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埼玉 飯能市長に大久保氏 新人2氏退け再選「1期目土台に日本一目指す」

2017-07-10 08:08:58 | Weblog
埼玉 飯能市長に大久保氏 新人2氏退け再選「1期目土台に日本一目指す」2017年07月10日 埼玉
 任期満了に伴う飯能市長選は9日投開票され、現職の大久保勝氏(64)=無所属、自民・公明推薦=が、ともに無所属で子育てサロン代表の長谷川順子氏(44)=共産推薦、前市議の椙田博之氏(53)の新人2人を退け、再選を果たした。
 大久保氏は市議会の大半となる市議12人の応援を得て、序盤から安定した選挙戦を展開した。都市間交流を通して対外的に市をPRしてきた実績などを強調、継続的な市政運営を訴え、支持を広げた。
 当選を受け、大久保氏は「1期目の市政を土台に日本一の飯能市を目指し、攻めの市政を行う」と抱負を語った。
 長谷川氏は子育て世代からの支持拡大を図ったが及ばず、立候補表明が6月半ばすぎと出遅れたことも響いた。椙田氏は大久保市政からの改革を訴えたが、浸透しなかった。
 当日有権者数は6万8019人(男3万3778人、女3万4241人)。投票者数は2万9084人(男1万4482人、女1万4602人)、投票率は42・76%(男42・87%、女42・64%)で前回(57・60%)を14・84ポイント下回った。
★埼玉県飯能市 市長選挙結果
当 17410票 大久保勝 無現
  6970票 椙田博之 無新
  4404票 長谷川順子 無新

 埼玉県飯能市は、県南西部の人口8万人程の市で、市長選は4年前の前回選挙戦で4選を狙った沢辺瀞壱氏を破り初当選。2013年8月から1期4年現職を務めて再選を目指す64歳の大久保勝氏に、元市議で市長選に出馬するために4月に行われた市議の続投をあえて見送った53歳の椙田博之氏、子育てサロン代表で共産が推薦する44歳の長谷川順子氏の2新人が挑みましたが、
「市民のために大汗をかくことを念頭に私はやってきた。メッツァを筆頭に飯能河原の再生、パスポートセンターの設置、女性と子どもにやさしいまちなどに取り組んだ」と4年間の実績を強調。「1年ごとに成果が出ないと、消滅可能性都市に戻ってしまう。この1年で発展都市へすると発信した。この1年というのは8月以降も入っている。来期もこの私で良ければ、市政のために大汗をかきたい」と述べ、市政運営に引き続き強い意欲を見せた大久保勝氏が17410票を獲得して
「住民満足度の高いまちにしたい」と市長選に出馬するために市議選への再登板をあえて見送り6970票を獲得した53歳の椙田博之氏
 安心して暮らし、自分らしく生きられる飯能、憲法をいかすみんなの市政を作ること。医療・介護、子育てなど福祉を守る立場で、国・県にも声をあげますーの2点を柱に、「子育て支援策の充実」「医療・介護など福祉の充実」「安心して生活できる『足の確保』を目指す」を掲げて4404票を獲得した長谷川順子氏 の両新人を危なげなく退けて再選を決めています。

徳島 三好市長に黒川氏が再選

2017-07-10 08:07:16 | Weblog
三好市長に黒川氏が再選   2017年7月10日 徳島
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/07/2017_14996119102284.html
 任期満了に伴う三好市長選は9日投開票され、現職の黒川征一氏(69)=無所属、池田町中西=が7962票を獲得し、新人で前市議の仁尾健治氏(68)=無所属、池田町白地=に1164票差をつけて再選を果たした。市本庁舎整備事業や船井電機池田工場跡地の利活用が主な争点となり、現路線での推進を訴えた黒川氏に支持が集まった。投票率は63・05%で、過去最低だった2013年7月の前回を12・08ポイント下回った。


★徳島県三好市 市長選挙結果
当 7962票 黒川征一 無現
  6798票 仁尾健治 無新

 徳島県三好市は県西部の2006年3月に三野町・池田町・山城町・井川町・東祖谷山村・西祖谷山村が合併して発足した人口2.5万人程の市で、市長選は2013年7月から1期4年現職を務めて再選を目指す69歳の黒川征一氏に元市議で68歳の仁尾健治氏が挑みましたが、
 現庁舎を耐震改修して新庁舎と併用する計画の推進に理解を求めると共に、船井電機池田工場跡地はウオーキングコースを備えた公園整備を唱えた黒川征一氏が7962票を獲得して
 現庁舎を解体して分庁舎を建て、新庁舎に多目的ホールを合築しないよう訴えると共に、船井電機池田工場跡地には企業や大学キャンパスを誘致するよう主張して6798票を獲得した仁尾健治氏を振り切って再選を決めました。
 4年前の新人対決で自民が推薦する候補を破った黒川征一氏の4年間の実績が問われる結果になりましたが、市民はかろうじて現職を信認した形。次の4年間の実績が厳しく問われることになりそうですね。

