今週はコムウェア本部行動です

今週は、NTT労組・コムウェア本部行動です。いよいよ、昨年12月にはじまった東京（首都圏）集中行動の最終週になります。

今週も主に東京都下での行動になりますが、コムウェア本部は千葉の幕張に大きな分会持っていますので、そちらにも伺う予定です。今週の主な行動日程は下記の通りです：

1月25日（月曜日）
　： 品川（品川分会、メディアネット分会、幕張分会品川部会）

1月26日（火曜日）
　： 有楽町（ヤマト運輸労組対話会）、京急青物横丁（シーサイド分会、パークタワー分会）、品川（品川分会、メディアネット分会）

1月27日（水曜日）
　： 五反田（五反田分会、東日本首都圏分会、BGSOL分会）

1月28日（木曜日）
　： 新宿（インターネット分会）、京急青物横丁（パークタワー分会）

1月29日（金曜日）
　： 幕張（幕張分会）

なお、火曜日の午前中は、運輸労連・ヤマト運輸労組にお招きをいただいて、ヤマト運輸労組の全国対話会にも参加をしてきます。ヤマト運輸の仲間の皆さんにお会いするのも楽しみですね。

それでは、今週も張り切っていきます！

NTTクラルティの仲間たち：障がい者雇用の現場で学んだこと

昨日の報告でも述べましたが、今週一週間の持株本部行動では多くの分会にお邪魔させていただいて、多くの仲間たちと出会い、そして多くのことを学ばせていただきました。中でも特に、NTTクラルティを訪問して、クラルティ分会の仲間たちと交流できたこと、また彼らの働くオフィスを実際に見て障がい者雇用の現場を知ることができたことが、大変印象に残りました。

持株本部行動三日目の活動報告にも記載した通り、NTTクラルティは、障がい者の雇用に特別な配慮をし、障がい者雇用率の算定において親会社の一事業所と見なされるNTTの特例子会社です。中山ロケと綾瀬ロケでは電話料金問合せの業務を、武蔵野ロケ（本社）では（1）障がい者＆高齢者向けのポータルサイト（ゆうゆうゆう）での広告事業、（2）インターネット上のウェッブサイトなどのバリアフリー化の支援・促進、（3）社内文書などの電子化、（4）名刺作成などの事業を行っています。

実は、NTT労組持株本部の役員の皆さんたちが使っている私の写真入りの名刺も、クラルティの仲間たちが作ってくれています。担当の方にお話を伺ったら、 色をキレイに出して「いい顔に見せる」のに気を遣っていただいたのだとか。嬉しいですね！

クラルティの社員は、全体で206名（うち派遣の方々が76名）。このうち88名が何らかの障がいをお持ちの方々です。武蔵野の本社にはそのうちの39名が働いていて、上記の事業に取り組んでおられます。現在の障がい者雇用率は1.93％ですが、今年の除外率の改定（例：電気通信産業では15％から5％へ縮小）によって今のままだと1.8％を切ってしまうので、次年度中に60名前後の新規採用を予定しておられるとか。併せて、知的障がい者の雇用も増やして新しい事業も展開する計画とのことで、障がい者の皆さんの雇用機会が徐々にではありますが広がりつつあることを教えていただきました。

そして現場では、異なる障がいのある社員の皆さんがより快適に仕事ができるよう、いろいろな努力が行われています。ざっと具体例を挙げると：

• 駐車場の一台一台の間のスペースが広くとってある（車いすでの乗り降りがし易いように）
• 車いす用スロープの途中にフラットな緩衝部を設けてある（途中で休憩できるように）
• 通路の床のカーペットの色・材質を変えて左右への曲がり角が分かるようにしてある
• オフィス家具（ロッカーなど）の角にはぶつかっても怪我をしないように防具が取り付けてある
• コピー機の高さが車いすでも使えるように低くしてある（トップユニットを分割して）
• 出入り口の自動ドアの開閉スピードが変えてある（閉まる時はちょっと間をおいてからゆっくり閉まる）
• 机の高さが低い（車いすでも楽に作業ができるように）
• 机にモノを高く積まないようにしてあるのでオフィスの見通しが良い
• 机の上に置いてあるモノがよく識別できるように天板の色が工夫してある
• オフィス内のサインボードの色が白黒反転している（その方が認識しやすい）
• 昼食時間が早めに設定してあって、空いている時間帯にゆっくり食事できるように配慮してある（食堂の方々が補助もしてくれる）
• トイレの便座が左右どちらからでもアクセスできるようになっている
• 防火扉が車いすでも通れるような仕様になっている

