保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

やまね祭主催公演「藍いろの家」を鑑賞。

2007-01-07 22:18:19 | 映画・芸能界
ロマンに生きる俳優・山根誠示さんプロデュースの
舞台「藍いろの家」の公演が今日7日、
京都市中京区の「ウイングス京都・イベントホール」
で行なわれ、ワイフと一緒に鑑賞してきました。

脚本・演出構成、挿入歌の作曲作詞まで一人で
こなした多才俳優・山根誠示さんは東映京都所属の
役者さんで、「京都迷宮案内」や「おみやさん」にも
レギュラーで出演している方です。

当日は、朝から吹雪に見舞われる悪天候でしたが、
公演時間前から会場は超満員状態でした。

10分前に会場入りした私達も座るところを探すのに
一苦労するほどの大盛況で、やまね一座の人気が窺えます。

物語はまだ東西ドイツが分かれていた頃のお話。

周囲の重圧に耐えられなくなり人生に絶望し自殺未遂をした
一人の若者と彼を助けた国境付近の小さな村に住む
過去の記憶と言葉をなくした不思議な少女のラブストーリー。
彼女の健気で明るい性格に癒され、だんだん心惹かれていく
そんなある日、一人の男が二人の前に現れ、悪意に満ちた
計画を企てます。

それぞれの人間模様を織り成しながら3人が
背負った過去がだんだん明らかになる・・・

舞台では国、物、エゴに翻弄される人々の人生を
通して、愛を見つめ素朴でささやかに暮らす中にこそ、
人として生きる上での本当に大事なものがあることを
教えてくれるストーリーでした。

悪役で登場した山根さんもテンション最高潮で、
熱演を見せてくれました。
主役の江嵜大兄さんは東京から舞台稽古に通ったそうです。
少女役の潮田由香里さんも新人らしい新鮮な演技で、
東映京都の期待の女優さんです。

やまね祭と称された今回の舞台には特別ゲストとして
アコースティックギターとバイオリンのデュオバンド
「ジュスカ クランペール」のお二人のライブもあり
祭を盛り上げました。
ジュスカは昨年の秋から小雪さんや桃井かおりさんが出演する
「SK2化粧品」のCMのバックミュージックを担当、また
フランス映画「僕をおくる」のイメージソングに抜擢され
フランスの人気女性歌手クレモンティーヌが彼らの曲を
歌うなど、京都から世界を舞台に活躍している
クラシック系バンド。

最後は出演者みんな舞台に勢ぞろいし、会場の鑑賞者と
一緒にジュスカの曲にあわせて大合唱するという
愉快なフィナーレでショーの幕を下ろしました。

とても愉快で盛り上がりのある‘まつり’でしたよ~

あっぱれ!やまねさん、本当にお疲れさまでした。