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塩尻市長に現職の小口氏3選 青柳氏に3500票差

2010-09-20 14:06:44 | Weblog
塩尻市長に現職の小口氏3選 青柳氏に3500票差 2010年9月20日 信濃毎日
http://www.shinmai.co.jp/news/20100920/KT100917ATI090032000022.htm
 任期満了に伴う塩尻市長選は19日投開票し、現職の小口利幸氏(59)=無所属、塩尻町=が14934票を獲得、前市議の青柳充茂氏(57)=無所属、洗馬=を3542票差で破り、3選を果たした。
 投票率は49・19%。同じ顔触れの一騎打ちだった2006年の55・80%を6・61ポイント下回り、同市長選としては過去最低を更新した。両氏の得票数は前回選に比べ、青柳氏が274票減だった一方、小口氏は2900票減らした。
 2期8年の市政運営を経て「仕上げ」を掲げた小口氏は、7月に開館させた市民交流センターなどこれまでに整備した施設を生かし、協働のまちづくりを進める-と主張。教育・農業の再生や産業振興を中心に、市政全般にわたる公約を示した。
 立候補表明は、過去2回の市長選より大幅に早い2月。市内全10地区の後援会組織を引き締めたほか、連合長野をはじめ各種団体から推薦を受け、党派を超えた多くの市議や周辺市町村長らの支持も得て、幅広い層を取り込んだ。
 3回連続の挑戦となった青柳氏は当初、現職への批判を抑えて「市政の軌道修正」を主張し、知人らが勝手連型選挙を展開。陣営は終盤、現職を批判する内容の政治活動用ビラを配るなど戦術を切り替えたが、立候補表明が告示6日前と遅れ、明確な対立軸を示しきれなかったこともあり、及ばなかった。



 長野県塩尻市は、2005年4月に楢川村を編入した松本市に隣接する県中部に位置する人口6.7万人程の市で、市長選は2期8年現職を務めた小口利幸氏氏に対して、前市議の青柳充茂氏が挑戦する前回と同じ構図となりましたが、
 JR広丘駅の橋上化、道路インフラ整備、中心市街地の活性化など、「ハードの整備はほぼ終了した」と2期8年の実績を強調すると共に、次の4年間で「皆さんと一緒にそこに魂を入れ、活用し、どんな街にしていくかを考える。市民力が試される」「100歳の塩尻市が輝く地方都市であるためには、教育再生、農業再生なくしてはありえない」「長く困難な道のりだが、果敢に道を開いていく。そのために協働のまちづくりをしていきたい」と訴えた現職の小口利幸氏が14934票を獲得し、
 「高齢者が安心し希望を持って暮らせる社会、若者が自信を持って暮らせる街」を掲げると共に、市長給与を20%削減し、人件費の見直しに着手する 生まれた財源は市民に返還すると、市の事業仕訳を訴え11392票を獲得した青柳充茂氏に3500票あまりの差をつけて、3選を決めました。

 まあ、前回と同じ顔ぶれだった上に、当初は無投票再選の雰囲気も漂い青柳氏が立候補を表明したのも告示の6日前…。新人が現職に出遅れるだけでも致命的だというのに、事業仕訳の導入など現職との差別化を図ろうと試みるも 公約に大きな争点もなかった時点でおおよその勝負は決まっていたのかな…とも思わなくもないのですが、3選を決めた小口利幸氏は次の4年間でどのような実績を打ち出してくれるのでしょうか…。
 財政問題こそ周辺市町村と比べると比較的健全なものの、それでもこのマチでも中心商店街では空き店舗が目立ち、イトーヨーカドー塩尻店が2010年2月21日で撤退するなど、中心市街地の活性化対策を今後どう講じていくのか、まさにその舵取りが注目されるところではないかと思います。


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