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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川下りの‘お盆情報’第二弾です。

2008-08-13 18:44:03 | 船頭
いよいよ保津川下りでは今日から
‘お盆休み’シーズン突入です。

予想では明日14日から16日までの3日間がピークに
なるのではないか?と考えております。

今日も事務所に、明日の乗船状況を問い合わせる電話が、
かなりかかっている様でした。

この分だと、朝10時以降はかなりの混雑が予想され、
少し待ち時間も出る可能性があるのでご注意ください。

スムーズな乗船を希望される方は、朝10時までに
お越しいただくことを‘強く’オススメします。

お天気も「良好」とのことなので、水辺や渓谷の中でも
気温が上る所があり、また川の水量も減少していますので
嵐山までの所要時間も1時間50分という最長時間コース
となるでしょう。

船には日除けのテントを張って運航しておりますが、
時間により日光の角度も変化し、途中で日が射しこむ
こともありますので、帽子やお茶やジュース類の飲料水
を持ち込むなど‘暑さ対策’もしておいて頂く方が
いいと思います。

なお、日傘は運航上、支障を来す恐れがあるため、
ご遠慮頂いております。ご協力のほどお願い申し上げます。

また、この時期、午後以降の夕立ちにも注意が必要です。
着船場は嵐山・渡月橋のすぐ上流ですが、屋根などは
設置しておりませんんので、折りたたみの傘なども
お持ちくださると、さらにいいと思います。

それでは、明日からの3日間、我々船頭も精一杯
頑張って操船しますので、よろしくお願い致します。

保津川下り‘お盆休み’情報2008。

2008-08-10 23:02:14 | 船頭
いよいよ今日あたりから世間さまは‘お盆休み’に突入ですね。

世間さまがお盆休みに入れば我々の仕事は連日、大勢の
お客さんがお越しになり、大忙しの毎日が始まります。

今日も約80艘の船が流れました。
今は川の水量も低く、嵐山までの所要時間は約1時間50分
という長時間コースとなっております。

これからのお盆休み期間中は、予約は少ないものの、
ご家族連れや友達同士のお客さんが一気に増え、
14~16日あたりは平均一日100艘をこえる
船が保津川を流れて行くことになります。

これらの日には正午頃になると少し混み合い
待ち時間が出ることもありますので、待たずに
乗りたい方は朝10時頃までにお越し頂くのが
いいと思います。

10時半を過ぎるとトロッコ列車に乗って
お越しになるお客さんが大勢来られるので
それまでに来て頂くと確実に乗船できると思います。

また、14~16日前後の日なら例年、スムーズな
運航状況となっているので、これらの日もオススメです。

また「トロッコ列車と保津川下り」のセットコースも
完売することがあるので、空き席情報を事前に
嵯峨野観光鉄道・トロッコ列車にも確認して
頂くと確実でしょう。

もしトロッコ列車に空きがない場合は、保津川下りまで
JR嵯峨野線で亀岡駅までお越し下さい。
JR嵯峨嵐山駅から園部方面へ乗り、3つ目の駅が亀岡駅です。

時間にして約10数分で着きます。
亀岡駅北口から出て、徒歩で5分ほどです。

今年は本当に暑さ厳しい‘お盆’になりそうですが、
渓谷を渡る涼風と躍動感ある保津峡の景観を堪能し
爽快な川下りをお楽しみ下さい。

詳しいお問合せは下記まで。
保津川遊船企業組合℡0771-22-5846まで

保津川花火大会の準備完了!遊船も協力してます。

2008-08-07 17:17:45 | 船頭
今日は保津川花火大会大会です。

遊船乗船場向かいの河川敷広場には朝から露天商の人達が暑い中、開店の準備に追われていました。
この夜店露天が設置される保津大橋下の広場内通路は日頃、遊船の船を、係留場である川の湾に運ぶ為にトラックが使用しているルート。
ここを通らないと船を回送出来ないのですが、今日は通路いっぱいに露天が建ち並ぶ為、昼以降はトラックが通れません。

