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自民公募に「世襲」ゾロゾロ、議員子息が続々と

2012-10-14 14:01:36 | Weblog
自民公募に「世襲」ゾロゾロ、議員子息が続々と 2012年10月14日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20121014-OYT1T00379.htm
 今期限りでの引退を表明した自民党衆院議員の後継に、議員の子息が名乗りを上げるケースが相次いでいる。
 公募による選考を受ける仕組みにはなっているが、既に2人が決定し、選考で強みを発揮している。自民党は、2009年の政権公約(マニフェスト)で世襲制限を打ち出したものの、「かけ声倒れに終わっている」との指摘も出ている。
 自民党が12日に衆院選選挙区支部長に決定した4人のうち、香川3区は大野功統元防衛長官の長男で秘書の敬太郎氏、北海道12区は武部勤元幹事長の長男で秘書の新あらた氏だった。敬太郎氏は応募者5人のうち、書類審査を通過した3人を対象にした県連幹部らの投票で圧勝。新氏は応募者3人の中から選ばれた。
 福田康夫元首相が引退表明した群馬4区では、長男で秘書の達夫氏が県連の公募に応募した。中川秀直元幹事長の広島4区でも、次男で秘書の俊直氏が後継に意欲を示す。
 自民党は、09年の政権公約で「3親等以内は公認しない」と世襲制限を盛り込んだが、衆院選後に公募を前提として世襲を容認する方針に改めた。同党では、議員の後援会が強い力を持ち、後援会幹部らが組織の維持を狙って子息の出馬を望むことがしばしばある。



 ん。開業医の息子や娘同様、政治家の息子も若い頃から将来は自分が後継者になるという気持ちは他の方よりも強い傾向はやはりあるでしょうし、次の衆議院選挙では第一党になれるものと確信して早くも油断しているわけでもないと思うのですが、公募の時点で議員子息が出てくれば、勝負はやる前から見えているでしょうに…。
 こういう体質が変わらないから、自民党も今一つ信頼されないのでしょうね。
 海外には、あえてライバル政党が強い地域に落下傘候補を投入してそこで勝ち抜いた方を未来のリーダー候補として育成するような国もあると聞きますが、世襲人事の流れが変わらない限りは、自民でも民主でもない第三の勢力に期待する方の比率が高くあり続けるのではないかと思います。


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