ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

空港鉄道開業で「開かずの踏切」出現? JR南仙台駅付近

2006-09-01 00:44:52 | Weblog
空港鉄道開業で「開かずの踏切」出現? JR南仙台駅付近 2006年8月28日 河北新報夕刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060828-00000015-khk-toh
 仙台空港アクセス鉄道の来春開業に伴い、JR南仙台駅(仙台市太白区)付近の踏切が「開かずの踏切」となってしまうのではないかと、住民が心配している。付近の踏切3カ所は現在でも遮断時間が長く、アクセス鉄道がJR東北線に乗り入れれば、さらに長くなると予想される。渋滞悪化や、待ちきれずに人や車が踏切をくぐり列車と衝突する事故などを懸念している。
 南仙台駅付近には、駅の約100メートル北に中田西浦踏切、500メートル北に地蔵堂踏切、700メートル南に前田踏切がある。いずれも住宅開発が進む、JR線の東西をつないでいる。
 中田西浦踏切では、朝のラッシュ時には遮断機が4分間下りたままになっていたり、上がってもまた10秒後に下りたり。すぐに車が数珠つなぎとなり、近くの会社員男性(44)は「雨の日は特にイライラする」とうんざり顔。パートの女性(42)も「仕方がないのかしら」とため息を付く。
 アクセス鉄道開業前の状況把握のため、仙台市が2005年11月に実施した踏切10カ所の調査では、ピーク時の遮断時間は中田西浦が1時間当たり34.0分。01年の調査では市内の全踏切のうち最長で、4年間でさらに0.5分伸びた。地蔵堂は33.7分、前田も27.5分だった。
 南仙台駅付近は東北線のほか、常磐線や貨物列車も走り、午前8―9時には上下計18本が踏切を通過する。JR東日本によると、踏切が駅に近いため、安全上の配慮から、列車が駅に到着する前から駅の先にある踏切の遮断機が下りるようになっている。
 近くの中田地区町内会連合会の菊田信次会長は「アクセス鉄道の乗り入れ本数次第では、遮断機が下りっぱなしになってしまう。無理にくぐる人が出なければよいが」と心配する。
 アクセス鉄道の事業主体、仙台空港鉄道(仙台市)は「現行の特急バス並みの1日40―45往復を予定している。ダイヤはJRと協議中だが、航空機の発着に合わせ、運行本数が多くなる時間帯もある」と言う。
 JR線の東西を結ぶ幹線道の計画は2本あるが、着工時期は未定で「ドライバーには回り道を呼び掛けるしかない」と市道路計画課。中田西部町内会連合会の阿部欣也会長は「道路建設を急いでほしい。歩行者が安心して往来できるよう南仙台駅の橋上駅化も要望したい」と話す。


 もともと渋滞している踏み切りに更に仙台空港アクセス鉄道が開業すれば、更に混雑することは目に見えていますが、行政には地下道を作るとか、歩道橋を立てるといった発想はないのでしょうか。
 今年の7月には東京都豊島区の東武東上線で、開かずの踏切をくぐって線路内に入った母子が列車にはねられるという痛ましい事故も発生しているだけに、渋滞対策に真剣に取り組んで欲しいと思います。


コメントを投稿