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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川に霧が・・・秋の装いをはじまる渓谷。

2008-10-18 23:48:40 | 船頭
10月も中旬に入り、保津川の秋も日増しに
その深まりを感じさせてくれます。

今朝は気温が一気に冷え込み、保津川に霧が掛かりました。

保津川の霧は秋の風物詩にもなっており、11月に入り
朝と昼の寒暖の差がさらに激しくなると、霧は益々深くなり
川一面を覆い幻想的な空間をつくりだしてきます。

また、霧の出る日は日中の天候にも恵まれます。

週間天気予報では、これから一週間、秋晴れの
よい天候になるとのことですから、絶好の川下り
日和が続くということですね。

朝は幻想的な霧、日中は空気が澄む爽快感あふれる
川下りをお楽しみいただけると思います。

今年のように寒暖の差が大きいと、渓谷の紅葉も
例年より少し早くなるかもしれませんね。
毎年渓谷でいち早く紅葉する「松籟庵」のもみじや
昔船頭が休憩するお茶屋があった「武士ヶ駒」のもみじ
も葉の先が赤みがかってきています。

秋の季節の装いが静かに保津峡におとづれ出す。
その息づかいを感じに保津川にお越しなってはいかがでしょう。

明日は日曜日、予約も約40艘ですから、
当日、どの時間帯にお越しなっても、
待つことなくスムーズに乗船していただける
と思いますので、是非、保津川下りにお越しください。

心よりお待ち申し上げております。

深まる「京都の秋」、そして保津川下り。

2008-10-12 22:25:14 | 船頭
渓谷を渡る風の冷たさに秋の気配を感じる京都。

連休の中日となった京都はどこも大勢の観光客で
賑わいを見せていたようで、いよいよ今年も
秋の京都観光シーズンが始まりました。

保津川でも今日一日で100艘を超える船が
流れ、夏のお盆休み以来の盛況となりました。

この時期は気候的にも暑くもなく、寒くもなく
清涼感いっぱいの川下りを味わうには最適な環境です。

渓谷の合間から覗く雲ひとつない青く澄み渡った秋空の下、
透明で清らかに流れる川の水が、巨岩にぶつかって砕け散り、
高い波しぶきを舞い上げます。
勢いを増し流れる瀬はうねりをおび、秋の眩しい日差しに
照らされて白銀の輝きを放ち押し下っていくのです。

杉やヒノキなど山々の緑もその色を一層濃くし、
深まりゆく秋の趣を感じさせてくれます。

京都の秋といえば皆さん色鮮やかな「紅葉」を思い浮べ
られると思いますが、この時期の京都もかなり‘いい’です。

自然がかもし出す微妙な変化は、山々の一年を締めくくる
「紅葉」という最高のフィナーレに確かに向かっていきます。
自然がみせる秋の佇まいは旅情をかきたてるのに十分です。

また、紅葉時恒例の大混雑を避ける事もでき
しっとりと京都の秋を楽しめると思います。

大自然の中、保津川下りで深まりつつ京都の秋を
感じてみてはいかがでしょうか。

冷たい雨が降る保津川は温かい格好で。

2008-09-30 07:27:19 | 船頭
残暑厳しかった日々から一転!
朝からストーブが恋しくなるほどの寒い日が続きます。
そして外に目をやると冷たい雨も降り続いています。

外仕事する者には、なんとも憂鬱な気分なる日々ですが
まるで9月とは思えないこの気候はなんと! 2ヶ月ほど先
の11月下旬の気温だそうです。

雨の日の保津川下りは客席にビニールテントを覆い
屋形船スタイルにして、対策をしておりますが
どうしても雨の日はお客さんも少なめ・・・

そして今日以降、台風15号が日本列島に近づいて
来る模様で、今、雨を降らしている秋雨前線とこの台風
が一緒になると前線が刺激され大雨を降らす危険性もあり、
今後の雨の降り方には注意が必要です。

人間とは誠にわがままなもので、先日までは
「雨が降らないので川の水位が危ない!」
と雨を心待ちにしていたのに、一転雨の日が続くと
「もういいのに~」と憂鬱な気分なるものですね。
ホントに勝手なものです。

