保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

あの「銀閣寺・ますたに」のラーメンが即席めんで販売!

2009-01-16 22:46:58 | おいしいもの、面白いもの発見!
先日、地元のスーパーで買い物をしていると、
京都ラーメンの草分け的存在である
「銀閣寺・ますたに」の即席チルドラーメンの
パックを発見!

無類のラーメン好きを自認する私はっちん。

そんなはっちんが京都ラーメンのNO.1に挙げて
以前足しげく通ったラーメン店が「銀閣寺・ますたに」
です。

そんな「ますたに」のラーメンが「行列ができるラーメン」
で即席めん業界に革命を起こした日清食品からチルドスタイル
のラーメンで販売するとなれば、もうこれは買うしかない。

「ますたに」のラーメンは鶏がらベースの醤油味に
豚の背油をふりかけたコクのある濃厚なスープが特長で、
食べ始めはあっさりした感じがするが、食べ進めていく
程に濃厚さが増し、麺にまとわり付く食感が味を引き立てます。


このスープは「ますたに」の初代店主の人柄に惚れた
京都大学の食品学の教授がアドバイスして完成したとか。

そんな「ますたに」の味を家庭用のチルド麺でどこまで
再現できるか?これは興味津々。

いただいてみると、少しあっさりしすぎる感もあるが、
コクのあるしょうゆ味と豚の背油が浮くスープは
確かにあの「ますたに」です。

即席のチルド麺というかなり制限があるなかで、
ここまでお店に近い味が出せれば、十分合格ライン
といっていいでしょう。

京都ラーメンは近年、雑誌等でよく特集され、お店間の
競争は熾烈を極めており、そのレベルの高さは「天下一品」
や「第一旭」「横綱」に「新福菜館」などの全国展開して
いるチェーン店を多く生み出していることでもわかるが、
今だに行列が絶えない人気を誇る「ますたに」は
まさに京都ラーメンの王様の貫禄が伺えます。

亀岡に引っ越してから「ますたに」に足を運ぶ機会が
かなり減った私とってチルド麺の「ますたに」の販売
は懐かしい味をいつでも味わえる楽しみを
与えてくれそうです。

☆一度は食べてみたい日本の名店シリーズ
「中華そば 京都銀閣寺・ますたに」(二人前)
定価439円(税別)日清食品チルド(株)販売 


厳寒の保津川下りで自然とつながる旅を。

2009-01-15 21:11:56 | 心の旅
先週末から今週にかけて日本列島は厳しい寒さで冷えています。

私たちの仕事場である京都・保津峡谷にも凍えるような
冷たい風と雪が舞う、船頭にとっては本当に厳しい季節です。

花も草も枯れて‘冬眠’に入ったかのような静かな渓谷には
愛宕おろしの冷たい風にのり、雪の乱舞が繰り広げられています。

‘雪の演舞’を楽しむ余裕すらない船頭は凍える手で
竿をさし、そして舟をこぎます。

一枚のビニールに隔てられた暖房船の中には据え置きの
ストーブだけが赤い暖色を放ち、冷え切った船頭の心を
強く誘惑するものの、手が届きそうな、その空間との
距離は果てしなく遠い・・・

それでも船頭たちは笑顔を絶やすことなく、語り続ける。
冬の保津川の素晴らしさを。

悠久の昔から一時も流れをとめることなく流れ続ける
保津川の水面に雪が舞い降りる。
その渓谷の風景は、都の喧騒とは遠遠く墨絵の世界。

まちの喧騒や日常の暮らしが、今この、同じ時間に
流れていることすら忘れてしまいそうな静寂感が
自分と自然とを向き合わせてくれます。

何も‘ない’渓谷、何も‘ない’空間・・・
しかし、実はそこにこそ‘すべて’ある’。

理屈ではない、無限の自然に触れた者だけが
感じる‘気づき’です。

人間も自然の一部であるという‘いのち’の連帯感。

何もないという‘孤独’は、自然とつながっている生きる‘喜び’
‘いのちの歓喜’へと自分を誘ってくれます。

文明の進歩を拒否するかのような手こぎの舟に揺られながら
‘自然’と‘自分’との‘つながり’を感じてみては
いかがでしょうか。


保津川下りの冬の営業は上記のとおりです。

自然にふれる京都、‘心の旅’をご提供します。


プロジェクト保津川が明日‘清掃事始’

