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(沖縄)石垣市長に中山氏3選 4296票の大差 陸自配備に理解

2018-03-12 08:11:17 | Weblog
(沖縄)石垣市長に中山氏3選 4296票の大差 陸自配備に理解 2017年03月12日 沖縄タイムズ
記事リンク先 沖縄タイムズ http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/221105
記事リンク先 琉球新報 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-680592.html
★沖縄県石垣市 市長選挙結果
当 中山義隆 13822票
  宮良操  9526票
  砂川利勝 4872票

 沖縄県石垣市は、県南部の八重山列島にある人口4.8万人程の市で、市長選は2010年3月から2期8年現職を務めて3期目を目指す自民・公明・日本維新の会が推薦する50歳の中山義隆氏に、社民・沖縄社会大衆・共産・自由が推薦する前市議で61歳の宮良操氏、元県議で54歳の砂川利勝氏の2新人が挑む三つ巴の争いとなりましたが、

 2期8年間を振り返り、「様々な産業振興ができた」と評価。3期目は過疎化が進む島北西部の定住条件の振興や、移転後の旧庁舎跡地開発、市街地拡張による持ち家率向上などを公約に掲げると共に、外国人観光客の受け入れを拡充するため新石垣空港のターミナルを拡張し、滑走路を2500メートルへ延長するなど、質の高い観光地を目指すための態勢を作っていきたい。陸上自衛隊の配備計画については「国防や安全保障は国の専権事項」とし、「私が誘致しているのではなく、国が配備を考えている。市民に納得していただけるよう話し合いを進めたい」と主張した現職の中山義隆氏が13822票を獲得して

 陸上自衛隊部隊の配備について、現行計画地の市平得大俣を含め島全体への配備自体に反対。「島の将来を左右する問題。ミサイル基地問題が環境、文化、自然、人々の暮らし、観光に大きな影響を与える。受け入れることのできない政策だ」と訴えると共に、遠隔地に住む高校生を対象とした通学バス賃や学寮費の補助、高度な知識・技術を持つ農業水産業の専門職員の配置、持続可能な観光産業と環境保全のルール策定など、子育て支援や経済振興などを公約に掲げ9526票を獲得した宮良操氏

 陸上自衛隊配備計画については「周辺地域住民との対話もなく、地権者の賛成だけで進められている。於茂登岳は石垣島の古よりの聖地であり、水の神様が祀られる祭りごとの中心地でもある」という理由から「計画は白紙に戻す」という立場を示し、石垣空港跡地の新庁舎計画は建設費を縮小し、子育て・教育・福祉政策に充てること、過疎化の進む北部地域や西部地域、市内中央部の農村地域の経済振興など、島全体で均衡ある発展を目指したいと訴え4872票を獲得した砂川利勝氏 の両氏を退けて3選を決めました。

 う~ん。陸上自衛隊基地の配備計画に反対する陣営が分裂したあげく、この問題について直接言及することを避けて2期8年の実績のみを現職が強調すれば結果はこうなるよな…な典型例だったと思いますが、実際問題(島故の原油の供給問題など)国の方針には逆らえないでしょうし、そもそも一騎打ちに持ち込めない時点で勝負あったかな…と思いますが、3選を決めた中山義隆氏はどう市政の舵取りを行っていくのでしょうか。


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