ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

腎臓の方はなんとか…

2007-09-26 02:52:52 | 病院
先週の火曜日に電話して
アカシア動物病院の
予約が取れたのが
10月の第2週。
さすがに人気の病院だけあって
覚悟していたものの、3週間も先だった。

moomamaのアドバイスでは午前か午後の一番最初が
時間がずれなくて良いと言う事だったけど
それを選んでいるような余地はなかったかも。
でも、低血圧で午前中無意識状態の私にとっては
午後の診察だった事はラッキーだった。

おとといの朝、何の前触れもなく
突然胃液を吐いてしまった事を除けば、
ポンちゃんは以前と変わらず普通に過ごしている。
でも、お腹を出して仰向けでごろりんとする事が、
ほとんど無くなった事から察すると、
やはり体に違和感はあるんだと思う。

アカシアの電話に出た方は、男性だったので
最近デビューしたという院長先生(女性)の息子さんかな?
その「改善する可能性はある」という言葉に賭けたい。
たぶん、腎臓の事も一緒に考えていく事になるので
今、服用している薬や輸液などもどうなるのか不安。
と言っても、すでに活性炭や、セファランチンは
ここのところ飲ませていないので同じなんだけど…。

今日、いつもの定期検診で病院に行ったので聞いてみた。
セファランチンは錠剤が大きめなので、
怖くてすでに投与できなくなったことと、
胃腸の働きの為に投与しているプリンペランに関して調べると
「ある種のアルカロイド系の薬と一緒に服用しないように」
とある。(セファランチンはアルカロイド)
セファランチンに関しては先生が調べておいてくれるとの事。
服用OKだったら、小さく砕いてのませたら?と言われた。
セファランチンのアンプル液に関しては、
基本的に飼い主に輸液以外の注射は認めていないので、
リンゲル液に混ぜる事もNGだった。(以前の抗生剤は例外)

プリンペランの効果なのか、驚いた事にほぼこの1か月、
ポンちゃんは100%自力でごはんを食べている。
フードの種類は限定で、旧サイエンスダイエットシニア缶のみ
だけど、それでも凄い事だ!
旧サイエンスダイエットシニア缶、いつまで在庫が持つだろう…。
ううう、この缶に限って製造中止になるとは。
ぴかさん、しつこいけど、本当に本当に助かっています。
(70缶もプレゼントして下さったんですぅ。
 もう女神様です。ありがたい~)
だけど、味にうるさいポン様、活性炭を混ぜるとばれてしまって
食べなくなるので、活性炭は混ぜられない。

活性炭もセファランチンも処方食もナシで
約1か月過ごした結果が今日の血液検査。
でも、あまり変わらなかったと言えば変わっていないような。
腎臓はなんとか維持できていただけでも
おばさんの心労が減ったよ。ポンちゃん、ありがとね。

        Cre    BUN      P
8月18日    3.5    62.6    4.5
8月24日    3.6    52.7    3.5
9月25日    3.4    60.2    5.0

処方食と総合栄養食の差はリンに表れたような気がする。
輸液を120ccから180ccに増やしたのに、BUNが上がったのも
やはり処方食ゼロのせいかも知れない。
でも、「自分で食べる事」はものすごく大切な事。
ポンちゃんの気持ちの上でももちろんそうだし、
もしかしたら顎や舌を自分の意志でたくさん動かす事だって、
食道に良い刺激になってるんじゃないかって思える。

活性炭はのませた方が良いから、少量のごはんに混ぜて
それだけは強制給餌したら?と先生は言うけど、
どうしよう。
それに再開しても、もしホメオパシーをやる事になったら、
ケースによっては全部の西洋医学的な薬を止める事になる場合も
あるそうで、何だか予想がつかないわ。
猫にもOリングテストがあると言うので、
まさか猫は指で円を作れないし、頭の中で「猫が両腕を上げて
頭上で円を作っている姿」を思い描いてしまったんだけど(馬鹿)、
実際には猫に触れている人間を介してテストをするそう。

