ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

強運な猫シバタ君

2008-07-15 23:49:40 | Weblog
シバタ君、その後どんな感じかな~
と、N先生の病院に覗きに行った。

実は先生が土曜日に
「いつでも里親募集」のサイトに
シバタ君の募集記事をアップしているのを見つけたので、
私のブログでも紹介するために写真も撮りたかったし。

シバタ君、なんと保護されてからたった3日間で
体重が700gから900gになり、200gも増えたらしい。
目も良くなったので、1回目のワクチンも接種し、
あとは里親さんを見つけるだけになっていた。

「こんにちは~、シバタ君元気ですか?」
「元気ですよ」
まだ午後の診療が始まる直前だったので
先生が入院室に案内してくれた。
ケージの中のシバタ君はのんびりと寝ていた。
「ほら、お客さんが来たよ。あれ、うんちしたの?」
と、起こされるシバタ君。
本当に元気そうになって、顔が生き生きしている。

「実はこの子、今日もらわれていくかも知れないんですよ」
「ええっ、もう里親募集の反響があったんですか?」
「そうじゃなくて、今日知らないおじいさんから
 もらえる猫はいませんかって電話がかかってきて、
 後で来るんですけどね」
「近所の方なんですか?」
「いや、それも会って色々聞いてみないとわからなくて」
という話だった。

この病院に来た事もない人が、いきなり電話をかけてきて
もし猫がいるなら欲しいなんて変な話のような気もした。
写真を撮って、私がちょうど病院を出ようとした時に
入れ替わりに自転車に乗ったおじいさんがやって来た。
車の中から、少し見ていると、
おじいさんが受付の看護婦さんに何か言った後、
先生が奧からシバタ君を抱いて連れて来て、
待合室で見せているのが見えた。

きっと電話のおじいさんだ。
でも、自転車に乗ってはいるけれど年齢は80歳前後に見える。
これから仔猫を飼うの? どうして?
服装から察するに農業をやっている人のようだ。
病院の周りには果樹農家が沢山あるから、
自転車で来た事からも近所の人かな?
どういう人でどうして飼うのかすごく気になったけれど、
病院の中に戻るわけにもいかず、帰って来た。

夕飯の後、先生にメールでどうなったのか聞いてみると
「決まって無事にもらわれていきました」
と短い返信が。
失礼とは思いつつ、お年寄りだけのご家庭ではない事を確認すると、
ちゃんと御家族もいらっしゃるし、1ヶ月後にはワクチン接種にも来る、
室内飼いで、去勢手術も病院でする事を約束していかれたとか。

はぁぁぁ~、良かったぁ~。
そのメールを読んで、安心して不覚にも涙が出てきたよ。
シバタ君、短いお付き合いだったけど、あんたは本当に強運だね。
保護されて1週間もたたないうちに里親さんまで見つかるなんて。

N先生の病院って、本当に不思議なほど野良ちゃんの里親が見つかる。
私も4月頃、里親募集サイトでなかなか新しい猫ちゃんが決まらないので
「そうだ! ポンちゃんが入院していた時に
 病院で保護している猫がいて、里親が決まらないって言ってたっけ」
と思いだして、問い合わせてみた。
普通のキジトラ白のかわいい女の子なのに、兄弟3匹が決まった後も
なぜかご縁がなく、生後7か月にもなっていた。
でも、私が問い合わせたちょうど3日くらい前に
「里子にもらえる猫はいませんか?」という人がやって来て、
もらわれていったそうだ。
先生も、もう7か月なので自分で飼おうかと思い始めていたと言う。

その後、これはまだ3週間くらい前の話。
子どもミュージカルの父母会の時に
先生が小さな箱に入れた乳飲み猫を連れて来ていた。
近所の人が、「捨てられていました」と持ち込んだのだそうだ。
まだ数時間おきに授乳中の目の大きな全身グレーのトラ君。
先生が小さなシリンジでミルクを飲ますので、
かわいいかわいいと皆の人気者だった。
翌週の練習の送り迎えの時にも連れてきていたので
「大きくなりましたね~(と言っても生後3週間くらい)」
と言うと、驚いた事に
「この子、もう貰い手が見つかったの」
という事だった。
確かに赤ちゃんながらハンサム君だったけれど
拾い主が数人に声をかけたところ、すぐに里親が見つかったとか。

みんな、みんな良かったねー。
世の中の野良ちゃん達、みんなこんな風に
すんなりとおうちが見つかると良いのに。

※画像は新しいおうちにもらわれていく数十分前のシバタ君。
 ぎりぎりでも、また会えて良かった。





野良のシバタ君

2008-07-09 18:18:45 | Weblog
なぜか野良の子猫を拾ってしまった。
自慢じゃないが、今までの人生で
猫を拾った事は一度もないのに、
なぜこんな時期に?

