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引っ越し大手アート、コムスンの保育事業2社(コティ)を買収 

2007-09-06 13:55:26 | Weblog
引っ越し大手アート、コムスンの保育事業2社を買収 2007年9月6日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070905AT1D0505U05092007.html
 引っ越し大手のアートコーポレーションは5日、グッドウィル・グループ子会社の介護大手コムスン(東京・港)が傘下に持つ保育事業運営会社2社を買収すると発表した。コムスンが保有する2社の株式をすべて取得する。取得金額は計約6億4000万円。アートが運営する保育園は現在の7カ所から106カ所に増え、保育事業を本格展開する体制を整える。転勤者への保育園紹介などで引っ越し事業との相乗効果も狙う。
 買収するのはコティ(東京・港)とグレース(同)。アートは6日付で、コムスンが保有するコティ株約99%とグレース株100%を取得し、子会社化する。


 コティと言えば、水澤佳寿子氏が1988年に創設した(2005年にコムスンに経営譲渡)託児施設の運営(あの霞ヶ関保育室もここの運営!)やベビーシッターの派遣など、働く女性を支援する企業として有名で、日経ビジネスの特集記事を読まれた方もいるのではないかと思いますが、コムスンの一連の騒動の影響で、アートコーポレーションへの売却が決まったようですね。
 まあ、コムスンとしては周辺事業に構っている余裕もないでしょうし、安心して事業を継続するには、コティとしても、ちょっとはそっとでは経営がぶれない大企業の傘下に入り、長期的な事業運営を図る意味でも、元々女性の就業支援に熱心だったアートへの傘下入りは個人的には正解だと思います。

ニュースリリースはこちら
http://www.the0123.com/ir/pdf/release/070905_syutoku_02.pdf
コティのHPはこちら
http://www.coty.co.jp/index.html


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