巨大食道症の掲示板では、プリンペランに否定的な意見が出ていて、
今日はそれをそのままS先生に投げかけてしまったし、
以前自分から取り寄せをお願いしたセファランチンを
勝手に止めていたり、挙げ句の果てに自前の聴診器を取り出して
使い方を聞こうとしたり、本当に言いたい放題だったワタクシ。
さすがに優しいS先生も不快な顔に…。
でも嘘みたいだけど、ワタクシ本当はすごくおとなしい人間。
ただ、猫の事になると、猫の事になると…
人が変わるのよ~。
あああ、S先生ごめんなさい。
(しかし、残念ながらS先生はこのブログは見ていません)

※血液検査結果の表とグラフはクリックで拡大します。
※コメント機能は10月より再開します。

●9月17日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 120g(自力5回で)
合計 W120g=125kcal

●9月18日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 120g(自力6回で)
Dr's dietシニアライトドライ 4g
合計 W120g+D4g=138kcal

●9月19日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 145g(自力6回で)
Dr's dietシニアライトドライ 3g
合計 W145g+D3g=161kcal

●9月20日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 110g(自力5回で)
Dr's dietシニアライトドライ 3g
合計 W110g+D3g=124kcal

●9月21日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 145g(自力6回で)
合計 W145g+D3g=161kcal

●9月22日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 105g(自力6回で)
Dr's dietシニアライトドライ 1g
合計 W105g+D1g=113kcal

●9月23日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 165g(自力7回で)
合計 W165g=172kcal

●9月24日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 110g(自力6回で)
合計 W110g=114kcal

●9月25日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 75g(自力3回で)
サイエンスダイエット旧メンテナンス缶 65g(自力3回で)
Dr's dietシニアライトドライ 2g
合計 W140g+D2g=156kcal

自宅輸液 180cc

プリンペラン 1/4錠×2回
バソトップ 1/2錠

おしっこ&うんち
9月17日5回(230cc) うんち1回
9月18日5回(260cc) うんち3回
9月19日6回(240cc) うんち2回
9月20日5回(250cc) うんち0回
9月21日4回(180cc) うんち1回
9月22日5回(265cc) うんち1回
9月23日7回(190cc) うんち2回
9月24日5回(305cc) うんち2回
9月25日5回(280cc) うんち0回

動画「毛づくろい」

2007-09-17 02:00:21 | Weblog
ワタクシのデジカメ、
動画が撮れたみたいデス…(汗)。
購入したのは5年も前だけど、
今まで一度も動画を撮った事はなく。
先日、偶然スイッチが回って動画モードになっていて
写真のつもりでシャッターを押したら、
保存したデータの拡張子が違っていた。
見てみたら、人工芝の写ったぐらぐらした動画ですた。
(注:今回の動画は仕組みがわかってから撮ったもの)

病気になってから、なぜか頻繁に毛づくろいを
するようになったポンちゃん。
自分を落ち着かせようとしているのか…。
食道拡張症には、猫のグルーミングの毛も要注意と
わかったところなのに、何も今までしなかった毛繕いを
食道拡張症になったとたんに始めなくてもよいのに(涙)。

でも、ムクムクムクムクしていて、
ポンちゃんの毛繕いは可愛い。
心なしか表情が暗いけれど、逆光のせいかも。

******

老猫会の「お手てつなご」とギャオスBBSで
皆様に寄せていただいた鍼灸治療をしている病院の情報、
本当にありがとうございました。

主治医には、おととい催促の電話を入れたところ、
昨日やっと連絡が入り、あちらの院長さんと話しをしたので
まず「アカシア動物病院」に行ってみてほしいとの事だった。
そこの先生が鍼灸治療だけでなく、ホメオパシーの
第一人者なので、最初から鍼灸治療と決めてしまわないで
本猫を診てもらって、合いそうな方が出来るかも知れないから。
ただ、主治医が電話でポンちゃんの症状と受診ぶり(!)を
説明したところ、「鍼は猫によってはできない事もあります」
と釘をさされたとか…。
主治医のS先生でさえ、今はポンちゃんの事を凶暴な所がある
と思っている節があるんだけど、それは何度もの採血と
バリカンやレントゲンを経験したからで、
私は基本的には、ポンちゃんは稀にみる温厚な性格だと
思っているんだけどな。

