ぽん・ぽん・ポンちゃん

慢性腎不全でもがんばる猫ポンちゃんと、飼い主の親子のいろいろなお話

サルバドール・ダリと呼ばれた男

2006-04-13 00:45:25 | Weblog
もう、5~6年前になるが、完全室内飼いのポンちゃんが
48時間も行方不明になったことがあった。
実家に泊まりがけで連れて行った時、
早朝に玄関から出て行ったのを誰も気づかなかったのだ。
探しまくって見つからなかった1日めの夕方、
私は半狂乱になりながらビラを作って、コンビニで500枚コピーした。
そのビラに書いたポンちゃんの特徴。
「ひげが丸まっています」

猫のひげは、自分が通れるかどうかの幅を計るためのもの、
なんて言われているけど、いったいポンちゃんのヒゲで
そんな事ができるのだろうか。
1本1本が、好き勝手な方向を向いて、くるくる丸まっている。
下手をすると半円形を描いて、自分の目にささっていることもたびたび。
そんな時は仕方なく、はさみで切ってあげている。

まだ病院で輸液をしていたために毎日通院していた頃、ある先生に
「おっ、サルバドール・ダリですね!」と言われた。
確かに…(苦笑)。
あのスペインの巨匠・ダリの不自然に固めたヒゲの形に
似ていなくもないかも。
その先生に「最近、白髪が増えて困るんですよ」と言ってみた。
私ではなく(いえ、私もだけど)、ポンちゃんの鼻のまわり、
本来は濃い色の毛なのに、病院に通い始めたころから急に白い毛が混じり始めた。
鼻の両脇とか、目と目の間とか…。
人間と同じで、やっぱり老けて見える。
その先生は「僕はこう段々とロマンス・グレーみたいになっていくのも、
それはそれで味があって好きなんですけどねぇ」ですって。

担当のS先生によると、猫も病気や急激なストレスで
一気に白髪が増えることがあるそう…。
(ポンちゃんは、マリー・アントワネットか!?)
通院のせいで、急に円形脱毛症になったコもいると聞いたし、
やっぱり猫たちにとって、病院は怖いところ。
できれば、できるだけ回数を少なく、短時間で済ませてあげたいと思った。


●4月12日のポンちゃん●

アボキャットフィッシュ缶 165グラム(5回に分けて)

自宅輸液 180cc

バソトップ 1/2錠
セファランチン 1錠
ネフガード 3粒
シャンペットプロ 2グラム
ハーブチンキ(ホーソンプラス) 0.5cc
ペットチニック 0.5cc

おしっこ 7回(380cc)
うんち 1回