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「入荷すぐ売り切れ」日用品、首都圏も品薄に

2011-03-17 05:13:23 | Weblog
「入荷すぐ売り切れ」日用品、首都圏も品薄に 2011年03月16日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110316-OYT1T00090.htm
 東日本巨大地震の衝撃は、首都圏の物資の流通にも影響を与えている。
 生産拠点が大きな被害を受けたり、消費者が不安心理から買い占めたりした結果とみられ、流通関係者は「買い占めは控えてほしい」と呼びかけている。

◆ガソリン
 首都圏ではガソリン不足が深刻化している。コスモ石油の千葉製油所(千葉県市原市)は地震による火災で、操業がストップした。同社広報室によると、国内の四つの製油所の1日の原油処理量は計55万5000バレルだが、うち約40%を千葉製油所が占めていた。「JX日鉱日石エネルギー」グループも国内8か所の製油所のうち仙台など3か所が稼働を停止している。
 東京都台東区のあるガソリンスタンドは元売りからの供給が途絶えたため、12日から営業していない。従業員は「仕入れのめどは全く立たない」と嘆く。
 品川区の会社員谷口正和さん(63)はガソリンを探し回り、ようやく大田区のスタンドにたどり着いた。「いざというときに逃げられないと困る。給油できてほっとした」と話した。このスタンドは1台あたり30リットルと販売量を決めており、15日は給油待ちの車が1キロぐらい列を作ったという。
 政府は14日、石油元売り会社に義務づけているガソリンなどの石油製品の法定備蓄量を、販売量の70日分から67日分に引き下げた。3日分を市場に放出するのが狙いで、資源エネルギー庁は「日本全体で見れば、石油供給能力には問題はない」としている。

◆日用品・食料品
 高層マンションが立ち並ぶ東京都江東区豊洲。ベビーカーに長男(2)を乗せた主婦(34)は、カップラーメンなどがたくさん入った買い物袋を下げていた。女性は、「小さな子どもがいるので、停電や地震を考えると心配で。過剰反応かもしれませんが」とすまなそうに話した。入手しにくくなっている紙おむつは、小さな子供がいる友達と情報交換をして探すのが日課になっているという。
 スーパー「たつみチェーン豊洲店」では、カップラーメンやパン、ペットボトルの水などを入荷しても、午前中には売り切れてしまう。村松義康店長(52)は、「パンなどは、メーカーが被災地に優先的に送っているので、在庫が不足気味。お客さんも不安で必要ない分も買っているように見える」と困り顔だった。
 東京都中央区のドラッグストアでは、トイレットペーパーやウエットティッシュなどがほぼ売り切れていた。店員は、「入荷はしているが、発注よりずっと少ない量しか入らず、すぐに売り切れてしまう」と話す。
 首都圏を中心に展開する大手スーパーによると、避難所での生活に必要な水や電池などは東北地方に優先的に出荷しているうえ、1人当たりの購入点数も多いことが品薄状態に拍車をかけているという。製パン大手の山崎製パン(東京)でも、宮城県柴田町にある仙台工場が被災したうえ、政府の要請に応じ、被災地への緊急食料として、14日までに計約60万個のパンを提供したという。
 また、食品卸大手「国分」(東京)によると、首都圏などでパンや弁当などが品薄になっているのは、ガソリンや軽油が入手しづらく、輸送手段に影響が出ていることも一因といい、「買いだめは悪循環を招く。メーカーの復旧を信じて冷静になってもらいたい」と話す。

ガソリン不足、東日本で深刻化…GSに長蛇の列  2011年03月16日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110315-OYT1T00655.htm
 東日本巨大地震で、石油元売り大手の一部製油所が操業停止に追い込まれたことで、ガソリン不足が関東地方以北を中心に深刻化している。
 都内では、品切れで営業を休止するガソリンスタンドが相次いでいる。営業しているスタンドでは、ガソリンを求める車が長い列になった。スタンド関係者は、「元売りからの供給量が、通常の6割程度に絞られている」と話す。
 元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーは、地震の被害を受けた仙台製油所(宮城県)、鹿島製油所(茨城県)について、操業再開のめどが立っていない。根岸製油所(神奈川県)も点検中で、来週中の再開を目指す。3製油所の精製能力はJXの能力の5割近くを占めている。東燃ゼネラル石油や火災に見舞われたコスモ石油の各製油所も地震で操業を停止している。