私も鍼灸治療をしている病院の情報を集めた事をS先生に言い、
もし遠距離通院での鍼が無理そうだったら、
すぐに行ける近所や往診してくれる先生を頼むのも良い方法だと
S先生も賛成してくれた。
でも、それもこれも、まず受診して、
どんな対処療法をしていくかを決めた上での話し。
ホメオパシーでいきましょうという事になったら、
2度目からの本猫の通院は不要みたいだし、
鍼が必要となった場合も頻度はわからない。

それどころか、アカシア動物病院の予約がまだ取れていない。
実はS先生が電話をくれたのが土曜日の19時。
アカシアは18時までなので、その日はもう電話が通じず、
日曜・祝日は休診なのであさって=18日まで、
予約を取る電話もかける事ができないってわけ。
S先生~っ、遅いよ~。

ここ数日で、やはりステロイドが抜けてきたせいか
ポンちゃんの食欲は数日前ほどではないんだけど、
それでも少しずつ自分で食べてくれる。
もちろん、k/d缶なんて贅沢な事は言えないので
食欲のある間は好きなフードを食べてもらって、
食べる事を楽しんで欲しいな。
お皿まで舐めるポンちゃん、1年以上ぶりに見て
感激してしまった。

体調はどうも暑さと関係があるように見える。
少し暑いと感じる日は「ごっくん」が多いし、ゴロンもしない。
トイレのドアを開けろ、開けろと言って中に籠城してしまう。
逆に涼しい日は、リビングに出てきて皆の前に来たりする。
自分でも、体調の変化に順応できなくて
とまどっているように見える。

嘔吐は今のところ、昨日1回だけ。
食前に水に溶いたガスコンを飲ませたら空腹すぎたのか
フードを食べるまでの10分くらいの間に胃液とともにケー。
でも、食べた物をもどしたことは無い。
相当プリンペランが効いて胃腸が動いているのか、
ステロイドも投与していないのに食べて、便通も多い。
対処療法が開始できるまで、なんとかこの状態を
維持して過ごして欲しい。

●9月12日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 120g(自力5回で)
モンプチ舌平目テリーヌ缶 15g
合計 W135g=142kcal

●9月13日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 105g(自力4回で)
モンプチ舌平目テリーヌ缶 35g(自力2回で)
合計 W140g=149kcal

●9月14日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 140g(自力5回で)
Dr's dietシニアライトドライ 2g
合計 W140g=152kcal

●9月15日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 150g(自力6回で)
合計 W150g=156kcal

●9月16日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 115g(自力6回で)
Dr's dietシニアライトドライ 4g
合計 W115g+D4g=133kcal

自宅輸液 180cc

プリンペラン 1/4錠×2~3回
コバルジン 1包400mg(16日は1/2包)
バソトップ 1/2錠

おしっこ&うんち
9月12日5回(230cc) うんち2回
9月13日5回(225cc) うんち0回
9月14日5回(240cc) うんち3回
9月15日5回(250cc) うんち3回
9月16日5回(235cc) うんち2回

獅子爺と虎叔父がお見舞いに来た

2007-09-10 23:14:56 | Weblog
ポンちゃんが病気だと聞きつけて
アフリカからライオンの獅子爺が、
インドからタイガーの虎叔父が、
一緒にお見舞いに来てくれた。