今日の運航には支障はないと思いますが、
川の上はかなり冷たい雨風が吹くので
乗船される方は十分温かい格好でお越しください。




はっちんブログ、復活に向けて!好転の兆し…

2008-09-24 23:59:45 | 船頭
我が家のパソコン不調に加え自分の体調不良が重なり、しばらく更新が滞っていた「はっちんブログ」。

休んでいる間に「肩すかし台風」の2日後に降った雨のおかげで渇水休業へ皮一枚でつながるなど、保津川の状況は好転へ。

まさか私の雨乞いつとめの成果?…
でもないでしょうがダムの貯水率も倍に上昇し、秋の営業にも支障がないところまで持ち直しとりあえずは「一安心」。あとは私の腰痛が完治すれば秋への体制は完璧なのですが…


また、悪くなる一方のパソコンも好転に向かう兆しが。


今や1~2時間稼働させると必ずフリーズする末期的症状の我が家のパソコン。このブログでもアップされることなく‘パソコンの闇’に消え去っていった記事も多数…

こちらも近く新機種を購入するメドが立ちました。

秋の保津川紅葉だよりをしっかりお届けできる体制を整える予定です。


パソコンと体の立て直し、はっちんブログ復活へ。

台風13号は影響なし!保津川の水位が…

2008-09-19 23:57:22 | 船頭
この夏、全国で猛威を振るったゲリラ豪雨を尻目に全く雨が降らなかった保津川。

川の水位も日に日に減少する中、今日、日本列島に接近してきた台風13号には大きな期待をしていました。

がしかし、幸か不幸か、京都には僅かの雨雲が懸かった程度…
雨は運ばれて来られず完全な肩すかし。

明日からの連休運航に支障が出なかったことは幸いですが、上流にある日吉ダムの貯水率も20%に迫る勢いであることから、秋のシーズンを前に保津川下りはいよいよ緊急事態に入りそうな気配です。

明日以降、天候は持ち直し暫くは雨予報もなし~

連休明けからは、渇水時の安全確保のための川底整備に掛からねばならないでしょう。

平成6年に起こった「大渇水40日川止め」の‘悪夢’が
脳裏をよぎります。
それも一年中で最も来客数が多い秋にやって来たら…考えるだけで背筋が寒くなります。

「いつかは降るだろ~」と楽観視する向きもありますが、予断を許さない状況にある事は間違いないと思っています。

自然は人の思惑通りにはいかないもの!そんなことは自然に身を置き生きる者としてわかりすぎる程わかっていますが、祈らずにはいられない心境です。

もう‘雨乞い’つとめに掛かるしか手はなさそうです~

向かい風の川下り。

2008-08-26 11:15:51 | 船頭
夏日が続いた保津川にやっと雨の兆しがみえ、ほんの少し水位も持ち直した保津川。

今日は暑さも和らぎTシャツでは肌寒さを感じる程の気候となってます。

激しい雨もなく「水位のアップ」「気温の低下」を招き川下りをするのには最高のコンディションとなったと喜んでいると…
被っている帽子を吹き飛ばすような激しい風が!

いいことばかりは続かないものです。

今日は船を前に進めるのに最も困難を要する「向かい風」となりました。


保津川に吹く風には大きく分けて二種類の風があります。

今日のような向かい風を運ぶ「南風」と舟を背から押す「北風」です。

どちらも舟の運航に大きく影響するわけですが、動力源が人力である手漕ぎ舟である保津川下りの舟にとって「向かい風」は船頭の体力負担度という点では最大の敵なのです。

漕げども前に進まず、竿差せども引き戻されるのが「向かい風」。

そこに雨用の屋根を張っていればその難度さらに増します。

炎天下の夏日が50日以上続き、ハードなお盆シーズンを終え疲れ果てている体にこの風は相当応えます。

待ち焦がれた恵みの雨はありがたいのですが「向かい風」まで引き連れてこなくても…

やはりこの夏はなかなか楽をさせてくれそうにありませんね。

私達の「夏休み」はもうしばらく後のようです。


押忍!男組〓斯道会はっちん

水位は大丈夫?保津川に雨降らず・・・

2008-08-24 23:51:44 | 船頭
保津川に‘雨’が降りません。

期待した昨日の雨も川の水位を上昇させる
程には至らず、相変わらずマイナス水位のまま。

上流にある日吉ダムの貯水率も50%を下回り
ダム放流量を通常より制限する取水制限が只今
行われています。

雨が降らなければ同然、ダムに流入する量も低下が続き
現在のダムの貯水率は44%弱まで落ち込んでいます。
このまま雨が降らなければ28日から更なる取水制限が
行われる予定で現在の放流量の約半分にまで制限される
おそれがあるとか。