ガソリン不足いつまで続くのか  最大の敵は消費者の「買い溜め」  2011年03月15日 J-CAST
http://www.j-cast.com/2011/03/15090526.html
 ガソリン不足が深刻化している。都内では2011年3月15日朝からガソリンが底をついたとして臨時休業する店や「ガソリン売り切れ」の看板を出すスタンドも出ている。関東、東北、北海道で同様の事態となっている。
 原因は3月11日に起きた大地震の影響だが、石油連盟は国内にガソリンの備蓄はあり、流通も回復が見込めるため、被災地などを除くと落ち着く日はそう遠くない、としているが、最大の敵は消費者の「買い溜め」。それが無くならないと、しばらく混乱は続きそうだ。

臨時休業するガソリンスタンドが続出
 「3時間待って10リットルしか買えなかった」「大きいセルフで100台ぐらい並んでた」などといった悲痛なカキコミがネットに溢れたのが13日。14日には臨時休業するガソリンスタンドも現れた。今では「どこへ行っても買えない」などというものに変わった。
 ガソリンがスタンドから無くなったのは12日に起こった大震災以降。コスモ石油の千葉製油所が爆発・炎上、JX日鉱日石エネルギーの仙台製油所、鹿島製油所、根岸製油所も石油製品の生産・出荷を停止した。また、震災の影響で陸上輸送が滞り、船舶も海が荒れているため航行できなかった。
 ガソリン不足になったのはこうした状況に加え、消費者が買い溜めに走ったこと。普段は1000円単位でしか買わない客も満タンにした。スタンドの前には給油待ちの行列ができ、ガソリンの在庫が少ないため、常連客にしか販売しないスタンドも現れて激しいブーイングが飛んだ。
 石油連盟は、お客の買い溜めが起きなければこれほどの混乱にはならなかった、と説明する。今後はどうなるかについては、
「政府が備蓄の放出を決めましたし、出荷を停止していた製油所も稼働を始めます。完全に元の状態になるのは時間がかかりますが、次第によくなっていくのは事実です」という。
 政府は法定備蓄量を緩和、出荷再開する製油所も
政府は14日に石油製品の法定備蓄量を70日分から67日分に引き下げた。これによって精製会社各社が備蓄しているガソリンを流通しやすくなった。また同日、JX日鉱日石エネルギーは、生産・出荷を停止していた根岸製油所の陸上出荷を再開したと発表した。今回の震災によって緊急停止した製油所については、安全点検の後に稼働することになるが、それには2週間から3週間かかる。やはり、この期間のガソリン不足が気になるが、一番問題となるのが「買い溜め」だという。
 「十分に行き渡る量があっても買い溜めがあると混乱は避けられません。買い溜めをやめてもらうようにしていただきたい」と石油連盟では訴えている。


徹底調査:モノが消えた トイレットペーパーや飲料水、即席めん、電池が深刻 2011年3月16日 J-CAST
http://www.j-cast.com/2011/03/16090622.html
 首都圏のスーパーやコンビニエンスストアで「モノ不足」が深刻化している。東北関東大震災による物流網の混乱や、生産工場の操業停止などが影響している模様だ。
 都心のコンビニや薬局、電器店を歩いてみると、トイレットペーパーや飲料水、即席めん、電池を中心に売り切れている。店長らも「入荷の時期はわかりません」と一様に困った表情を見せる。

