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ブログをリンクさせてもらっている、
「愛しいネコ・愛しいヒト」のじいやさんの家に
ブリちゃんという変わった雌猫さんがいる。
家人にちっとも懐かず、かなり凶暴で
自分の子さえ天袋からつき落としたと言う…。(ライオンの親戚?)
その反面、好きなオス猫君には奥ゆかしかったりする
複雑なキャラクターだ。
ブリちゃんの事が書かれているたびに
たまの事を思い出す。
たまは昔、実家で飼っていた猫。
私が生まれる前から10歳くらいの時までいた。
小さい頃から両親に、たまに近づかないように言われていた。
たまが座っている前を歩いて横切ろうとすれば、
すかさず前足が飛んできて、サッとひっかかれる。
だから、家の中を歩く時も50センチくらいは
たまから離れなければならない。
襖などの影に隠れていて、飛びかかって来るときもある。
祖父がどこかから、もらってきた猫ということだったが
子供心に、とにかく怖かった。
家の誰も撫でたりしなかった、というより出来なかった。
祖父が時々煮干しを投げてあげたりしていた。
私はもっとかわいい猫がほしくて、7歳くらいの時に
母に別の子猫をもらってきてもらった。
その「ちび」は白黒ブチ猫で、普通にかわいがる事ができた。
たまは、ちびをいじめもしなかったし、無視していた。
母が猫のごはん茶碗をひとつしか出していなかったので
私が心配すると、大丈夫だからと言われた。
確かに、たまは自分が半分食べると、さっさと引き上げていた。
ちゃんと、焼き魚のほぐしたのや、煮干しも残してあった。
よく見るとトラ猫に多いまん丸な顔で、頭が大きくてかわいいのだ。
ある時、どうしてもたまを抱っこしてみたくなった。
後ろから、そーーっと近づいて、わきの下に手を入れて、
一瞬だけど背中から抱き上げることができた。
あの時の感触は、忘れられない。
はずむボールのような筋肉をしている若いちびを抱き慣れていた私は、
自分の重さで皮がミシッとなるような老猫の感触に驚いた。
というか、そういう事だったんだと
ポンちゃんが老猫になった今、わかった。
10歳の時に祖父が亡くなると、しばらくしてから
出掛けたきり二度と帰ってこなかった、たま。
冬でも、決してこたつに入ることのなかった、たま。
同じ猫なのに、どうしてそんなに甘えられなかったのか。
その後、実家にいる間に何匹か猫を飼ったけど、
一番忘れられないのが、たまだ。
(イラスト by ばあや)
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