想いをかたちに

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小さなことから気ままにつれづれに書いていきます。

スローシティー

2011-01-13 | 講演会・セミナー

皆さん、こんばんは。

先日、松筑支部の建築三会、

建築士会、建築士事務所協会、建築物防災協会の、

講演会並びに新年会行われました。



講演会は、都市再生プランナーの久繁晢之介氏。

まず、結論は、

「物が売れるには、「人間関係、文化、物語」が根底(裏)にある。」

でした。

“ 物 ” を “ 街・建築 ” と考えてたら、

その場が賑わうには、そういうことです。

その根底をつくるには、時間がかかります。

時間がかかる=スロー で、

スローシティーの価値観が、認められてきます。



例として出てきたのが、イタリアです。

「食、スポーツ、人を愛するイタリア」

と言われていましたが、私も確かにイタリア行った時、

パスタはじめ、料理はおいしいし、

周りの人はサッカーの話で盛り上がっているし、

私がカフェで一人でいたら、その店の常連さん達に声を掛られ、

みんなと一緒に楽しくお酒飲ませてもらったり。

まさしく先程の言葉ですね。



その街は、ビチェンツァという地方都市でしたが、

みんなが、その街を代表する建築家パラディオについて、

何が自分はどこが好きか、何がいいかを、

熱く語られたのを思い出します。

イタリアは都市史、建築史において大国ですが、

一人一人、自分の街に、誇りを持っている、

その市民の価値観、意識がイタリアのすばらしい街を支えている。

とその時感じました。

 

猿まねまちづくりではなく、

本物のまちづくり(建築・家づくり)は、物語、文化、価値観を、

しっかりしていかないといけない。

即効性の方法はなく、それには時間がかかる。

だから、日本版スローシティーの価値観を作らないといけない。

 

先生のお話しは、自分の体験とあわせ、

勉強になる講演会でした。

「日本で先生がいいと思う街は?」

というずばりの質問があり、

一つあげるとすれば、今は、愛媛の松山だそうです。

なぜか、先生は少しお話ししていましたが、

自分で行って確かめたい気持ちになりました。

いつか行きたいと思います。

 

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