今日の夕方、子供ミュージカルがらみの用事があり、
N先生の動物病院に行く事になっていた。
そろそろ出掛けるという頃にばあやが学校から帰ってきて、
「駐車場の車の下に子猫がいるけど、
 お腹が減りすぎて動く事もできないみたい。
 目も涙でぐしょぐしょで開かないみたい」
と、下校の途中でマンション前で見た子猫の話を。

さっそくフードやお皿を持って見に行ってみると
生後1~2か月の茶トラ白の子がタイヤの横にうずくまっていた。
お皿にゴハンを入れて差し出すと、最初ちょっと警戒しただけで
すぐに匂いを嗅いで食べ始めた。
TAMIさんが送ってくれたハル様のゴハン。
「ムース状なので新しく来る子猫ちゃんに」と
いただいたものだったけれど、意外な子にも食べてもらえました。
ありがとう! 家にあげられるフードがあって良かった~。

ゴハンを食べて一息ついた子猫を見てみると
目がひどい事になっているし、鼻水も垂れている。
きっとひどい猫風邪にかかっているんだろう。
それがなければ、前髪(茶トラ)パッツンのかわいい子なのに。
「あんたも動物病院に行く前に現れるなんて、運がいいね」

簡単に箱に入ってくれたので
車に乗せて、ばあやと一緒に動物病院へ。
N先生はミュージカル関係の受け渡しの物を取りに来た私が
フタを少し開けた段ボール箱をかかえていたので
「ところで、それは?」と、すぐに気が付いた。
「ここに来る前にちょうど拾っちゃって。目がひどいんです」

診てもらうと案の定、ひどい猫風邪にかかっていて
抗生剤の注射、目の洗浄、目薬をおとなしくやらせてくれた。
「どうします? お宅、8月に猫が来るんですよね?
 だったら、一時的にでもこの子は家に入れない方がいいですよ」
とN先生。
今後の事は何も考えないで、とにかく病院へと思い
連れて行った子だった。
風邪が治るまで1週間前後だというので預かっても良かったけれど、
N先生は子猫の生後2~3か月頃は免疫力が急激に下がる時期なので
そういう子がくる前に病気の子は少しでも入れない方が良いと言う。
そして、茶トラ白君にやさしく
「うち(病院)に来る?」と話しかけて、
看護婦さん達と名前まで決めようとしていた。
でも結局、ばあやが考えた「シバタ君」に決定。
「いつでも里親募集」にも病院から掲載してくれるし、
おうちが決まるまで預かってくれるという事になった。
N先生、よくこういう事をやっているらしく手慣れている。
それで3種混合ワクチンの事までお願いして、
シバタ君とはお別れしてきた。

急な出来事だったので画像もないですが、
目が治ったら、写真を撮らせてもらってアップします。
里親募集のURLも決まったら載せます。

ところで私も、例の応募の後も2~3回里親に応募して
それでも決まらなかったので、
結局野良ではない子を迎えるという状況に流れていったのだけど、
里親募集って、人気の子には一日で10通くらい応募メールが来るらしい。
(N先生の経験より)

5月初め頃、同じ市内の方が里親募集に4歳の猫を掲載していて、
私は別に子猫でなくても良い気持ちもあったので
応募するつもりでいた。掲載された翌日、ばあやとりんごに
「この子でいい?」という確認のために記事を見せようとしたら、
ない、ない、昨日あったあの募集記事は? 一日で無くなった?
そう。
N先生が言うには応募が多いと一日で決まってしまうとか。
(というか多数なので締め切ってしまうのですね)

その後に応募した子は2歳だったし、2週間くらい掲載されていたので
この子なら確実と思って応募したのに
遠い(電車で1時間くらい)という理由で断られた。
黒猫の半長毛ちゃんで、おっとりした感じや
掃除機が好きというところがポンちゃんに似ていたので
すごく期待して迎える気満々だったのに、がっかり。
でも逆に考えると、
遠い(=移動が猫の負担になる)という事で断る保護主さんは
本当に猫の事を考えてくれている良い保護主さんだと
言えるのかも知れない。

***    ***    ***

画像は、カレンデュラ。
「は? カレンデュラ?」
ある日、宅配便でこの瓶が届いて、はて何だろう?とわからなかった。
と言うか、忘れていたんだよね。
megmegさんのブログで、2~3か月前に
「猫の口内炎、歯肉炎にホメオパシーのカレンデュラが良い」と読んで、
ホメオパシージャパンの通販のページから
思わずポチリそうになったんだけど(いや、ポチッたんだけど)、
もうポンちゃんはいないんだと気がついて取り消した。
そうしたら、人間用のカレンデュラのモニターを何人か
募集している記事があって応募したんだった。
あまりにも前だったので、もう商品名さえ忘れていた。
モニターに抽選で当たったんだね。

私はヨードアレルギーなので、よくある茶色のうがい薬が使えないので
もしかしたら、これが使えるかも知れない。
それから、あまり詳しい説明書がついていないのでわからないんだけど、
「お父さんの晩酌に…」っていうと、飲めるって事かしら?
「ペットもキレイに」と、シャンプーの絵があるけど、猫を洗えるのかな?
う~ん、手引き書が簡単すぎてどう使うのか良くわからない。
この事がアンケートに一番書きたい事かもしれない(笑)。