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長妻氏、厚労相交代に未練? 他閣僚人事関連報道2本

2010-09-20 14:18:15 | Weblog
長妻氏、厚労相交代に未練? 官僚との対決姿勢「定着を」 2010年9月20日 日経
 長妻昭前厚生労働相は19日のテレビ朝日番組で「(閣僚が各省庁の)人事を繰り返し行うことが重要だ。首相を含め、閣僚が一定期間は務めるとのコンセンサスが官僚主導を変える大きなポイントだ」と述べ、1年で閣外に去ったことに未練をにじませた。
 長妻氏は7月30日付で初めて次官・局長級人事を手がけて「自前」の布陣を整えたばかり。任期の大半を自民党政権の舛添要一元厚労相が任命した幹部と過ごした。
 官僚との対決路線については「その流れを定着させるのが第2段階だ」と指摘。後任に副大臣だった細川律夫厚労相が就いたことで路線の継承に期待を示した。
 ただ、細川厚労相は19日のNHK番組で「役人にも協力してもらう」と発言。長妻流の対決路線を微修正する考えを示唆した。

防衛副大臣に安住氏 樽床氏は国家基本委員長 2010年09月20日 共同
http://webun.jp/news/politics/kyodonews/20100920/67173
 菅直人首相(民主党代表)は19日、防衛副大臣に安住淳前選対委員長を起用する方針を固めた。国会で党首討論を担う衆院国家基本政策委員長には、代表選で小沢一郎元幹事長を支持した樽床伸二前国対委員長を充てる方向となった。
 副大臣と政務官は21日に閣議決定する。複数の小沢系議員を用いる方向で検討している。党人事では菅陣営の選対本部長を務めた江田五月前参院議長が最高顧問兼倫理委員長に就く。両院議員総会長には中野寛成元衆院副議長の起用が固まった。
 首相は19日夜、仙谷由人官房長官や岡田克也幹事長、玄葉光一郎政調会長ら幹部と公邸などで副大臣・政務官や国会の常任委員長ポストなどの人事を調整。同席した福山哲郎官房副長官は終了後、記者団に「一定の方向性がついた」と述べ、人事調整が大詰め段階に入ったとの認識を示した。

衆院予算委員長に中井氏 小沢鋭仁氏は環境委員長 2010年09月19日 共同
http://webun.jp/news/politics/kyodonews/20100919/67067
 民主党は18日、「ねじれ国会」論戦の主要舞台を取り仕切る衆院予算委員長に中井洽前国家公安委員長を充てる人事を内定した。衆院環境委員長には小沢鋭仁前環境相を起用する。閣僚経験者を用いることで国会運営の主導権確保を図る。
 仙谷由人官房長官や岡田克也幹事長、鉢呂吉雄国対委員長らは18日、都内のホテルで副大臣、政務官や党人事などをめぐり協議、城島光力政調会長代理と小川勝也首相補佐官の留任も固まった。
 来月6日召集で準備に入った臨時国会に向け、衆参両院の各委員長の人選も合わせて検討。衆院議員を失職した鈴木宗男氏の後任となる外務委員長ポストなどが今後の焦点となる。鉢呂氏や、衆院議院運営委員長に内定した川端達夫前文部科学相を中心に、ねじれ国会を乗り切る布陣を敷けるかが課題となる。
 中井氏は旧民社党から初当選し、羽田内閣で法相、鳩山内閣で国家公安委員長に就任し改造前の菅内閣まで続投した。小沢氏は日本新党から初当選し、鳩山内閣、改造前の菅内閣で環境相。衆院環境委員長を過去にも務めたことがある。




 厚生労働大臣を退任し首相補佐官への起用が固まった長妻昭前厚労相ですが、大臣ポストの交代に未練とも思える発言を日曜日の討論番組で行ったようです。
 とはいえ、いくら菅首相を強く支持した大臣とはいえ、職員(部下)からの評判が悪い長妻氏を続投させるわけにもいかなかったでしょうし、かといって枝野氏のように副大臣への降格させる表向き(建前)の理由もない以上、今後の長妻氏への要職就任への可能性を潰さない意味でも、首相補佐官という体裁のつくポストへの配置転換は致し方なかったのではないでしょうか…。
 北朝鮮拉致問題に関して強硬路線一辺倒でしかも女性スキャンダル問題が発覚した中井洽氏も、本来ならば更迭してもよかったものの、あえて衆院予算委員長に就任させたのもおそらくは同様の理由でしょうし、小沢鋭仁前環境相は衆院環境委員長と前職と関係の深いポスト、前回代表戦を争い国対委員長を務めた樽床伸二氏に衆院国家基本政策委員長を就任させるというのも、『今後の頑張り次第では復活(昇進)も十分ありうるよ』という趣旨でしょうし、あえて更迭という形ではなく配置転換という形を取るのが、菅内閣流の人事なのかもしれませんね…。


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