「おい、ポン吉、おまえ急に発病したんだってな。
 軟弱な奴だな。
 日頃の運動が、ちーっとも足りてないんじゃねぇか。
 俺なんざ、この歳になっても毎日走りまわってるぜ」
と、今でも草原でおいしそうな仔ゼブラを見つけると、
追いかけずにはいられない獅子爺さん。

「毎日、うまいもん喰って栄養とってんだろ?
 早く気力で治せよ。
 俺達、熱帯雨林に住んでるけど、
 何日間もメシ抜きなんて、ザラにあるぜ。
 それでも自慢じゃないが、病気なんてした事ないぜ」
歳のわりにスリムで引き締まった筋肉質の体を
さりげなく自慢している虎叔父さん。

突然の親戚の大御所の訪問に度肝を抜かれたポンちゃんだけど
「そうか、ぼくの血筋には、こんな立派な男達がいるんだ。
 僕も突然の病気にクヨクヨしないで、
 勇気を持って乗りきっていこう」
と思い、励まされたのだった。

獅子爺と虎叔父は、特別に輸出船に乗せてもらって
国に帰る時間が迫っていたので、長居は出来なかったけど
三人は久しぶりの再会を喜び、語り、
そしてまた元気で会う事を約束して帰って行った。

*****

ところで、どうして獅子爺と虎叔父がポンちゃんの事を
聞きつけたかって?

実は、先月帰省しようと思っていた頃にポンちゃんの
具合が悪くなり、延ばし延ばしにしても
いつ出掛けられるのかメドがつかなくなってきた。
それで、ばあやとりんごに二人だけで帰省できるかどうか
聞いてみたら、「大丈夫」と言う。
さすがに行きは、一緒に自宅の最寄り駅から
長距離特急列車に乗り換える駅まで送っていって、
座席指定券を買って、席に座るところまで見届けてきた。
なんせ、姉妹二人きりで行った一番遠いところは、
地元の私鉄で4駅の隣市…という経験しかないので、
危なっかしい。
帰省先では、特急列車を降りる駅の改札まで
私の弟のお嫁さんに迎えに来てもらい、滞在している間も、
その義理の妹(弟と歳が離れていてまだ20代。若ーい!)に
いろんな場所に連れていってもらったらしい。

3日後。
帰りは、行きに乗り換えの方法などを覚えさせたので、
ふたりきりで自宅最寄り駅まで帰ってきた。
改札を出てきたばあやの手に、ボストンバッグとは別に
大きな大きなビニール袋がぶらさがっていた。
そして中から出てきたのが、獅子爺と虎叔父だった。
田舎で義理の妹にゲームセンターに連れて行ってもらい、
クレーンゲームのケースの中で、
密猟者に捕獲された二人を見つけたと言う。
さっそく日頃鍛えたテクニックを使って二人を救出して、
ポンちゃんの事も伝えて、うちに寄ってから
国に帰ってもらう事にしたらしい。
すごい偶然だけど、たまたま会う事ができて良かった。

二人に励まされたおかげか、ポンちゃんは
ずっと吐く事もなく、自力でお皿からごはんを沢山食べ、
毎日ゆったりと過ごしている。
獅子爺、虎叔父、お見舞いありがとう。

それから励ましのメールをくださった皆様、
ありがとうございました。
ポンちゃん、特に変わりなくまったりと過ごしています。

●9月8日のポンちゃん●
k/d缶 20g(1回でサポート)
サイエンスダイエットシニア缶 125g(自力5回で)
Dr's dietシニアライトドライ 4g
合計 W140g+D4g=170kcal

●9月9日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 140g(自力5回で)
Dr's dietシニアライトドライ 2g
合計 W140g+D2g=146kcal

●9月10日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 145g(自力5回で)
Dr's dietシニアライトドライ 6g
合計 W145g+D6g=171kcal

自宅輸液 180cc

プリンペラン 1/4錠×3回
プレドニゾロン 1/4錠×1回(8・9日のみ)
コバルジン 400mg×1包(9・10日)

