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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

クリスマスが教えてくれる‘大切なもの’。

2009-12-25 23:23:15 | 船頭
昨夜はクリスマス。

みなさん、今年のクリスマスはどのように過ごされましたか?

イブの夜・・・ふたりっきりのロマンチックなひとときを過ごされた人、
また気の合う仲間と賑やかに騒いだ人、家族そろって心温まるパーティーを
したという人、仕事で暮れてしまったという人などなど・・・

形は違っても、クリスマスは‘特別の夜’なのですね~

子供の頃や、若かりし頃のワクワク感は今もあせることがないから、不思議です。

日頃、食べることのない甘いケーキや洋食料理が食卓に並ぶ特別の日だった
子供の頃のクリスマス。
若い頃の一時、バブル景気を背景に「高級ホテルのディナー」を1年前から
予約するという同世代の浮かれた姿を横目で眺めていたクリスマス。
結婚し子供が生まれ自分の家族ができて、サンタになったクリスマス。

生きてきた時間の分だけ、‘クリスマス’の思い出があります。

子供の頃、目覚めると枕もとに置かれたプレゼント。

「どうしてクリスマスにはプレゼントがもらえるの?」
と問う私に、教えてくれた母の言葉が忘れられません。

「世界中には今、この時も悲しんでいたり、泣いている子供がいっぱいいる。
その『悲しみが消えますように』とサンタのおじさんが届けれくれるの」

クリスマスが教えてくれたことは、豪華なプレゼントより、
美味しい料理よりも、もっと大切なもの。

クリスマスを思い出すたびに心が温かく感じるのは、このせいかもしれません。

家族の愛情に包まれながら‘幸せ’の意味を教えてくれる‘聖なる夜’
それが私の‘クリスマス’なのです。

保津川遊船企業組合の新社屋新築工事・安全祈願祭が行われました。

2009-12-23 07:58:27 | 船頭
保津川遊船企業組合は昨日22日、京都府の推進する桂川河川改修事業に伴い
移転する「乗船場並びに社屋新築工事」の安全祈願祭を行いました。

午前10時から行われた式典には、亀岡市長をはじめ府や各団体、工事関係者など約60名が出席のもと、
400年の保津川の歴史に刻まれる「新たな船出」を祈願しました。

安全祈願祭は2部構成となり、1部を地鎮祭、2部を起工式として執り行われました。

地鎮祭には保津川ゆかりの神社・請田(うけた)神社の宮司が祭主を務め、
四方祓いや鍬入れなどの神事を厳かに執り行いました。

2部の起工式では、遊船組合の代表である小西勝理事長が挨拶に立ち、
『先輩から絶やすことなく受け継がれてきた川下りの伝統をしっかり守り、
この新社屋のもと、組合員一丸となって保津川下り、そして亀岡観光を
盛り上げていきたい!」と力強く宣言しました。


その後、栗山正隆亀岡市長はじめ藤城進府広域振興局長、桂川たかひろ府会議員から
保津川下りにかける期待とありがたいご祝辞を頂戴しました。

式典の最後は参加者全員で「コーヒ」カップ片手の今風の乾杯で
保津川下りの新たな船出の第一歩を祝いました。

遊船の乗船場と社屋は、組合が設立された1970年(昭和45年)に船頭衆の
力を結集して建てられたもので、その後増改築を繰り返し今に至っています。
しかし、氾濫を繰り返す桂川(保津川)の治水対策として計画された京都府の
河川改修工事事業の堤防嵩上げ(1.8m)工事に伴い、乗船場と社屋の移転を
求められていました。

その後、府と市との長期にわたる移転対策の協議が続けられた結果、
一定の合意を得て、今日、新社屋建築の運びとなったものです。

移転場所は今の遊船社屋から30m下流に位置し、遊船駐車場に使用していた所。

建物の規模は鉄骨2階建て延べ1138㎡、2階に乗船受付窓口や待合室など事務所機能
を整備し、1階はすべて駐車スペースなる予定。

河川工事で堤防が嵩上げされ、また川沿いに市道が整備されることから、
乗船客は2階から川へつながる陸橋式の歩道を使用して川岸の乗船場へ
降りていただくスタイルとなります。車椅子用のスロープも整備されます。

