石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

ガイ・ライダーILO事務局長を迎えて国際シンポジウムを開催!

2013-05-16 23:17:28 | 活動レポート

皆さんにお知らせしていた、ILOのガイ・ライダー事務局長をお迎えしての国際シンポジウム(2013年5月16日)、無事に終了しました。企画した側が言うと自画自賛になってしまいまうのですが、実にいいイベントでした。なにが一番良かったかと言うと、それはやっぱり、ガイ・ライダー事務局長の熱いメッセージを、日本の多くの皆さんに聞いてもらえたことです。本当に企画した甲斐がありました!
 



 シンポジウムでは、ガイ・ライダー事務局長から「グローバル経済の進展とILOの役割」というテーマで約30分間の基調講演をいただきました。その中でガイは、事務局長就任後、ILO組織やプログラムの改革を進めていることを説明。ILOの「8つの優先課題」のうち、最も重要な課題として「雇用創出型経済成長の推進」を掲げ、今後、国際的な取り組みに邁進していくことを熱く語ってくれました。

そして、雇用・労働分野における今後の日本での取り組みに対しては、次の2つの基本原則を提起してくれました。一つは、「三者構成主義を大切にすること」。二つは、「国際労働基準を尊重すること」。いずれも、今の日本にとって大変重要なポイントです。今後、労働・雇用分野でさまざまな課題が議論されていくことと思いますが、常に政労使の三者構成主義に基づいて議論を進めていくことが大事ですし、やはり、国際的に確認された最低限の基本的労働基準を遵守していくことが肝要です。ガイは、そのことを改めてみんなに(特に我が国会議員の仲間たちに)訴えてくれたわけですね。

シンポジウムの模様をライブでご覧いただけなかった皆さん、USTREAMに録画が置いてありますので、ぜひご覧下さい!

 ・USTREAM 国際シンポジウム「グローバル経済の進展とILOの役割」

あっ、但し・・・ガイ・ライダーのスピーチは、残念ながら英語です(ゴメンなさい)。

では最後に、ガイ・ライダー事務局長とのツーショット写真をご紹介。この日のスピーカーの一人であった、堀内光子・児童労働ネットワーク(CL-NET)代表からいただいた、「ひとはたあげよう」の旗を持って撮った一コマです!

 


本日、ガイ・ライダーILO事務局長を招いての国際シンポを開催します!

2013-05-16 01:07:46 | 活動レポート

国際労働機関(ILO)の事務局のトップであるガイ・ライダー事務局長が明日、来日します。もともと国際労働運動の中で長年活躍をしたガイ・ライダー氏。日本にも何度も訪問したことがありますが、昨年10月に、労働界出身者として初めてILO事務局長に就任してからは初めての訪日になります。楽しみですね~。

で、私たちILO活動推進議員連盟(ILO議連)も、この貴重な機会を利用して、国際シンポジウムを開催することにしました! 以下、その案内です:
 

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ILO駐日事務所 / ILO活動推進日本協議会/ILO活動推進議員連盟共催 国際シンポジウム
「グローバル経済の進展とILOの役割: ~ディーセント・ワークの実現に向けた国際協調と日本の役割~」

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経済のグローバル化が一層スピードを増して進行している中で、国際労働機関(ILO)がめざすディーセント・ワークの実現をいかにして達成していくのか? 昨年、労働界出身者として初めてILO事務局長に就任したガイ・ライダー氏にその戦略と日本への期待を問いながら、今後の日本の役割について議論します。

    • 日時:2013年5月16日(木曜日)16:00-18:00
    • 場所:衆議院第一議員会館 国際会議室(東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館1階)
    • 最寄り駅:東京メトロ 丸ノ内線 千代田線 国会議事堂前駅
    • 言語: 日英同時通訳付

【プログラム】(司会進行:上岡恵子 ILO駐日代表)

      • 主催者代表あいさつ 高村 正彦 ILO活動推進議員連盟会長
      • 来賓あいさつ     桝屋 敬悟 厚生労働副大臣
      • 基調講演       ガイ・ライダー ILO事務局長 「グローバル経済の進展とILOの役割」
      • オープンディスカッション~「ディーセント・ワークの実現に向けた日本の役割」
        (コーディネーター: 長谷川 真一 ILO活動推進日本協議会専務理事)

意見提起:

        • 有馬 利男 グローバルコンパクト・ジャパン代表理事
        • 堀内 光子 児童労働ネットワーク(CL-NET)代表 / 国際女性の地位協会理事
        • 桜田 高明 ILO労働側理事
        • 松井 博志 ILO使用者側理事

参加者からの質問・意見

閉会あいさつ 木村 愛子ILO活動推進日本協議会理事長

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実は、先日まで参加者を募集していたのですが、なんと、定員120人があっという間に満杯! 参加希望の皆さま、大変申し訳ありません。今日は、インターネット(USTREAM)で動画配信を行いますので、ぜひそちらでご覧下さい。

 ・USTREAM動画配信ページ


ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現に向けたガイ・ライダー事務局長の熱い決意、ぜひご期待下さい!


神戸、新浦安、そして永田町

2013-05-13 23:45:36 | 活動レポート

実は、昨日(日曜日)の午後から神戸に行ってまして、今朝は神戸市内で活動を開始しました。

今日の神戸は、以前にもお伝えした、比例代表選出の参議院民主党議員による統一行動でした。私は、支援組織の皆さんのご協力をいただきながら、一足先に朝8時から早朝挨拶行動をさせていただいて、その後、連合兵庫での会合や、支援組織の挨拶回りなど、お昼過ぎまで神戸市内を走り回ってきました。

神戸は朝から本当にいい天気で、ネクタイ締めて歩き回ると汗が出てくるぐらいの陽気。う~ん、国会もすでに5月1日からクールビズなので、私もそろそろネクタイはずそうかと考えちゃいました・・・。


神戸での行動終了後、午後イチの新幹線で東京に戻って、そのまま新浦安へ。今度は若手組合員向け研修コースの政治学習会での講演です。今日の参加者は、約140人! 熱気溢れる会場で、約1時間ちょっと講演し、その後、続けて意見交換会にも参加しました。

全体会合の中でも、個別の意見交換でも、いろいろな質問をぶつけてくれて、私自身も大変有意義に過ごさせて貰いました。なかなか140人の前で質問するっていうのは勇気の要る行動だと思うのですが、それでも何人かが自ら手を挙げて質問してくれたのは嬉しかったですね。もっとゆっくり時間をとって意見交換できればさらに質問があったと思うのですが、途中でタイムリミットとなったのがとっても残念でした。今日話が出来なかったことは、次の機会にぜひ!


そして最後に、永田町の議員会館へ。いや、実は、今日が締め切りと言われていた参議院ODA調査団の派遣報告書の校正がまだ出来て無くて、そのために事務所に戻ったわけです。で、0時過ぎまでがんばって、何とか満足のいく形が・・・いや、時間があればまだ手を入れたい・・・と思いつつ、もう締め切りなのでこれで校正終了。あとは、団長である津田参議院議員に最終判断をお願いすることにします。

せっかく参加させていただいたODA調査団なので、アフリカ向けODAの有効性をさらに高めていくための提言を盛り込んだつもりです。完成したらまたこのブログでも報告しますので、楽しみにしていて下さい!

以上、今日の活動の報告でした。う~ん、今日は本当に長い一日でした。また明日もがんばります!


前代未聞づくし!

2013-05-09 23:57:15 | 活動レポート

今日の参議院本会議で、川口順子・参院環境委員長の解任決議が可決し、川口委員長は解任されました。これは、憲政史上、はじまって以来のことだろうです。

昨日の参議院予算委員会では、政府が提出した平成25年度予算案の審議を、与党である自民党・公明党が審議拒否をし、委員会に出席しないというこれまた前代未聞の暴挙がありました。

つまり、憲政史上初という前代未聞の出来事が続いたわけですね。いやはや、自民党、どうなってるの???

川口・前環境委員長の解任決議について、「そこまでする必要があったのか?」という一部メディアの論調があります。しかし、これは全くナンセンスな議論。今あるルールを真摯に守って秩序を維持することと、今あるルールが良いか悪いかについて議論して必要に応じて改変することとをはき違えています。

今あるルールははっきりしているんです。

国会開会中の海外渡航は、議院運営委員会の許可をとらなくてはいけないということ。これは全議員、同じルールです。そして、常任委員会等の委員長は、国会の役員として委員会の運営を最優先し、海外渡航については、一部の例外を除いて原則、禁止とすること。許可を得るには、理由を説明して、議院運営委員会と当該委員会の理事会の承認を得る必要があります。