おしっこ&うんち
9月 8日5回(255cc) うんち1回
9月 9日5回(245cc) うんち2回
9月10日5回(190cc) うんち1回

食道拡張症

2007-09-08 18:09:33 | Weblog
昨日の検査の結果、ポンちゃんの食道は10日前と同じで
喉から胃にかけて、全部開いていた。
吐き気や、ゲップが無く過ごせたのは薬のおかげだった。
食べているのに体重4.85kg。

介護人、検査結果にかなりショックで、今はまだこの
猫の症例の少ない病気について調べる気力が出ない。

先生が言うには、食道拡張症には大きく分けて3種類あり、
運動神経系の異常で起こるもの、ホルモンの異常で起こるもの、
そして原因不明の突発性のものがあるらしい。
運動神経系の場合、体の他の部分にも症状が出るので
ポンちゃんには当てはまらないし、ホルモン異常も
血液検査からは見あたらないので、原因不明という事になる。

でも自分としては、サポートごはんや投薬をしていた事が
とてもひっかかっている。
今更遅いけど、もしポンちゃんが普通に自分で食べていたら、
投薬が一切なかったら…と考えずにはいられない。
自分のせいで、こんな事になってしまったかも知れない
と考えると、眠る事もできず、食べ物も喉を通らない。
ポンちゃんに謝ったら、どばっと涙が出て、
申し訳なくて姿を見ている事もできない。

さっき、ばあややりんごと相談して、
「なるべく悪い事は考えないようにする事、
 ポンちゃんにできるだけ楽しく過ごしてもらう事、
 過去や未来は考えないで、今できる事を考えよう」
という事を口に出して話し合った。
と言うより一人では気が狂いそうになり、話し合ってもらった。
大人である介護人の方が精神的にヘロヘロになっているので
気質の違うばあやが、いろいろ言ってくれた。
そして、やっと文章を書く気力も出てきた。

昨日の診察では、今日から徐々に
薬を減らしていく事を指示された。
抗生剤、制酸剤、胃の空気を取る薬は昨日で中止、
ステロイドは5日かけて、徐々に減らして中止、
プリンペランだけ半量にしてもう2週間続けて、
それで様子を見る。

今日はまだステロイドの影響で食欲があるので
柔らかくしたシニア缶を好きなだけ自分で食べてもらっている。
(ぴかさん、本当にありがとう。沢山あって心強いです)
食べないのはもともとなので、食欲が無くなっても
元通りなんだけど、薬を減らしても吐かないのかとか、
胃に空気が溜まって苦しくならないのかがとても心配。

素人考えだけど、心臓や食道などの動きはたぶん自律神経が
宰どっているので、自律神経の働きを良くして、
食道の状態を改善できないかと先生に聞いてみた。
「例えば、人間ならヨガをやるといいらしいですけど、
 猫にも何かないでしょうか」
(↑落ち着きのない、すごい必死な聞き方で)
こんな発想が出たのは、実はいちごおばさん自身が
自律神経失調症の大御所で、数カ月前にヨガセラピーを
始めたところだったから。
先生は、うーん…と考えてから
「鍼! 鍼はどうかな?」と思いついたようだった。
別に前例があると言うわけではなく、
急に思いついたという感じで。
そう言えば、動物の鍼灸治療というのも聞いた事がある。
知り合いを何件か当たって、出来るかどうか聞いてくれる
という事だったけど、今日現在まだ連絡はない。

検索すると経過が良くなかった事例ばかり出てきてしまって、
小心者なので、まだあまり病気の事が調べられない。
それに、先生に「食道の幅がこれ以上広がらないように
維持できるんですか?」と聞いた時の答えが曖昧だったのも
心にひっかかっていて良くない。