水15ケース入荷の予定も「連絡なし」
 東京・麹町にある「セブンイレブン麹町駅前店」。2011年3月16日の正午過ぎ、昼食を買い求める客でにぎわっていた。弁当やおにぎり、サンドイッチは、通常より品数はやや少ないが、それでも棚いっぱいに並んでおりすぐには売り切れそうにない。
 一方で乾電池や飲料水、カップラーメンの棚は空っぽだ。菓子パン売り場は種類が圧倒的に少なく、食パンが2斤、広々と場所を取っていた。
 同じような光景は、JR四ツ谷駅付近のコンビニ各店でも見られる。ある店舗では、2リットルのペットボトルの水は「お1人さま1本限りとさせていただきます」との張り紙があったものの売り切れ。店長に聞くと、「本来なら今日、15ケース入ってくる予定でしたが、入荷の連絡が全然ありません」と話す。菓子パンなど一部の商品は「全く入ってこないわけではない」というが、入荷予定の見通しが立たず連絡も滞っているため「日々、品が減っているんです」と困惑気味だ。別のコンビニでパンやカップラーメンの在庫をたずねたところ、店員は「一部の生産工場が停電の影響でストップしているようで、入荷のメドが立ちません」と肩を落とす。
 コンビニ3店舗では見当たらなかった大型ペットボトルの水は、ドラッグストアでようやく在庫が残っていた。ここでも購入できる本数が制限されており、傍らにはすでに相当数が売れたのか、飲料水の段ボールの空き箱が積まれていた。
 トイレットペーパーは、数店をめぐっても見当たらず、どの店でも店員が「いつ入荷するかはわかりません」と繰り返すばかり。乾電池も品薄の代表格だ。四ッ谷駅近くの電器店や、写真の現像などを行うDPEをのぞくと、入り口に「電池はすべて売り切れ」と張り紙がある。DPEで「乾電池の購入予約ができないか」とたずねてみたが、「入荷の予定がないので、予約も受け付けられません」と断られた。JR市ヶ谷駅近くにある小型電器店には、かろうじて単四電池が2パックあったが、単一や単二は軒並み棚から消えていた。

「買占めたしなめられ」店員に突っかかる人も
 都内や近郊の各地でも、食料品や日用品を買い求める人たちの間で混乱が起きている。J-CASTニュースが調べたところ、板橋区にあるスーパーでは朝9時の開店前から30人ほどの買い物客が列をなした。川崎市のスーパーは、「1人1品限り」と表示されていたトイレットペーパーを多数買い占めようとした客が店員にたしなめられた際、店員に突っかかる場面も見られたという。コメの品切れも練馬区や杉並区、船橋市とあちこちで頻発しているようだ。川崎市の別のスーパーには「在庫状況のご案内」が掲示された。そこには、コメだけでなく卵やカップめんといった食料から、ろうそくやガスボンベ、懐中電灯、子ども用の紙おむつなどの日用品や生活用品の一覧に、売り切れを示す「バツ印」が表示されていた。このスーパーの近所にあるコメ販売店は、在庫がすべてなくなっており「開店休業状態」だったという。
 「意外」に品薄なのが、牛乳と納豆だ。納豆は茨城県、牛乳は北海道や栃木県、群馬県が主な生産地。地震の被害で工場が操業を停止するなど、生産や配送に支障をきたしていると思われる。
 だが逆に、現在ストップしている工場が生産を再開し、物流網が復活すれば都内の品不足も解消するのではないか、と見る向きもある。トイレットペーパーや電池は、メーカーが増産する方向で、コメについては3月15日に鹿野道彦農相が在庫状況に十分な余裕があると述べた。被災地住民に優先的に送られている品があることも、今回の品薄続出に影響しているようだ。





 東北の大地震の影響もあり、ガソリンやトイレットペーパー・マスク・ペットボトルの水・カップ麺・電池の不足が深刻となり、品切れになるお店も続出しているようです。
 まあ、電池についてはロクに備えがないところに東京電力の管轄区域で計画停電がいきなり行われたことで管内で足りなくなるのは無理もないとは思うのですが、どうやら被害を受けなかった他の区域でも買い占め現象と思われる現象が発生している(私の住む地域では震度3だったのですが、先日必要が生じて電池を買いに行った同僚が電機店や100均を何件も回るもいずれも売り切れて購入できなかったようです)ようですし、トイレットペーパーやミネラルウォーターやカップ麺などは被災地への優先出荷に加えて各自治体の支援物資による大量購入と、日頃からの備えに対する危機感に急に目覚めた個々人が購入しようと殺到しているようで、首都圏のパン売り場などは食パン以外はすっからかんの状態に…。
 まあ、気持ちはわからなくもないのですが、日本各地の物流網が途絶えるような非常事態にでもならなければ首都圏で食糧そのものが不足することはありませんし、乾電池だってもう少し待てば海外からいくらでも輸入できるような代物。カップ麺だって、水が自由に使えるならば、もうしばらくの期間は、少し調理が面倒な袋麺やパスタで我慢してもらいたいものだと思います。
 東北地区に住む親族から懇願されたというケースもあるのだとは思いますが、本当に足りない地域で供給されなければ全く意味がありませんし、どうか不安に駆られて不要不急の生活必需品を必要以上に買い溜めするようなことだけはしないで欲しいと思います。


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