尻尾を下に向けている。
それでその位置が普段は見えないのと、
仰向けになった時も毛がクシャクシャしているので
何がどうなっているのか見えないのだ。

あまりの元気の無さと帰宅後一日たっても
全く食べようとしないし、水も飲まないので
さっき病院に連れて行った。
あいにく、今日は諸事情で車が使えなかったので、
おとなしいポージィ君を毛布に包み、
リュックに入れて背負ってスクーターで通院。

その私の姿を見て、りんごが漫画「クロ號」の
お兄さん「ヒゲ」みたいだと言って笑うのなんの。
(ちなみにこの猫漫画、妙におもしろいデス。
 他人の書評ですが良く内容が表れているので
 ジャンプできるようにしました)

病院で体温計測、触診、聴診、口の中の視診などを
してもらっても異常はなかった。
たぶん精神的なダメージと、痛みがひどいために
元気食欲が出ないのだろうという事だった。
2日間水分を摂っていないので、皮下輸液50ccと
痛み止めと抗生剤の注射をしてもらって帰宅。
これらは術後のケアという事で無料でやってもらえた。
ポージィ君、今もコタツの中でじっとしている。
いつも元気なポージィ君がこんななので何だかとても淋しい。

そしてジョージィ君。

以前から、ポージィ君に比べると呼吸が速いと思っていた。
夏に2匹とも開口呼吸があったものの、
それは涼しくなるとともに治まっていった。
でも、ジョージィ君の呼吸数はその後も1分間50~60回だった。
咳き込んだり、ヒューヒューいったりする事はないが
寝ている時でも呼吸数がとても多い。
個体の個性といってしまうにはあまりに多いのではないかと、
去勢手術の事前検査の時に先生に話すと、
手術時にレントゲンを撮ってみましょうと言われた。

実はポージィ君があまりにも低い所にしかジャンプできないので
こちらも骨格を調べるためにレントゲンを撮ったのだが、
ポージィ君の骨格には異常がなかった。
(単に運動神経が悪いのか?)

ジョージィ君のレントゲンの結果は
心臓の上半分の形がはっきり写っておらず、
心臓が肥大しているか、肺が炎症を起こしているか
どちらかの可能性があるということだった。
心臓の上半分にあたる部分が肺と解け合ったような形に見えて、
はっきりしない。
とにかく、この状態では手術は出来ないと言われた。
心雑音はないので、肺に問題があって呼吸が速いのかも知れない、
という事で試しに気管支拡張剤が2週間分出された。
咳もゼコゼコもないのに気管支拡張剤!?
不思議だったが、獣医さんの言われる事なので一応昨夜から投与。

でも心なしかジョージィ君の呼吸が前よりゆっくりになっている。
2週間服用後に再レントゲンの予定。
もうすぐ春。
このまま去勢できないのも、とても困るので
何とか治ってほしい。

ジョージィ君はそんな状態でも、実際にはすごく元気で、
昨日もポージィ君が手術で病院にいて留守の間、
うろうろうろうろポージィ君を探し回っていた。
「おばさん、ポージィ君がいないんだよ! どこだろう?」
と、20回くらいは言いに来た。
挙げ句の果てにベランダにいると思ったのか、
ベランダに出るガラス窓の前でじーっと外を見ていた。
時々、わたしを振り返り、
「ポージィ君が出てるのに閉めたね?」みたいな目を向けて。

でも、現にポージィ君が帰ってきたら、また例の
「こいつはポージィじゃない。顔は同じだけど」が始まって、
カーテンと窓の間に引きこもりになってしまったり。
ジョージィ君もなかなか忙しかったのだ(笑)。

先生は少なくとも3日くらいすれば、
ポージィ君も普段の調子が出ると言っていたので、
今はただ安静にゆっくり休ませるのみ。
また元気にチョコチョコ動き回って欲しい。

momoちゃん

2009-02-06 01:33:42 | Weblog
やんちゃひめさんのmomoちゃん
2月5日朝、天使になってしまった。
まさに天使という言葉の似合う、
真っ白な愛らしいお顔の猫さんだった。

momoちゃんの事を知ったのは、まだこのブログを始める前、
たぶん2006年1月か2月頃の事だったと思う。
ポンちゃんとは少し違うタイプの腎不全(糸球体腎炎)を患っていても、
とても元気に過ごしていて、ヒマラヤンと同じペルシャ系で
長毛種のチンチラさんだった事もあり親近感を持った。