鍼灸治療に関しては、少し気持ちが落ち着いてから
ギャオスや老猫会でも聞いてみるつもり。

少し薬を減らしたせいなのか、暑さが戻ってきたせいなのか
今日はポンちゃんのペロペロゴックンがまた増えてしまい、
それを見ると胃をつかまれたようになるので、
とにかく自分が落ち着かないと…。
本当に情けない状況だけど、見てくださっている皆様に
何とかご報告だけでも…。

●9月6日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 80g(自力3回で)
サイエンスダイエットシニア缶 15g&
k/d缶 20g(1回でサポート)
合計 W115g=126kcal

●9月7日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 140g(自力5回で)
合計 W140g=146kcal


自宅輸液 180cc

プリンペラン 1/2錠×3回
ガスターD錠 1/4錠×2回
ガスコン 粉末×2回
プレドニゾロン 1/2錠×1回
抗生剤(ウエルメイト)1/2錠

おしっこ&うんち
9月 6日5回(240cc) うんち2回
9月 6日7回(310cc) うんち1回

この1週間(その2)

2007-09-06 00:52:49 | Weblog
そして、28日夜から投薬と
シリンジごはんを開始した。
相変わらず元気がなくて、
どこか具合が悪いという感じ。
でも翌々日(8月30日)の夜くらいから、
ペロペロゴックンが減って、おばさんの手に噛みつくなど
時間によっては気分良さそうにするようになった。
それから、胃腸薬とステロイドをのんでいる相乗効果なのか
食欲だけは出てしまって、ごはんの催促をする。
でも、食道拡張症の子でも食欲があるのは当たり前らしい。

投薬3日後の8月31日に通院。
まずレントゲンを取るのかと思っていたら、
先生は私の「普段のペロペロゴックンが減った。
ごはんを催促するので、試しにシリンジではなく、
お皿に入れて柔らかいフードを出したら
オエッとならずに食べる事ができた」(皿位置は底上げ)
などの報告を聞いてから、シリンジでお水を飲ませてみた。
お水を飲みこんだ時に、一度ゴックンとやり、
その後もゴックン、ゴックンと繰り返していた回数が
3日前より少なくなったという事で、多少改善されていると言う。
それで、まだレントゲンは取らずに、
もう1週間、この投薬&柔らかごはんを続けてから取る事に。
体重4.86kg。

9月1~2日は、また元気がなかったり
口の両側に唾のような物を垂れ流す事があったりと
元気が無く、うつ伏せで寝ている事が多かった。

そして、9月3日になるといきなり食欲がすごくて、
驚いた事に柔らかくしたシニア缶40gを自力で一気に食べた。
でもこれは自然な食欲ではなく、胃腸薬とステロイドのせいだと
わかっているので、欲しがるだけあげる訳にいかない。
でも、元気が出てきたのに越した事はなく、
グルグル言ってくれたり、日に数回だけど
仰向けでお腹を見せてコロンとしてくれるのも嬉しかった。

おばさん的にも、やっと気持ちに余裕が出てきて
「食道拡張症」がどんな病気なのか調べた時の
ドドーーンと落ち込んだ気持ちから、少しは脱出できた。
まず猫には一過性の「食道拡張症」は無く、完治する事はない。
食道に使える薬もない。
間接的に使える薬はあったとしても、腎不全を考慮しながらの
投薬になるので、長期的に多くは使えない。
そんな事を考えると、ブログに文章を書く勇気もなかった。

今現在も、ポンちゃんが食道拡張症なのかどうか
確定は出来ないけれど、
もしそうでなければどうして食道が開いたままなのか、
それがわからないので先生も楽観的な事が言えないと言う。
今日もトロトロゴハンは普通にお皿から食べる事は出来ても、
食欲のあまり、カリカリのお皿の所に自分から行って
カリカリを食べると、ゴックンゴックンという風になる。
(本当は柔らかいごはんしかダメなんだけど)

