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教職員の駐車「学校の目的に含まれない」 名古屋地裁 

2006-12-04 00:51:09 | Weblog
教職員の駐車「学校の目的に含まれない」 名古屋地裁 2006年11月30日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/1130/NGY200611300012.html
 教職員らが通勤で使う学校の駐車場を有料化した愛知県江南市教育委員会の要綱をめぐり、通勤の車を駐車することが学校の目的にかなう利用かどうかが争われた訴訟の判決が30日、名古屋地裁であった。中村直文裁判長は「学校本来の目的に含まれない」との判断を示し、市に要綱の無効確認などを求めた原告の訴えを退けた。
 学校の駐車料徴収は、財政難などを理由に導入する自治体が全国で増えている。各地では、職員らの反発も見られるが、今回の判断は有料化の動きを後押ししそうだ。
 訴えていたのは、江南市内の小学校職員の男性。判決によると、江南市教委は今年4月、市立の小中学校15校の駐車場を教職員が通勤で使う場合、月額2100円の支払いを義務づける要綱を施行した。中村裁判長は「(駐車場の利用は)教職員の利便にかかわるものの、公教育に当然に必要なことだとまでは認められない」と判示した。


 昔ならば、学校の教師が駐車場を使っていても、『ああ いつもお世話になっている○○先生の車だし、いいよいいよ』と言う事でうやむやになっていたと思いますが、最近は駐車場の利用料金を市が請求して、しかもそれを不当として裁判に訴える先生まで出て来ているんですね…(吃驚
 愛知県江南市の教職員の通勤規程がどうなっているかわかりませんが、通勤手当を全額支給しているのならば、車通勤の人にだけ利用料金を取るのはフェアではありませんし、どうせ雨ざらしで下手をすると子供にイタズラされかねないような環境に止めてあるのですから、そこまでするのもちょっと酷ではないかと個人的には考えています。
 ただ金額としては駐輪場と変わらない水準とそれ程高くなかったことが、裁判で市側が勝訴する理由となったのでしょうか。あまり考えたくないことですが、これからは市の財政の厳しいところはこの判決を受けて同様の駐車場利用料金徴収を導入してくるかもしれませんね。


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