などなど。驚きでしょう？ そして、こういうさまざまな改善というのが、社員からの声によって実現しているのだとか。社員の参加による職場環境改善チームというのが設置してあって、そこでいろいろな意見を出し合っているのだそうです。労使が協調して、働く環境の向上に努力されているのが良く分かりました。

ところで、クラルティの事業の一つにウェッブサイトのバリアフリー化（アクセシビリティチェック）というのがあるのですが、この事業に視覚障がい者の方が携わっています。実際に視覚障がいの方がどのようにパソコンを使ってウェブサイトをチェックするのか、見せていただきました。

パソコンの操作はすべてキーボードで。特別な読み上げソフトが組み込まれていて、タイプした文字や、変換候補などを音声で教えてくれるのです。そして、画面に表示されたウェッブサイトのページの文字もすべて読み上げてくれます。普通の文字は男性の声で、リンクが貼られている文字は女性の声で。女性の声のリンクを辿ると、そのページに移動できるわけです。画像にリンクが貼ってあるケースで、その画像にきちんと代替テキストが指定してないと、読み上げてくれません。これでアクセシビリティに問題があることが分かるわけですね。テキストの読み上げスピードが変えられるのですが、耳が鍛えられているのでもの凄く早いスピードでもちゃんと聞き取ることができるそうです。私も聞かせていただきましたが、あまりに早くてほとんど聞き取れませんでした・・・。

ちなみに、このデモをしていただいた田中さんは、昨年暮れのブラインドサッカーアジア選手権2009で日本代表チームの一員として活躍された方です。私も、テレビの特集で観て感動した一人なのですが、代表メンバーご本人に会えて光栄でした！

また、クラルティでは、障がい者向けのパソコン教室や、ケータイ電話講座に講師を派遣しています。今月初めのNTT労組・ドコモ本部行動の際、サポート分会役員との意見交換で障がい者向けのケータイ電話教室をクラルティと協力して実施していることを伺っていたのですが、その講師として活躍をされている伊藤さんにもお会いしてお話を聞くことができました。実際に使用している携帯も見せていただいたのですが、こちらも音声読み上げ機能が付いていて、メニューや、メールの文章をとても聞きやすい音声で読み上げてくれます。携帯電話によって、障がいを持つ人たちのコミュニケーションが広がって、安心・安全にも役立っているんだということが実感できました。

以上、長くなってしまいましたが、NTTクラルティへの訪問で勉強させていただいたこと、感じさせていただいたことを綴りました。障がい者の皆さんの雇用や生活の充実に向けて、情報通信が役立っていること、これからもっと役立てることをあらためて認識しました。また、政治の場では今、障がい者制度改革推進会議が今後の制度改革に向けて議論を始めていますが、やはり、障がい者の皆さんが直接議論に参加することが大切です。会議のメンバーになっている障がい者団体代表の皆さんには、障がい者の皆さんの声をしっかり代弁してがんばっていただきたいですし、政治がその声にしっかりと応えてくれることを期待します。

持株本部行動の全日程が終了しました

今日は、NTT労組・持株本部行動の五日目、いよいよ最終日の行動でした。最終日の行動も、実に盛りだくさん！ 以下、報告します。

午前はまず、東京の浜松町に行って、日本カーソリューションズ分会を訪問。分会室で、分会役員の皆さんとの意見交換会に参加しました。分会からは「情報通信産業をしっかり発展させて、日本を元気にして欲しい」「生まれてから死ぬまで、生涯を通じて安心して暮らしていける社会をつくって欲しい」「国民に分かり易い社会保障制度にして欲しい」「政治資金や企業献金のあり方を再検討して、きれいな政治を目指して欲しい」などの要望・提案をいただきました。

