想いをかたちに

日々起こること、仕事のこと、気になること、
小さなことから気ままにつれづれに書いていきます。

スケルトンドミノ 展覧会

2011-01-21 | 住まい・建築
皆さんこんばんは。

今日は朝6:40のバスに乗り、一日東京でした。

まず午前中は、上野へ。

森林資源活用をすすめる木構法
スケルトンドミノ[プロトタイプ]展


と同時開催の

[木のデザイン]
落葉松からのメッセージ


を見に行きました。

会場は、芸大美術館陳列館。



私にとって、約10年前、大学院同期と、

卒業修了制作展で展示した思い出の場所です。



展示の内容は、木の構造、使い方を研究されてきた、

芸大建築学科、黒川哲郎教授の作品、またその軌跡です。

以下、パンフレットから先生の言葉を抜粋します。

ーーーーー

スケルトンドミノとは、壁から開放された

「日本の木の家」をつくる、

民家の差し鴨居を現代化した構法です。

(中略)

スケルトンドミノは、

林業・木材産業・建築のリンケージを再生し、

日本の木の文明を新たにするプロトコル=作法です。

ーーーーー

この展示を見た先輩から、

「一興のやりたい事に、ある意味近いんじゃないの?!」

と言われましたが、

製材所と設計、ビルダー(工務店)をやっているものとして、

大変参考になりました。



木は、伐採から始まり、製材、乾燥、加工、

無垢もあれば、集成材もあり、産地も色々。

木や自然の循環を考えながら、

その木をどのように使い、

最終的にそこに人が居たくなる、

居心地のいい空間にしていくのか。

そして長く使われる。



これを具現化していくのが、私たちの仕事です。






この時期、芸大美術学部は卒業修了制作のシーズン。

今月下旬から展覧会です。

キャンパス内に作品が展示されてもいました。



懐かしい場所で、学生時代の感覚を思い出しながら、

現在の仕事の事を考えることができ、

貴重ないい時間でした。
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