そうなるとさらに川の水位が減少し、我々保津川下りの
営業にも大きな影響が考えられ、運航に支障をきたす
事態にもなり兼ねないのです。

そんな保津川流域の状態を尻目に、周辺の京都市内はじめ
近畿地域には前線と低気圧の影響でいわゆる「ゲリラ豪雨」
なるものが猛威を奮い各地に河川の氾濫や土砂災害を
引き起こしていると聞きます。

昨夜も保津川が流れる亀岡市の隣京都市内では、深夜から早朝に
掛けてその「ゲリラ豪雨」が雷雨を伴い激しい雨を降らしました。

世界遺産である伏見の醍醐寺などは、この落雷により
准胝堂(じゅんてい)」が全焼するという大変な事態
まで引き起こしました。

ちょうど私もその時間頃、伏見・南区を車で走行中で
「ゲリラ豪雨」を体験したのですが、ワイパーも
間に合わない激しい雨で前方の視界が確保できず、
徐行程度の慎重な運転でなんとか帰って来た次第です。

保津川と日吉ダムがある南丹や流の京北地域には
全く雨が降らず、山を越えたお隣の地域には
広い範囲で豪雨が降りまくる。
こんな雨の降り方は私が船頭になってからも
記憶にはないことです。

一体今年はどうなってしまったのでしょう?

このままではかなりヤバイことに・・・

自然環境の微妙な変化を肌で感じる私達の仕事。
なにやら「いやな~」予感が脳裡をよぎる今日この頃です。

お盆シーズンを終えて…

2008-08-22 11:21:51 | 船頭
激務を極めた‘お盆’シーズンを終え、すっかり力を
使い果たした私はっちん。
ブログの更新も夏休みを取らせて頂き、行き着けの
洛西温泉「竹の里の湯」でのんびり体の疲れを
癒やす時間をつくりました。

腰はもちろんのこと、肩や肘、膝、手首などの関節に加え
ふくらはぎや手の握力に至るまで疲労感でいっぱいの体に
温泉の湯がやさしく沁みていきます。

少しぬるめの湯船に浸かりながら頑張ってくれた自分の体に
‘感謝’の言葉を掛けてやりました。

それだけ今年の夏はキツかったのです。

今年は夏前に持病の腰痛を患い20日間という
長期休暇を余儀なくされ、暑さに慣れないまま
炎天下の夏空の下に投り出された格好となり
例年より体に応えた夏だったように感じています。

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、
お盆が終わるとともに厳しい暑さも和らぎ
過ごし易い気候に変わり、乗船客の方も落ち着いてきたので
「ホッと」と一息付ける状況になってきました。

これからは夏の間に酷使した体のメンテナンスを
しっかりして秋の紅葉シーズンに備えたいと思います。


男組〓斯道会はっちん

今日が‘お盆休み’のピーク、105艘が嵐山へ。

2008-08-16 21:45:33 | 船頭
保津川下りの‘お盆休み’シーズンもいよいよ佳境!

今日はこの夏一番の人出となり105艘の船が
嵐山へ流れて行きました。

京都では夜に「五山の送り火」があり、しかも
お盆の土曜日ということでこの賑わいになった
ものと思います。

私はっちんも今日は3回下ってきましたが、
殆どのお客さんが「夜には五山の送り火を見に行く」
と仰っており「トロッコ列車→保津川下り→送り火」
という「お盆送り火コース」が定着しているようです。

明日も午前中を中心に「大文字送り火と保津川下り」
「五山送り火とトロッコ列車・保津川下り」のツアー
予約が数件入っているようです。

明日はお盆休み最後の休日です。

例年、午後からは明日の仕事が気になり家路を急がれるのか?
どうも乗船客の数が減りだし、お席も余裕がでます。

時間にゆとりのある方は、午後からの便がオススメです。
炎天下のピークも過ぎ、山陰で涼しい川下りが楽しめますよ。

今日は少し混雑したようですが、明日はおそらく当日の
どの時間にお越しにってもご乗船して頂けると思います。

今年もお盆休みまた夏休みの家族との思い出が
まだつくれてない方はぜひ、明日、保津川下りで
楽しいひとときを過ごしてみてはいかがですか?