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不二家:埼玉工場 ネズミ、実は485匹捕獲 内部文書 

2007-01-27 15:22:33 | Weblog
不二家:埼玉工場 ネズミ、実は485匹捕獲 内部文書 2007年1月26日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070126k0000e040065000c.html
 消費期限切れ原料使用が問題になった大手菓子メーカー、不二家の埼玉工場(埼玉県新座市)で、03年1月~昨年8月の約3年半に485匹のネズミが捕獲されていたことが、同社の内部文書で分かった。文書には「ネズミ捕獲がマスコミに漏れた時点で、経営危機、破たんは免れない」と記されていた。同社は消費期限切れ問題で「発覚すれば雪印の二の舞い」などと隠ぺいを図ったとも受け取れる文書が明らかになっており、同社の体質が改めて問われそうだ。
 関係者によると、内部文書は社内の構造改革チームの会議に「委員会外秘」として提出された。ネズミのイラストを配して捕獲数を棒グラフで月ごとに示し、03年に109匹、04年に221匹、05年に145匹、06年に10匹が捕獲され、長期にわたり大量のネズミが発生していた。とくに04年は3月から7月まで毎月20匹以上が捕獲され、4月は最高の50匹だった。
 同社は問題発覚直後に「埼玉工場で04年に最も多い月で50匹のネズミを捕獲した」ことを明らかにしていたが、この資料をもとにしたとみられる。文書には「至急対策すべき重大事項」とも記載されていた。
 同社は現在、外部の有識者による改革委員会を設置するなどして衛生管理体制の改善を図っている。ただ、こうした内部文書で指摘された事実がその後どう取り扱われたかは明確になっていない。


 ねずみが大量に発生したという噂はこのニュースが流れる以前からありましたが、3年半にわたって具体的な駆除対策も行っていなかったというのには唖然とすることしかできません。捕獲される数がこれだけあるということは、当然それ以上の数のねずみがいるということですし、食品を扱う工場ならば、一定数以上の数が確認された時点で全工場を順番に閉鎖して一斉消毒を行うくらいのことはすべきだったのではないでしょうか。

 もはやISOどころの話ではありませんし、前任の品質管理責任者は更迭して外部から実務のわかる品質管理の責任者を入れることは操業再開の最低限の条件かと思いますし、謝罪会見もさながら、具体的にどう解決していくかの具体策を示して欲しいと思います。


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