被告の看護師、無罪を主張 西宮女児連れ去り事件

被告の看護師、無罪を主張　西宮女児連れ去り事件　2006年11月20日　朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/1120/OSK200611200049.html
　兵庫県西宮市で９月、２歳の女児が行方不明になり、公園のベンチで頭に大けがをして放置されているのが見つかった事件で、未成年者誘拐と保護責任者遺棄の罪に問われた看護師、石若美咲被告（２５）＝同市今在家町＝の初公判が２０日、神戸地裁（的場純男裁判長）であった。石若被告は女児を連れ歩いたことは認めたが「誘拐したり、ベンチに置き去りにしたりするつもりはなかった」と起訴事実を否認し、無罪を主張した。
　石若被告は、西宮市の阪神西宮駅近くの広場に女児が１人でいたため、「お母さんは」と声をかけて一緒に捜そうとしたが、「トイレに行きたい」と言われて自宅に連れて行ったと主張。女児がぐったりしたため抱いて病院に行こうとしたが、途中で重くなり、ベンチに寝かせて人を呼びに行った、と説明した。
　検察側は冒頭陳述で、石若被告は女児の頭にこぶができ、脳内出血の可能性があることを認識していた、と指摘。同被告が今年６、７月、同駅の商業施設で別の女児を一時的に連れ去っていたことも明らかにした。


　結局この事件　被告が容疑否認のまま起訴されたようですね。被告は女児が「トイレに行きたい」と言われて自宅に連れて行ったと主張しているようですが、トイレに連れて行くのならば、仮にその公園にトイレがなくても近くでも借りることができますし、自宅で連れて行って女児がぐったりしたのならば、すぐに救急車を呼ぶのが自然でしょう。
　主張していることがあまりにも支離滅裂ですし、無罪の主張自体に無理があると思いますが、結局犯行の理由がわからないままに罪状が決まってしまうのでしょうか。偏見と怒られそうですが、もし彼女が犯人ならば、被告の心の闇を解決しない限り、出所後も同様の事件を起こしそうで、怖いと感じています。