奈良市長選 現職仲川氏が山下氏振り切る 自民候補は埋没

2017-07-10 07:54:13 | Weblog
奈良市長選、現職の仲川元庸氏が3選決める 2017年07月10日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20170710-OYT1T50003.html
 奈良市長選は9日、投開票され、現職の仲川元庸氏(41)(無所属)が、前奈良県生駒市長の山下真氏(49)(無所属)、まちづくりNPO法人理事長の朝広佳子氏(56)(無所属=自民推薦)、共産党県常任委員の井上良子氏(53)(共産)の3新人を破り、3選を決めた。
 投票率は51・01%(前回60・06%)だった。
 選挙戦では、人口減対策や財政再建、観光振興策などを巡り、論戦が交わされた。仲川氏は、長年の課題だった火葬場の新築移転計画に道筋を付けるなど、2期8年の実績を強調し、市政改革の継続を訴えた。

奈良市長選:逆風の自民埋没 「市民」対決 現職が制す 2017年07月10日 毎日
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170710/k00/00m/010/142000c
 9日投開票の奈良市長選で、「市民党」を掲げる無所属現職の仲川げん氏(41)が3選を果たした。2013年の前回は7人乱立の選挙戦を制し、今回も自民推薦候補を含む3新人を振り切る強さを見せた。
 仲川氏は、市民活動を支援するNPO法人の役員から09年に民主(当時)の推薦を受けて初当選。前回選から「市民党」のスタンスを取る。一方、荒井正吾・奈良県知事との協調を重視することで安定した市政運営を確保してきた。
 毎日新聞が9日に実施した出口調査(950人が回答)では、仲川氏に投票した人の約5割が実績や経歴を評価。民進支持層の約5割、公明支持層の5割弱、無党派層の約4割、自民支持層の4割弱を取り込んでおり、幅広く得票したとみられる。
 一方で、自民が推薦した元雑誌編集長の朝広佳子氏(56)の得票は、仲川氏と同様に政党の支援を受けなかった山下氏をも大きく下回った。自民は同市を選挙区とする衆院奈良1区で03年以降、議席を民進の馬淵澄夫氏(56)に明け渡し続けており、今回は奈良2区選出の高市早苗総務相らが朝広氏の応援に駆け付けた。しかし、東京都議選でも明らかになった逆風は強く、朝広氏の陣営が選挙期間中、街頭で「自民」ののぼりを下ろす場面も見られるなど厳しい結果になった。
★奈良県奈良市 市長選挙結果
当 61934票 仲川げん
  59912票 山下まこと
  20472票 朝広佳子
  10615票 井上良子


 奈良県奈良市は県北部に位置する2005年4月に都祁村・月ヶ瀬村を編入した人口35.7万人程の県都で、市長選は、2009年7月から2期8年現職を務めて3期目を目指す41歳の仲川げん氏に、2006年2月から2015年2月まで3期生駒市長を務めた49歳の山下真氏(辞任理由は2015年の奈良県知事選に出馬したため)、元地域情報誌編集長・56歳で自民が推す朝広佳子氏、共産が推薦する53歳の井上良子氏、の3新人が挑みましたが、
 「子育て世代や教育の支援にしっかり力を入れて、若い人たちに支持される町を作る。人口減少を迎える時代の中で、奈良の中に雇用と税収がうまれる政策を実現したい」と訴えた仲川げん氏が61934票を獲得して
 「奈良の市政を停滞から加速へと切りかえる。行政サービスを充実し、市民の暮らしの中にゆとりを生み出すことで、帰ってきたくなるまち・奈良を作り上げていく」と訴え59912票を獲得した山下真氏 を僅差で振り切って3選を決めました。
 「ワクワクする奈良を皆さまと一緒に作りたい。女性の感性でこまやかなところに手が届き、敷居が低く、市民と奈良市が一体となったオール奈良のまちづくりを行いたい」と訴えた朝広佳子氏は20472票を獲得。
 「市民第一の市政を作っていく。暮らしにやさしい、子育てを応援して高齢者も安心できる奈良市。平和都市としての奈良市。これを作るため全力を尽くす」と訴えた井上良子氏は10615票を獲得しました。

 仲川氏は現職なので当然知名度が高く、山下氏も(奈良市に隣接する)前生駒市長を9年ほど勤めて県知事選にも出馬したことがあることからそこそこ知名度もあることもあり両者の争いになるだろうな…とは思っていただけに、「東京都議選でも明らかになった逆風」というよりは、自民の方が候補擁立作業に出遅れて、また関西では影響力のある日本維新の会は静観。公明も自主投票になった結果の当然の結末。
 いくら自民党の推薦でも元地域情報誌編集長の肩書では、県都の市長選を前に知名度的にこの2名の相手には厳しかろうとは思っていましたが、自民党の組織票を考慮すれば両候補の3分の1程の得票数しか獲得できなかったのはさすがに計算外だったかも。
 仲川氏は3選は決めたとはいえ山下氏にここまで迫れらたことで、次の4年間でどんな実績を打ち出すことができるか、その実績を厳しく問われることになりそうですね。