工期は来年の9月末を見込んでおり、新社屋での営業開始は2年後の2010年2月以降の予定です。

今後、地域では、桂川河川改修関連での新社屋周辺の河川環境整備も行われる
予定で、保津川遊船の新社屋を中心に新たな水辺空間及び亀岡観光の拠点
となるべく力を入れていく計画です。

このビックプロジェクトの船出を前に、まさに気が引き締まる思いです。

これからも保津川と保津川遊船への温かいご支援をよろしくお願い致します。

一年の疲れを癒す日はまだ遠く・・・

2009-12-20 22:46:16 | 船頭
「師匠も走る」と書いて‘師走’とはよくいったものです。

分刻みのタイトな日々、ハードなスケジュールに追われている間に
もう、12月の下旬に突入なのです。

ブログも更新できないほど、時間がない毎日ですが、
それに反して書けるネタはどんどん貯まっていく一方なのです。

こりゃ~どんどんアップしていかないと年内に書ききれないかも?

そして今週はクリスマスウィーク。

家庭や外部でもクリスマスイベントが目白押しです。

またネタは増える一方ですが、書き込む時間はない・・・・

ここにきて真冬の厳しさを感じさせた寒波のピークも今週には和らぎ、
穏やかな天候に移っていく模様で、冬の保津川下りもまだまだ頑張らねば。

この調子なら、のんびり一年の疲れを癒せる日はまだ先になりそう・・・

とにかく年末まで息切れしない様、体に気をつけて走ってまいります~






一年の‘アカ’を落とす恒例の「舟洗い」が行われました。

2009-12-05 18:06:09 | 船頭
春の川開きから使用していたオープン船の今期終了を明日6日に迎え、
保津川下りではこの時期恒例の舟洗いを行いました。

舟洗いは、各船頭に一年間あてがわれた持ち舟の清掃作業で、舟の内外両側に
付いた汚れや水アカを洗剤でブラシ磨きをかける、いわゆる‘舟の年末大掃除’です。

保津川下りの舟には、櫂や舵など操船道具のほかに乗船客がお座りなる座席や
雨用のテント、救命胴衣などの備品も常備されているので、これらの備品について
も乾燥作業や水清掃を行います。

冷たい風が吹くこの時期、2時間にも及ぶ水仕事はつらいものがありますが、
そこは一年を通してお世話になった舟のこと、感謝の気持ちを込めて心尽くして
洗わせてもらいました。


きれいに一年分の‘アカ’を落としたオープン船たちは、来週には川岸の係留場
から上げられ、造船場の格納庫へ移され本格的なメンテナンス作業を受け、
来年度の春を待ちます。

私はっちんの今年の持ち舟「22号」船の舟洗いも終えました。

22号船、今年一年お疲れさまでした。そしてありがとう。

写真集・朝日に映える保津川下り乗船場のもみじ。

2009-11-30 18:41:13 | 船頭
今日で11月も終わり、明日から‘師走’です。

少し遅れた紅葉も今がまさに見ごろのピークです。

紅葉シーズンの終焉を伝える保津川下り乗船場の‘もみじ’たちも
燃える様に葉を赤く染めてきました。

眩しい朝日を浴び、輝く最後の‘いのちの炎’が燃えます。

ここからは言葉はいらないですね。

ゆっくり、ご覧下さい。








リアルタイム・保津川下り乗船場の‘もみじ’

2009-11-29 08:18:22 | 船頭
今朝29日の保津川下り乗船場のもみじです。

今日は朝霧もなく、眩しい朝日が照りつける澄み渡った朝です。

お日様の光を浴び赤く浮かぶもみじの葉。自然のライトアップですね。


人工灯による夜のライトアップも綺麗ですが、お日様の光には暖かい鮮やかさを強く感じますね。

さあ!紅葉の見ごろもいよいよ、ピークに入ります。

今年最後の紅葉、お見逃しなく!
押忍!男組〓斯道会はっちん

晩秋のとき、嵐山の紅葉は赤く。

2009-11-26 22:56:01 | 船頭
今日撮った嵐山の紅葉です。

遅く色づいた紅葉が今、燃え上がるような赤さで色づき、観光客の目を楽しませています。

保津峡の紅葉は朱色と黄色が主となって色づいていますが、嵐山は少し違う様です。

赤く燃える木々の下では、大勢の観光客や写真愛好家の方がカメラを持ち、撮影されています。
新緑から紅葉まで、今年最後のいのちの炎を燃やす葉をしっかり納めておきたいですからね。