2009-01-10 22:30:40 | プロジェクト・保津川
NPOプロジェクト保津川の今年度最初の活動
となる「定例清掃会」が篠町山本浜で行われます。

毎月開催され大勢の市民や関係団体の方に参加頂いている
「定例清掃会」も今回で早12回目を数えます。

今回は年初め1月の清掃会にあたることから清掃後、
参加者みんなで保津峡を開削した神様が祀られる
篠町山本にある「桑田神社」に初詣に伺います。

初詣の後はいつもの‘お楽しみ’「暖かい豚汁」
の振る舞いを行う予定ですので、会員の方も、会員で
ない方もお気軽にご参加下さい。
 
一年の始め、清掃と初詣で心を清めた後は、美味しい
ホカホカの豚汁で身も心も暖めてみてはいかがでしょう。

「第12回定例清掃会」(NPOプロジェクト保津川主催)
 
 日 時:1月11日(日) 午前10:00集合 12時解散予定
 ところ:京都府亀岡市篠町 山本浜(トロッコ列車・亀岡駅北側)
 総合受付:山本浜河川敷(無料駐車場あり)
交通:JR利用の場合:JR馬堀駅から徒歩約10分
 参加費:無料、事務局にてボランティア保険に加入します。
 服 装:長袖、長ズボンの動きやすい服装でお越しください。
     長靴でお越しいただくと清掃範囲が広がります。
 持ち物:軍手、帽子などは各自ご持参ください。ゴミ袋、火バ
     サミなどの清掃に必要な道具は事務局にて用意いたし
     ます。

明日、35年ぶりに保津川に‘木造船’が浮かびます!

2009-01-09 17:43:24 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
明日10日、保津川に35年ぶりとなる木造船が浮かぶ
「保津川下り木造船進水式」が開催されます。

同式典は、保津川の世界遺産登録を向けて活動する市民団体
「保津川の世界遺産登録をめざす会」が中心となって取り組んで
いる「保津川下り木造船&曳船(ひきぶね)復活再現プロジェクト」
の先頭をきって行われるもので、木造船を通して「川と人の営み
の歴史」と先人の「木造船製造技術の検証と継承」をはかる
目的で実施されます。

今から403年前、角倉了以が保津川を開削して、木造の
高瀬船を流して始まった保津川の川船水運。

その木造船は、近年の観光大衆化時代の到来を受け、船の強度や
耐久性の低さ、また輸送重量の限界などを理由に、現在の
FRP船(強化プラスチック)が導入されることとなり、
今から35年前に姿を消しました。

同会では木造船の復活を契機に、60年前まで行われていた
嵐山からの曳き上げ作業・曳船も保津川渓谷で再現・検証する
予定で、保津川が担ってきた産業水運の価値を明らかにし
再認識することで世界遺産登録への機運を盛り上げるのがねらい。

明日の「保津川下り木造船進水式」」は、保津大橋の下
(保津川下り係留場)の船溜りで午前10時30分から
行われます。

保津川下りの船や歴史、また川船やカメラ撮影などに
興味のある方は是非、この機会にお越しください。

☆保津川下り木造船進水式
 日時:1月10日(土曜日)午前10時30分~12時30分
 場所:保津大橋(保津川下り船の係留場)
 内容:進水式典後、山本浜(亀岡市篠町)まで初下りを実施。
 交通:JR嵯峨野線にて亀岡駅下車徒歩約15分。

☆今後の事業予定

1月12日の成人の日に「ガレリアかめおか」ロビーギャラリー
に移され「新成人・新たな船出」を祝い、19日まで展示。

1月21、22日に保津川下り現役船頭による
嵐山からの曳船復活再現を行います。

お楽しみに!


明日から今年の初出航!保津川下り。

2009-01-04 19:14:40 | 船頭
今年年度の保津川下りは明日5日に初出航致します。

1月もビニール屋根にスライド窓が設置されたお座敷暖房船
での運航なので、外気をシャットアウトしたポカポカ船の
船旅をお楽しみいただけます。

冬の保津川渓谷は山の草木も眠るような静寂に包まれ、
寒さがかもし出す‘凛’とした緊張感が自然の清らかさ
を際立たせます。



冬季船の定期便は
        午前10時
        午前11時30分
        午後1時
        午後2時30分

 の4便となります。

シーズン中の定期便時間と異なりますので、お気をつけください。



新年明けましておめでとうございます。

2009-01-01 21:53:26 | 船頭
「保津川下りの船頭さんブログ」をご覧の皆様。

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は、我がブログならびに保津川下りに一方ならぬ
ご厚誼を賜り、誠にありがとうございました。

今年も「ブログ」を通じて、自分自身の歩いてきた足跡
を記しながらも、自分らしく‘京都の香り‘
を皆様にお届けできればうれしく思います。

皆様には「保津川下り」と「保津川下りの船頭さんブログ」に
変わらぬお付き合いの程、何卒宜しく御願い致します。

本年も皆様方の一層のご指導並びにご鞭撻を
賜りながら、ロマンと熱情を胸に人生を楽しみながら
歩いていきたいと思いますのでご愛顧のほど、
よろしくお願い申し上げます。

      
      平成二十一年  元旦  船頭 はっちん