やまちゃんのおっさんぶろぐ

あくせくしなくなって来た団塊世代のおっさんの新米ブログVer.3

謎の記念品

2010年02月17日 05時16分39秒 | 日記
20年前、イラクがクウェートに侵攻、アメリカ軍が砂漠の楯作戦を開始した年の夏の出来事。


やまちゃんは富士山の麓1,5五合目北富士の原野にいた。


週末の金曜日の午後、1週間ぶりの帰宅を前に仕事場の最終確認に同僚と2人でパトロールに向かった。


現場の周囲約50kmの現場のパトロールが終ろうとしていた頃、道路上に不思議な光景を発見。


道路上に30cm位の土が10m位の間隔で山盛りされている。


いつもは鳥が鳴きさわやかな風が吹き、東富士道路からは走る車の音が聞こえてくる週末、


なぜかいつもと違う。


ジープを降りたその時、迷彩色を施した兵隊が数十名我々を囲んだ。


見る見るうちにその数は増えた。


遠くより茶色いジープが走ってきた、たどたどしい日本語で話した。


”あなた達は演習区域に侵入した、拘束しま~す”



週末ようやく自宅に帰れると思った矢先アクシデントが起きた。


何も出来ない二人はジープの横でタイヤを背にうたた寝。


肩を叩かれた、大きな体の兵士が”スミマセ~ンウオータープリーズ”


やまちゃんちは大きな麦茶のアイスポットは持っていたが水はなかった。


”ノーウオーター、ジスティー、ジスムギティー”喋れど相手は迷彩色の水筒を差し出す。


かまわず麦茶をその水筒に入れ、””プリーズティー”


相手はサンキュウー、サンキュウーを繰り返し、ポケットから何かだし手に渡した。


”サンキュウーあげる”




彼は去っていった。



2時間後、開放され管理事務所の戻り、事情を説明すると原野は2000人のアメリカ軍の支配下にあったらしい。


”ビックリ


数日後、テレビではアメリカとイラクの戦争が始まった事を報道していた。


彼らはその争いに参加した先発隊の兵士達でした。









”わずか15gのそのリングはまだ残っています”









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