嵯峨野観光鉄道・トロッコ列車沿線の若い‘もみじ’も生き生きと赤さを主張!
嵯峨・嵐山から亀岡までの沿線は赤の空間。車窓から見る紅葉と川の深い緑がきれいに交差します。
今、トロッコ列車最終便・16号(トロッコ亀岡17時18分発)では紅葉のライトアップをご覧いただけます。
渓谷の夜、深く広い闇の中に赤い紅葉が幻想的に浮かびあがります。

時間の許される方は是非、乗車してみてはいかがでしょう。

保津川の秋風景、乗船場の紅葉。

2009-11-25 22:55:26 | 船頭
京都府亀岡市にある保津川下りの乗船場にある紅葉です。

下流部の保津峡や嵐山の紅葉はもうすっかり見ごろを迎えているのですが、
乗船場はまだ色づきはじめたばかり。

葉先が赤色に染まりつつある程度で、まだ緑の葉も多く色づくのを待っています。

赤から朱、黄、黄緑、緑という五色が織り交ぜられた華やかな葉は、きれいに
コントラストを描き出し、お越し下ったお客さんも目を楽しませてくれます。


乗船場の紅葉が赤く染まってくると、保津川の紅葉シーズンも佳境に入ります。

去り行く秋を紅葉の色に感じながら‘優雅’な舟旅を過ごしてみてはいかがでしょう。


今日の紅葉・・・保津峡の風景

2009-11-24 16:32:38 | 船頭
今日の保津峡の風景です。

秋の連休が終わっても保津峡の紅葉はまだまだ見頃。

今年の紅葉は赤より、朱や黄の色が多いように感じます。
毎年、保津峡の紅葉を見てきましたが、今年のように薄紅葉は見たことが記憶がないですね。


今年は10日までに楓の葉が色づき「今年の紅葉は早いのかな~」と思っていましたが、
色づく時期に長雨続き、その後も曇り空ばかりで、土壌の水分がはけず、また日照時間の短さが原因ではないかと思われます。

色づくタイミングも時間差があり、まだ緑葉まであります。
今、緑葉の楓は紅葉してもあまり赤くはならないので、おそらく朱色紅葉でしょう。
でも、山は色とりどりの装いで、華やかな風景で、絵心のあるお客さんからは
「この風景のほうが、色使いに工夫ができて描くのには面白い」というお話でした。

色の専門家の目は自然を感じ取るのに、とても参考になるものです。

その年の気象条件や環境の変化を、紅葉は正直に描き出します。

毎年、美しい紅葉を眺められる、環境を守っていきたいものです。




明日から秋最後の連休です!

2009-11-20 21:01:35 | 船頭
秋の紅葉シーズン後半、明日から連休に突入です!

今年の保津峡は早く色づいた楓の葉が散り一方、まだ緑色ままの葉をした木々も多く時間差型の紅葉となっています。

例年、一気に赤く色づき、山が燃え立つような紅葉風景になるのですが、天候不順による雨や気温の影響でしょうか?
今年は素朴感漂う山景色を見せています。


この連休は、保津峡ならではの自然に鍛えられた野趣に富んだ紅葉を
是非、高瀬舟に揺られながら優雅なもみじ狩りを満喫して下さい!

午後からの渓谷は少し冷えて参ります。

午後からの出船を予定されている方は、コートやジャンパーなど暖かい服装や、
マフラー、ひざ掛け(毛布系)手袋、ニット帽子、耳当て、貼るカイロなどの
防寒対策を万全にされお乗りになるといいと思われます。