よって昼以降に下った船は嵐山でお泊まりとなります。

また、花火の打ち上げ現場が係留場に近い為、繋いである船に花火の火の粉が落ちてくることもあるので、ビニール製の船のシートはすべて裏返し保護するのです。

今日1日で約7万人もの人出が見込まれる亀岡の夏、最大イベントだけに我々遊船も表だった協賛だけでなく、陰ながら色々な面で協力しているのです。

押忍!男組〓斯道会はっちん

ベルギーから来た貸切船のリッチな親子。

2008-08-04 22:45:17 | 船頭
北京オリンピックの影響か?最近の保津川下りには
海外からお越しなるお客さんの姿が増えてきています。

今日も私の舟に「ベルギー」からお越しになった
グローリーさんという親子が乗船して下さいました。
しかも父と娘の二人で、貸切船をチャータされるという
なんともリッチな親子さんです。

保津川下りには通常の乗合船のほかに貸切船という
グループだけで乗船するシステムがあります。

しかしこの貸切船、定員17名まで1隻78000円なり!
24名乗りの乗合船と異なり、ゆったりのんびり乗船できる
のが貸切船の‘うり’の優雅で贅沢な船なのです。

とはいえ料金が料金だけにそうそう予約が入る船ではありません。

それがどういう訳か、ここ数日、結構貸切船の予約が入っているのです。
これもオリンピック効果の一つでしょうか?

世界は広いですね~ 世の中にはビックリするような
お金持ちがたくさんおられるのだな~と実感します。

今日のグローリーさんもそのお一人なのでしょう。

日本には1週間滞在し、全国のいい所を親子で
周っているのだそうです。
「北京はオリンピックで旅行者もいっぱいだと思い、
先に日本に来たのですが、日本も観光客が多くて
ビックリしてます~」と予想が外れたそうですが
「親子でのんびりアジアの旅を楽しんでいます」と
語られるグローリーさん。
なんとも羨ましい限りですが、名前もグローリー(栄光)だなんて、
名前からして、もうすでに神に祝福されているようですね。(笑)

楽しい会話をしながら、時には櫂引きを体験するなど
夏の保津川下りを満喫されて帰られたようです。

毎日、様々な人たちと出会えるこの仕事。
改めて「面白く、素晴らしい仕事」だと感じる瞬間です。

日々、出会いに感謝!


川の水位が早くも減少。明日から「川作業」開始!

2008-07-31 23:22:34 | 船頭
4日前に降った豪雨で、水位が大幅に上昇した保津川。

その後、豪快でスリル満点、爽涼感いっぱいの川下り
を楽しめたのですが、ここ数日の真夏日続きでまたまた
水位は減少してきています。

3日前、80cmあった川の水量が今は-8cm!

いくら、夕立ちという一時雨での増水とはいえ、
この水量の減り方はちょっと早すぎです。

明日になればもっと水位が減少することが予想され
急遽、先日の増水で荒れた川底を整備する作業「川作」
が行われることが決定しました。

川作とは、水位減少に伴い川底が浅くなり、舟が通り難く
なった‘瀬’の各所に特殊な工法を施し、安全な水路を
確保する為の作業で、毎回1チーム6人の船頭で編成されます。

川瀬に引っ掛かっている邪魔な石を退けたり、底岩に舟底が
当り壊れないよう、太い一本丸太をかますなど、力が必要な
荒い作業となる為、主に中堅・若手の船頭が作業に当ります。

作業場所は、川の中でも急流ポイントで行うことが
多く、気を許すと足元を流れにすくわれ、作業員が
急流を流される恐れもある危険な仕事でもあります。

明日から8月。
夏休みも中盤をむかえ、この夏一番の人出となる
お盆が控えていることから、完璧な安全航路を確保
する必要があるので、この川作業はこれから
連日続くことになりそうです。

猛暑といわれる今年の夏。

船頭たちの疲労度もピークとなってくるこの時期、
くれぐれも作業には最善の注意をはらい安全に
取り組んでほしいと思います。

尋常でない保津川の豪雨。

2008-07-29 00:04:19 | 船頭
連日の炎天下で水位が減少し続けていた保津川に今日、
稲妻を伴う猛烈な集中豪雨が降り、一気に水位が上昇
今では舟が出航できる最高水位を大きく上回っています。

正午までマイナス13センチだった今日の保津川。
それが2時間後に約90センチも上昇するという
異常な増水の仕方をしました。

遊船事務所では、尋常ではない降り方に即運航中止を
判断したほど。

その後「大雨洪水警報」が発令された様です。

今では雨もあがり、水位も激しく減少し続けていますが、
明日の運航は今のところ、判断がつかない状態です。

明日の運航情報については、このブログでも
報告させていただく予定をしておりますので、
参考にして下されば幸いです。

しかし、最近の夏における雨の降り方は
旧来の日本のそれとは異なり、亜熱帯地域
の様な感じがします。

これも地球環境の変化がなせる業なのでしょうか?



