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ベビーカー140m宙づり、電車のドアに挟まれ 堺

2007-09-21 13:22:13 | Weblog
ベビーカー140m宙づり、電車のドアに挟まれ 堺 2007年09月20日
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0920/OSK200709200036.html
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070920it13.htm
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070920AT1G2003320092007.html
毎日夕刊 http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/bebe/news/20070920dde041040058000c.html
 20日午前10時10分ごろ、堺市東区日置荘原寺(ひきしょうはらでら)町の南海高野線萩原天神駅で、大阪市住吉区の主婦(38)が男児(1)を乗せたベビーカーを押し、難波発河内長野行きの普通電車(6両編成)から下車しようとした際、ベビーカーの取っ手の部分がドアに挟まれた。電車はベビーカーを挟んだまま発車し、車内の乗客が気づき非常ボタンを押して約140メートル先の踏切内でようやく停車した。この間、ベビーカーは車両の外に宙づり状態だった。女性はホームで数メートル引きずられて転倒し、右ひざに打撲などの軽いけが。ベビーカーの男児にけがはなかった。
 南海電鉄によると、女性は前から2両目の車両に乗っていて、先にホームに降りた後、ベビーカーを抱えて降ろそうとしていた。ベビーカーの男児は踏切で通行人に救助された。車両はドアが閉まったことを機械で感知する仕組みだが、すき間が3センチ程度の場合、感知しないという。非常ボタンは発車して50メートルを過ぎたときに押された。
 ホーム上の安全は、車掌が目で確認して扉を閉めることになっているが、現場のホームは進行方向に向かって緩やかな右カーブになっており、2両目付近は死角になっている。死角をカバーするためホームに監視カメラもついており、車掌がモニターで確認することになっていたが、車掌はベビーカーに気づかなかったと見られる。
 ホーム両端にはさくがついているが、ベビーカーは車両とさくの間を通過したという。
 同駅には当時、改札口に駅員1人がいただけで、この駅員は、電車がベビーカーをドアに挟んだまま発車したことに気づかなかったという。
 今年5月には、東京都千代田区のJR神田駅の山手線ホームで、電車がドアにベビーカーを挟んだまま発車し、約20メートル走行。ホームの客が非常ボタンを押して緊急停止させたが、ベビーカーに乗っていた男児ら3人が軽傷を負う事故があった。 南海電鉄IR広報部の話 お客様におけがをさせたことを、深くおわびします。詳しい状況は現在調査しておりますが、今後、原因を徹底的に究明し、再発防止策を講じて安全性向上に努めて参ります。


 この赤ちゃん。電車が止まったあと、近くにいた方が助けに入ったそうで、ケガがなくて何よりでしたが、もし途中で振り落とされる事があったら命に関わるケガをしていたのでは…と今更ながらにぞっとしています。
 ホームが曲がっていて安全確認がしにくいのならば、一旦ホームに出て確認すればよいだけのことではないでしょうか? ホームに出て確認しても1分もかからないでしょうし、仮にホームに出なくても、『出発しますよ』と一声かけていれば、その時点で母親のジェスチャーでベビーカーが挟まれていることがわかり、このような事故は防ぐ事が出来たと思います。
 ベビーカーが挟まれる事故と言えば、今年の5月にもJR神田駅でホームの途中までベビーカーが引きずられ、そのときはホームにいた他の乗客が赤ちゃんを助け出したのですが、こちらは完全にホームを通り過ぎていたようですし、どうも最近は『乗客を安全に移送する』というごくごく当たり前のことが忘れられているように思います。偉いさんが誤れば済む問題でもないと思うんでけどね…。


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