続いて、同じビルの中にあるNTTファイナンス分会にお邪魔し、こちらでも分会役員の皆さんと意見交換を行いました。「ぜひ情報通信産業の活性化を！」という要望や、「自民党と民主党の情報通信政策の差は？」「地方の活性化をどう進めていくのか？」などの質問をいただいて、短時間ではありましたが楽しくディスカッションをさせていただきました。

そしてお昼休みには、日本カーソリューションズ分会とNTTファイナンス分会が合同で職場集会を開催して下さって、両分会から大勢の組合員の皆さんが参加してくれました。挨拶後、全員で記念写真を撮らせていただいて、最後は皆さんと握手してお別れしました。

午後、浜松町から綾瀬に移動して、NTTクラルティの東京料金問合せセンタを訪問。クラルティ分会の綾瀬ロケ役員の皆さんと意見交換をさせていただいて、その後、職場も見学をさせていただきました。分会役員の皆さんからは、最近の民主党に関する新聞報道へのご心配の声をいただいて「国民の信頼を失わないように、政治と金の問題にはしっかりとけじめをつけて欲しい」などの要望をいただきました。

綾瀬を離れて、今度は三鷹のNTT武蔵野通信研究所内にあるNTTクラルティの本社へ。まずクラルティ分会の仲間の皆さんが働いておられる職場を見学させていただいた後、短時間ではありましたが、分会執行部の皆さんと意見交換をさせていただきました。「海外と日本で、障がいを持つ者や高齢者などに対する政策の違いとは何か？」

「社会的に弱い立場にある人たちへの福祉を実現するための財源をどう確保するのか？」などの質問に対してお答えさせていただきました。

また、引き続いて行われた終業後のクラルティ分会職場対話会にも参加させていただいて、分会組合員の皆さんにもご挨拶をさせていただきました。なお、クラルティの職場見学の感想などについては、明日あらためて報告したいと思います。

三鷹を後にして、火曜日に一度お邪魔した竹橋に移動。今日最後のプログラムであるNTTビジネスアソシエ分会の対話会に参加させていただいて、組合員の皆さんに夏の決戦に向けた決意を述べさせていただきました。最後は皆さんから温かい激励の言葉をいただいて、終了となりました。

以上、持株本部行動最終日の行動報告でした！

月曜日から始まった持株本部行動も、本当にあっという間に5日間の行動が終わってしまいました。時間の過ぎるのはとても早かったのですが、内容はとても濃くて、持株本部傘下の各分会で本当にいい意見交換をさせていただきました。今週お世話になった持株本部の皆さん、本当にありがとうございました！

来週は、NTT労組・コムウェア本部行動です。

持株本部行動の四日目が終了しました

今日は、NTT労組・持株本部行動の第四日目でした。

天気予報通り、午前中はとても暖かくて過ごしやすい陽気でしたが、午後になって段々と気温が下がってきて、日が落ちるとかなり冷え込みました。昼間暖かかっただけに、夜の寒さは気温以上に寒々しく感じられましたね。

さて、今日はまず午前中、東京の全電通労働会館で開催された情報労連第39回中央委員会に参加して、ご参集の構成員の皆さんにご挨拶をさせていただきました。開会前、全国からお集まりの皆さんにロビーで個別にご挨拶もさせていただいて、昨年の第一周目の全国行脚でお世話になったことの御礼と、これから始まる第二周目の全国行脚へのご支援をお願いしました。

中央委員会での挨拶終了後、昨日に引き続いて三鷹のNTT武蔵野通信研究所へ。まず、お昼休みに開催された、持株大手町分会・武蔵野ロケの対話会にお邪魔して、皆さんにご挨拶をさせていただきました。そして午後、武蔵野通信研究所の見学をさせていただいて、研究所で今行っている研究の一部や、NGNを使った高品質の電話会議システムなどを見せていただいました。とても面白くて、ワクワクしっぱなしでした！

