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遺族年金約1220万円を不正受給 高齢者不明で発覚

2011-01-04 05:23:40 | Weblog
遺族年金約1220万円を不正受給 高齢者不明で発覚 2010年12月28日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101227/crm1012272302033-n1.htm
 大阪市職員共済組合は27日、受給者の遺族になりすまし、共済年金(遺族年金)約1220万円を不正受給していたとして、大阪府八尾市の男性(63)を詐欺罪で八尾署に告訴した。男性は「事業に行き詰まっていた」と事実を認めているという。
 組合によると、男性の父親は元大阪市職員で、昭和58年に死亡後、障害を持つ男性の弟が遺族年金を受給。弟が平成13年3月に死亡し、男性は弟になりすまして生存確認に必要な「現況届」に記載。13年4月分以降に支払われた計約1220万円の遺族年金を不正受給したとしている。
 現況届が保存されている18年4月分以降の受給分計約580万円が告訴対象となった。
 組合は全国で相次いだ高齢者所在不明問題を受け、100歳以上だけでなく、100歳未満の受給者についても独自に調査。男性は「不正受給の認識はあったが、通帳にお金が入ってくるので、ずるずると受け取ってしまった」などと話しているという。




 う~ん。同居していた子供や孫が本人死亡後も死亡を隠して老齢年金を不正受給しているケースには今更驚きませんが、こんどは既に亡くなっていた弟の障害年金を不正受給ですか…。
 障害年金を受給していた以上は定期的に医者通いもしていたでしょうし、国保?とレセプトを突き合わせるなど、きっちりしたチェック体制があれば、このような不正受給はもっと早い段階で発覚していたのではないかという気もしなくもないのですが、今後はこういった不正受給防止のために、単に年に1回現況届を出す以外にも不自然さを見破るチェックシステムを考えていく必要もありそうです。


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