詳しい事は金曜日にレントゲンをとってみないと
はっきりしないので、今は何とも言えないけれど
それでも、いつも一番一緒にいる自分としては
ポンちゃんの「困ったような感じ」が
ここ2日ほどで減ってきている気がする。

今まで一般的には急性の症例が無かろうが何だろうが、
どうかポンちゃんが、食道拡張症でありませんように。
一時的な食道の異常だったという事でありますように。


腎不全のケアがおろそかになっていて、
薬の多さから、ACE阻害薬、活性炭、セファランチンは
全て中止している。輸液は180ccに増やしているけれど、
いろんな事が影響して腎臓の数値も悪化しませんように。
どうか悪化しませんように。

祈る事の多いいちごおばさんなのであった。

●8月29日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 30g&
k/d缶 50g(3回でサポート)
合計 W80g=99kcal

●8月30日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 25g(自力2回で)
サイエンスダイエットシニア缶 20g&
k/d缶 40g(2回でサポート)
合計 W85g=101kcal

●8月31日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 30g&
k/d缶 40g(2回でサポート)
合計 W70g=85kcal

●9月1日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 45g&
k/d缶 60g(3回でサポート)
合計 W105g=129kcal

●9月2日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 50g&
k/d缶 60g(3回でサポート)
合計 W110g=134kcal

●9月3日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 40g(自力1回で)
サイエンスダイエットシニア缶 30g&
k/d缶 40g(2回でサポート)
D's diet シニアライトドライ 6g
合計 W110g+D6g=147kcal

●9月4日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 55g(自力2回で)
サイエンスダイエットシニア缶 35g&
k/d缶 40g(3回でサポート)
k/dドライ 2g
D's diet シニアライトドライ 6g
合計 W130g+D7g=172kcal

●9月5日のポンちゃん●
サイエンスダイエットシニア缶 65g(自力3回で)
サイエンスダイエットシニア缶 40g&
k/d缶 15g(2回でサポート)
D's diet シニアライトドライ 9g
合計 W120g+D9g=159kcal


自宅輸液 180cc

プリンペラン 1/2錠×3回
ガスターD錠 1/4錠×2回
ガスコン 粉末×2回
プレドニゾロン 1/2錠
抗生剤(銘柄不明) 1/2錠

おしっこ&うんち
8月29日5回(240cc) うんち0回
8月30日7回(260cc) うんち2回
8月31日5回(220cc) うんち1回
9月 1日5回(250cc) うんち1回(下痢)
9月 2日6回(250cc) うんち0回
9月 3日5回(220cc) うんち1回(下痢)
9月 4日7回(250cc) うんち1回
9月 5日6回(210cc) うんち1回

この1週間(その1)

2007-09-06 00:44:23 | Weblog
熱中症と診断されてから
なぜか、なかなか体調が
すっきりしなかったポンちゃん。
8月24・25・26日と3日間通院して
だんだん良くなったかのように
見えていたのに、
27日にはまた少し熱がある感じで
口の周りをペロペロゴックンを何度も繰り返していた。
口の両側から涎のような物も少しずつ垂れ流していて、
今までのポンちゃんには無かった事だった。

熱中症の後遺症で、胃腸に障害が起きているのでしょう…
と言う事で、消化管機能改善薬と制酸剤をずっとのんでいた。

そのせいか、サポートごはんをあげると
食べる気持ちはあるみたいで、あまり嫌がらないんだけど
食べている途中で何度もオエッとなってしまう。

翌28日(火)もそんな状態が続いていたので
もう胃腸薬だけで様子見は出来ないと思い、また病院へ。

先生に症状を詳しく説明した。
・ペロペロゴックンをして、唾を飲み込むような仕草が頻繁。

・時々、人間がコーラを飲んだ後のようなゲップが出る。

・時間がたつとお腹はすくように見える。食べる気持ちもある。

・オエッとなるのは吐き気からと言うより、人間で言ったら
 内科検診で喉に銀の平たい棒を入れられた時のような感じ。

・胃腸が気持ち悪くて吐き気があるようには見えない。
 口の中か、喉か、鼻にトラブルがあるように見える。

先生は私の説明を良く聞いてくれて、まず口の中を見た。
ポンちゃんが嫌がって、長くは見られなかったけど、
舌に異常は無いそうで、歯肉炎は数カ所あるけれど
そのためにごはんが食べられないほどひどくはないと言う。