川口・前委員長は、23日と24日の海外渡航についてはきちんと許可をとっていました。議員運営員会は、例外的に環境委員長としての川口氏の海外渡航を許可したわけです。ところが、もう一日、25日まで海外渡航を延長することについては、許可をとりませんでした。何せ、24日になって急きょ、滞在を延長したいと言われたわけですが、議院運営委員会の許可も環境委員会理事の許可もとらなかったわけです。ちなみに、議院運営委員会の委員長は自民党議員ですが、電話を受けた議運委員長は2度にわたって「予定通り帰国しなさい」と勧告したそうです。また、環境委員会の理事に至っては、与党も野党も一切、連絡を受けていなかったそうです。

つまり、「野党が邪魔した」などというのは全くのウソなわけで、川口氏が現行のルールを破ったのは明らかなんです。

そういうルール自体がおかしいという意見もあるでしょう。それはそれであり得る議論です。しかし、であればそのルールについて問題提起をして議論し、必要なら改変する努力をまず行うのが筋。ルールが気に入らないからといって、「ルールがおかしい」と勝手に破ることが出来るのでは、そもそも国会が成り立ちません。

「議員外交が国益のために必要だ」というのも全くその通りで、何ら否定されるものではありません。しかし、川口氏は環境委員長であり、国会の役員として委員会の運営を最優先の責務として取り組むべき立場にあったわけです。一議員とは違うのです。川口氏が、環境委員長を自ら辞して議員外交を優先したのであれば、それはそれで結果次第では賞賛されるべき行為だったかも知れません。

一部メディアが、「民主党が足を引っ張っている」という報道をしているのも全くもって意図的な虚偽の垂れ流しです。今回の件は、全ての野党が一致して決断をしたものです。自民党(そしてそれに引っ張られざるを得なかった公明党)以外は、全ての正当が「けしからん!」と言っているわけです。これは、「こんなルール破りを認めたら、国会運営がムチャクチャになる」という危機感と問題意識の現れ以外の何ものでもありません。この点は、丸川珠代・厚生労働大臣政務官の企業CM出演問題と同じ問題意識ですね。

ということで、全くもって異例続きの通常国会となっています。自民党の驕り高ぶりがいよいよ過激さを増してきました。メディアがまっとうな報道をしない状況の中で、皆さんが正しい情報に基づいて状況を判断されることを期待しています!


えっ、与党が審議拒否???

2013-05-07 22:07:39 | 活動レポート

今日、参議院で、野党7党が共同で川口順子・参議院環境委員長の解任動議を提出しましたが、これを不服とした与党・自民党が「参議院は不正常」の状態になったとして各種委員会の会合を拒否。まさに参議院は不正常の状態になってしまいました。

しかし・・・

普通、審議拒否というのは野党がとる戦術。与党というのは、国民のために提出された法案が早期に成立されることをめざし、常に正常にかつ円滑に国会審議が行われるように最大限の努力を払うのが課せられた責務。その与党が自ら審議拒否をするなんていうのは、まさに前代未聞です。

そもそも、川口環境委員長は、委員長の立場にありながら中国への外遊を優先し、大事な法案審議を控えていた環境委員会を中止にさせてしまったんです。通常、国会開会中、常任委員長は海外渡航が原則、禁止されています。しかし今回は、議院運営委員長(こちらも自民党)の特別の計らいで許可を受けて、二日間だけという条件で外遊されたわけです。ところが、帰国直前に滞在を延長したために、委員会が飛んでしまったのです。

民主党政権時代には、自民党は頑としてこの種のことを許さなかったのですが、自ら与党に戻ったら途端にこの始末です。野党ぼけなのでしょうか・・・。

ちなみに今日の午前中に行われる予定だった参議院法務委員会も、なんと、理事以外の与党の委員が時間になっても一向に現れないため、急きょ流会になるという事件もありました。そもそも今国会で、与党議員の出席率の悪さは目に余ります。野党側がほぼ揃っているのに自民党席がスカスカという事態もしばしば。私たちが与党の時は、委員会欠席は絶対に許されませんでしたけどね。

ということで、参議院は大変残念な状況になっています。ぜひ与党には、与党としての責任を果たし、出来るだけ速やかに正常化して審議すべき法案が審議できる状況に戻れるよう努力して欲しいものです。いやしかし、野党がこんなに真摯に法案審議促進に手を差し伸べているなんて、本来逆なんですけどね(苦笑)