見学後、今度は武蔵野地区通信研究所分会役員の皆さんとの意見交換に参加しました。分会役員の皆さんからは、「石橋さんの海外での経験を、今後の活動にいかに役立てていくのか？」「研究者や開発者の労働条件は、欧州と日本とでどう違うのか？」「民主党の公約を実現していく上で、財源が心配だが大丈夫なのか？」などの質問をいただいて、時間が経つのも忘れて意見を交換し合いました。

武蔵野での行動を終えた後、三鷹から築地へ移動して、日本情報通信分会にお邪魔しました。分会役員の皆さんとの懇談では、主に現在の政治情勢について意見を交わしました。やはり、政治と金の問題や、7月の選挙への影響などについて、分会役員の皆さんもご心配をいただいているようです。その後、日本情報通信分会の対話会にも参加させていただいて、組合員の皆さんにご挨拶する機会をいただきました。

今日の行動の最後は、火曜日の朝に伺ったNTTトラベルサービス分会での対話会です。到着した時にはすでに対話会が始まっていて、申し訳ないことに議事を一時中断していただいての挨拶となりました。トラベルサービス分会の皆さんに決意の一端を述べさせていただき、皆さんから激励の拍手をいただきながら会場を後にしました。

以上、持株本部行動第四日目の報告でした。

明日は、いよいよ持株本部行動の最終日、気合い入れていきます！

持株本部行動の三日目、無事に終了しました！

今日は、NTT労組・持株本部行動の三日目、朝からいいお天気で、気温もさらに上がって快適な一日でした。夜になっても気温がそれほど下がらなかったのが嬉しかったですね。

さて、今日はまず、東京・目黒のNTT出版分会にお邪魔して、分会役員の皆さんとの意見交換を行いました。NTT出版は、書籍の出版事業や、各種報告書・リーフなどの企業広報サービス事業を行っています。オフィスには本がたくさん陳列されていて、本好きの私にはわくわくする職場でした。

分会の皆さんからはいろいろなご意見をいただいたのですが、特に「組織内議員の活動がもっと良く組合員に見えるようにして欲しい」という要望をいただきました。また、そのためにはいろいろなツールを使うのが有効では、という提言も。貴重なご意見です。直接お会いして活動報告などをさせていただくのが一番いいのでしょうが、そういう時間がなかなか取れなくなった時に、いかにして活動内容を皆さんに知っていただくか、しっかり対応しないといけません。

引き続き、お昼休みに開催されたNTT出版分会の職場対話会にお招きをいただいて、お集まりの皆さんにご挨拶をさせていただき、目黒を後にしました。

午後は、一路、横浜市緑区の中山へ。こちらで、NTTクラルティの神奈川料金問合せセンタにお邪魔して、クラルティ分会の中山ロケ役員の皆さんと意見交換をさせていただきました。役員の皆さんからは、「政府の借金（国債残高）の問題は大丈夫か？」、「年金の問題が最近あまり騒がれなくなったようだが何故か？」などの質問をいただきながら意見交換しましたが、時間が足りなくなるぐらい熱中してお話してしまいました。

ところで、NTTクラルティは、障がい者の雇用に特別な配慮をし、障がい者雇用率の算定において親会社の一事業所と見なされるNTTの特例子会社です。事業としては、障がい者向けのポータルサイトの開設や、インターネット上のバリアフリー化の促進、社内文書などの電子化などを行っています。この中山ロケでは、神奈川県域の電話料金問合せの業務を担っておられるそうです。バリアフリーの職場を見せていただいて、大変参考になりました。

なお、今回のお話の中で、KDDIにも特例子会社のKDDIチャレンジドがあることをお伺いしました。今度機会があれば、KDDIチャレンジドにもお邪魔してみたいですね。

NTTクラルティを後にして、中山から八王子経由で東京の三鷹へ。NTT武蔵野通信研究所にお邪魔して、武蔵野地区通研分会の対話会に参加しました。そして、お集まりの皆さんに決意表明のご挨拶をさせていただいて、今日の行動を終了しました。

明日は、午前中、都内で開催される情報労連の中央委員会に参加して、その後、再び武蔵野に行って持株本部行動を継続します！