外的に見るのは限界なので、またレントゲンをとりましょう
という事になった。

レントゲンの結果、食道が拡張しているのが見つかった。
普通、食道はピタっと閉じていて、食物が通る時だけ
伸び縮みして開くのに、なんとポンちゃんの食道は
喉から胃まで2センチ幅くらいで、すべて開いていた。
そのために、胃にどんどん空気が入って
胃はパンパンに膨らんでいた。
体重4.90kg。

胃がパンパンに張って苦しくて、過呼吸をしていたから
体温が上がって熱中症の症状を引き起こしたのか、
または食道炎の症状があったところに、
熱中症にかかって食道が拡張したのかは、
今となっては、わからないと言われた。

でもその時はすでに「食道拡張症」の症状になっていて、
これはかなり大変な病気らしい。
常に食道が開いているので、逆流しないように
柔らかいフードを食べさせて、吐きがひどい症状では
食後ずっと縦抱っこをしていなければならないと言う。
症状が重いと喉の神経に異常も起きるので
食べ物が気管に入ってしまい、それで肺炎になって
命を落とすパターンもあるらしい。

一番やっかいなのは、食道には使える薬がないので
試しに様子を見るとしたら、薬で胃の働きを高めて
胃の方から食道を刺激するしかないと言うのだ。
それと、もうひとつショックだったのは
犬には一過性の「食道拡張症」がたまにあるけれど、
猫では今までに例がないと言われた事。
(獣医師10名以上の24時間病院で症例はかなり多いはず)
要するに、猫では慢性的な食道拡張症の症例しかなく、
もしそうだとすると、不治の病をふたつも抱える事になる。

ポンちゃんにバリウムを飲んでもらって、再度レントゲン。
バリウムで食物の通り道を確認した上で、
10分後にまた撮影。
ほとんどのバリウムは胃に下がったけれど、
気管の入口に入りそうになっている分があるので
喉に少し神経麻痺があって、飲み込みが
正しくできていない可能性があると言われる。
それ以外に喉に少量のバリウムが張り付いたままの所があり、
その楕円形の形が1号カプセルにそっくりだったので
「もしかして、カプセルが張り付いているの?」と
すごく不安な気持ちに。
しばらくして、もう一度バリウムを飲んでもらって、
4度目のレントゲンでその部分のバリウムも流れていたので、
「偶然でしょう」という事だった。
でも普段、日に2個の1号カプセルを投与していた事も
このトラブルに何の関係もなかったとは思えない。

もし、ポンちゃんが食道拡張症だったとしたら、
長期的には食事の仕方等で対応していくしかないので、
今は試しに薬で胃を刺激して良く動かして、
3日間、胃から攻めてみましょう
というのが先生の判断だった。

ガスコン(食前に胃の空気を取る薬)2回
プリンペラン(胃腸機能改善薬)3回
ガスターD(胃酸を押さえる薬)2回
抗生剤(食道に炎症が起きている事を想定して)1回
プレドニゾロン(ステロイド。万能薬?)1回

5種類を毎日服用して、ごはんは食道に刺激を与えないように
すべてドロドロにして、シリンジで与える。
そして3日後に再検査という事で、重い気持ちで帰路についた。

ごめんね、ポンちゃん。
一度に4回もレントゲンを取って、バリウムまで飲んで、
部屋に入れてもらえなかったけど、相当押さえられたと思うよ。
なんだか、とっても疲れた感じになってしまって、
ますます元気がなくなってしまって…。