飼い主さんは他のどの猫さんも服用していない「なた豆」
というサプリを熱心に投与されていた。
元気の秘密はそこにあるのか?と、突然のメールを送った私にも
親切に気さくにお返事を下さったやんちゃひめさん。
真似してポンちゃんにも一時期のませていたが、
量が多いのと、味が猫向きでない事、他のサプリも多かった事
などから断念。

そんななた豆を何年にもわたって服用させていた飼い主さんと
受け入れていた猫のmomoちゃん。
揺るぎない信頼関係の上に成り立っていた行為だと思う。
ふたりの絆はどんなにか強かっただろう。

目の縁取りのラインがくっきりした美人さんで、
いつも意思の強そうな表情をしていたmomoちゃん。
「うち、これ好きや」とか
「お外、出してや」とか、
本当に関西弁でしゃべっていそうに見えた。
totoちゃん亡き後、御家族の4人に囲まれて
女王様みたいにかわいがられていて、それが似合う猫さんだった。

あちらに行っても、今度はまたtotoちゃんをお尻に敷いて、
お姉さん風を吹かせているのかな?
momoちゃんなら、どこに行っても大丈夫な気がする。
自分ってものがあるから。

そして、たまにはやんちゃ家も見回りに来て下さいよ~。
きっと生前と同じように皆でおいしい物を食べてるかもね、
momoちゃん!

手術予約

2009-02-02 23:18:11 | Weblog
何やかやとバタバタしていたら
アッと言う間に1月も終わってしまい、
もう2月に突入。
ジョージィ・ポージィも今月で
もう生後9か月になってしまう~~。
早く、去勢手術を受けさせねば。

実は昨年暮れに術前の血液検査も済ませ、
1月上旬に手術の予約を入れていた。
ところが、偶然にも予約日の少し前から
2匹とも下痢タンになってしまい、先生に相談したところ
「急を要する手術ではないので、体調の悪い時に
 無理にする事もないでしょう。一旦、延期しましょう」
という事になった。

下痢タンは1週間ほどで治ったけれど、
手術をしてもらうなら、朝夕の送迎が出来て、
翌日も一日在宅して様子が見ていられる日…と選んでいたら
今週になってしまった。
で、やっと今週の金曜日に手術を受ける事に。
血液検査の結果に大きな問題がなかったので、
2匹同じ日に手術してもらえる事になった。
たぶんポージィの病院の匂いでジョージィが引きこもりになるので、
それを避ける為にも、2匹一緒に同じ匂いにしなくては。

血液検査の結果で、2匹とも若干血が濃すぎる(赤血球↑、ヘモグロビン↑、
ヘマトクリット↑)ので、もっと水分を摂らせるようにと言われた。
むむむ、腎不全では血が薄くならないように(貧血にならないように)
ずっとビクビクして過ごし、今度は濃すぎるのか。
2匹ともドライフードが好きなのと、今は寒いのとで
やっぱりお水をあまり飲んでいないのかな。

最近になって、やっと「甘える」という事が多くなってきた2匹。
今までは外出から帰ってきても、お迎えに出てくるどころか
私に対して「あんた誰?」的な目を向ける事も多かったのに
この頃はどちらか1匹、たまに2匹で玄関に来てくれる事もある。
(こうなるまでに、何だか妙に時間がかかったのう。なぜ?)

パソコンのイスに座っていると、以前はポージィ君だけが
乗る乗る!とやってきたのに、最近はジョージィ君も来るので
狭い膝の上がぎゅうぎゅうになってしまう。
写真は片腕だけ伸ばして、その様子を撮ったもの。
またもや何がどうなっているんだか良くわからない写真に…(苦笑)。

ジョージィ君の鳴き声は、家に来たばかりの頃に
あまりにもかわいらしい「あうぅ~ん、あうぅ~ん」という
エンジェルボイスで鳴いていたので、
「ああ、まだ子猫だから声が、か細いんだな」
と思っていたら、現在でもまったく変わらずエンジェルボイスのまま。
体格は大きく、声は蚊の鳴くようなソプラノ。
この声で甘えにくるので、何を差し置いてもはせ参じている。

一方のポージィ君は逆で、小柄でファニーフェイスなのに
鳴き方は「うぎゃっ、うぎゃっ」というおじさんのダミ声風。
イスに座った時に、この「うぎゃっ、うぎゃっ」が下から聞こえたら
片手を伸ばしてすくい上げるとポージィ君がひっかかる仕組み(笑)。
ポージィ君、軽~い。
ちなみに血検時の体重はジョージィ君4.4kg、ポージィ君3.2kg。
手術、うまくいきますように。