涼しい川下りなら、最終便がオススメです!

2008-07-26 22:47:20 | 船頭
灼熱の太陽が照りつけた今日の保津川。

脱水症状を防止する為に、船に持ち込んだペットボトル
のお茶もあっという間に飲み干してしまうほどの暑さ。

舟には日よけの屋根がつけてあるものの、渓谷に吹く風も
生温く感じるこの時間帯には、お客さんもお疲れモードの
様です。

‘涼’を求めての川下りも、今年の暑さには参ってしまいそうです。

そんな暑い~「今年の夏」の川下りですが、保津川下り本来の
‘涼しい川下り’を楽しみたいという方にオススメなのが
午後3時30分の最終便です!

厳しかった日差しも傾く午後4時。

渓谷の山影が川面を覆い、灼熱で温められた空気も
徐々に冷えていき、水面を渡る風が涼やかに感じる
時間帯がこの最終便です。

私も今日、最も暑い時間帯といわれる12時~2時の
便と、最終便の2回の乗船を行いましたが、
「これが同じ日の乗船だろうか?」と思うほど
最終便は涼しいものだったのです。

最終便にはトロッコ列車なら「嵯峨野11号」嵯峨駅14:50発
に乗って来られると乗船する事ができます。

時間に余裕のある方は、絶対にこの最終便がオススメです!
一度、ご乗船してみて下さいね。


今年は酷暑?熱中症対策は十分に。

2008-07-25 20:46:56 | 船頭
梅雨が早く明けた京都は25日間真夏日が
続くという猛暑、いや酷暑と呼ぶ方が
ふさわしい夏になっております。

梅雨の後半が早まったことで例年より降雨量が少なく、
保津川の水位も大幅に減少、我々‘船頭ことば’で
いうところの‘干川’(ひかわ)となっています。
干川という語源は「干乾上る」からきているとか。
とにかく、川の流れが弱い分は人力で補い操船しなくて
ならないので、当然地力と運動量は上がり、私達船頭に
とっては肌を焦がす炎天下のなか、近年にない
厳しい‘夏’を過ごしています。

船が嵐山まで着く時間も通常1時間30分のところが
今では約2時間は掛かる‘長旅’となっております。

そんな中、夏休みが始まった先週末の連休には一日三回も
下るという操船が2日も続き、腰痛で長期休暇をしていた
私にとっても相当きつい現場となりました。

週間天気予報をみると、当分まとまった雨も降りそうになく
どうやら今年は相当の覚悟をして仕事に望まなくては
ならない‘夏’になる予感です。

この酷暑で最も注意するのは熱中症です。

熱中症予防にはなんといっても水分補給と睡眠が最も大事。

仕事で大量に出る汗と一緒に体から塩分が発散され
減少するので、水筒のお茶には塩を混ぜ持ち歩き、
渇きを感じる一歩前に水分補給を心がけていますし、
帽子もキャップスタイルからすっぽりと頭部を囲うことが
できる笠スタイルに変えようかと思っています。

保津川下りの夏休みはこれからが本番です。

体のケアーとリカバリー対策に十分気を付けて、
この厳しい‘酷暑’を乗り切りたいと思っています。

明日は保津川下りの‘TVーday’です!

2008-07-19 21:20:47 | 船頭
明日20日(日)は保津川下りの放送が2番組あります。

まずは「にっぽん菜発見ーそうだ自然に帰ろう」
午前9時30分から「ABC朝日放送」
全国の四季折々の姿とその地域の旬の食べ物を紹介する
番組で、石塚英彦さんが京都の‘涼’を求めて
保津川下りを体験されます。

また、午前10時からはNHKテレビ「いよっ!日本一」
で、最年長船頭が今年入社した新人船頭を育てていく
日常を、お笑いコンビ‘デンジャラス’のお二人が
ユニークな視点で紹介していきます。

どちらの番組も、今の‘保津川下りがわかる’そんな
作品になっていると思いますので是非、ご覧下さい。