家賃が1億ルピア…インドネシアでデノミ検討 2017年07月17日 読売
東南アジア最大の国土と人口を持つインドネシアでは、現在の通貨「ルピア」を「新ルピア」に切り替えるデノミネーション(デノミ)の実施が検討されている。
通貨の単位を1000分の1に切り下げて「1000ルピア」を「新1ルピア」とし、新しい紙幣やコインと交換する。日常的な買い物でも支払いが数万ルピアとなって不便なためだが、国民生活への影響も大きく、現地に進出している日系企業も行方に注目している。
ルピアは、1990年代後半のアジア通貨危機で価値が急落し、その後も低迷が続いた。最近は1ルピアが0・0084円前後で取引されている。
牛丼並盛りの価格が約3万5000ルピア(約300円)で、売れ筋のスマートフォンは数百万ルピア(数万円)、首都ジャカルタ中心部ではワンルームマンションの年間家賃が1億ルピア(84万円)を超える。
インドネシアの現行紙幣は、1000ルピア、5000ルピア、1万ルピア、2万ルピア、5万ルピア、10万ルピアの6種類のはずですから、その10万ルピアでも日本円に換算すると840円相当。
売れ筋スマホを1台買うだけで最高紙幣を数十枚も用意するとか、さすがにこれでは不便極まりないでしょうし、持ち歩く方も治安面でも不安でしょうね。
銀行制度が日本ほど発達していないでしょうから、銀行振込や引き落としも日本ほど普及していないでしょうし、家賃を払う時などバッグ一杯に現金を詰め込んでという凄まじい光景しか想像できませんが、国家が発行する紙幣の信頼性を維持する上でもデノミせざるを得ないのではないかと思います。
本当の意味での現地富裕層なら、ビットコインのような仮想通貨あるいは地金や宝飾品で決済しているのかもしれませんが、ここまで紙幣価値がなくなると国家としての信頼問題になってくるでしょうし、早期の決断が必要だと思います。
東南アジア最大の国土と人口を持つインドネシアでは、現在の通貨「ルピア」を「新ルピア」に切り替えるデノミネーション(デノミ)の実施が検討されている。
通貨の単位を1000分の1に切り下げて「1000ルピア」を「新1ルピア」とし、新しい紙幣やコインと交換する。日常的な買い物でも支払いが数万ルピアとなって不便なためだが、国民生活への影響も大きく、現地に進出している日系企業も行方に注目している。
ルピアは、1990年代後半のアジア通貨危機で価値が急落し、その後も低迷が続いた。最近は1ルピアが0・0084円前後で取引されている。
牛丼並盛りの価格が約3万5000ルピア(約300円)で、売れ筋のスマートフォンは数百万ルピア(数万円)、首都ジャカルタ中心部ではワンルームマンションの年間家賃が1億ルピア(84万円)を超える。
インドネシアの現行紙幣は、1000ルピア、5000ルピア、1万ルピア、2万ルピア、5万ルピア、10万ルピアの6種類のはずですから、その10万ルピアでも日本円に換算すると840円相当。
売れ筋スマホを1台買うだけで最高紙幣を数十枚も用意するとか、さすがにこれでは不便極まりないでしょうし、持ち歩く方も治安面でも不安でしょうね。
銀行制度が日本ほど発達していないでしょうから、銀行振込や引き落としも日本ほど普及していないでしょうし、家賃を払う時などバッグ一杯に現金を詰め込んでという凄まじい光景しか想像できませんが、国家が発行する紙幣の信頼性を維持する上でもデノミせざるを得ないのではないかと思います。
本当の意味での現地富裕層なら、ビットコインのような仮想通貨あるいは地金や宝飾品で決済しているのかもしれませんが、ここまで紙幣価値がなくなると国家としての信頼問題になってくるでしょうし、早期の決断が必要だと思います。