桜宮市にある未来医学探究センター。そこでたったひとりで暮らしている佐々木アツシは、ある深刻な理由のため世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りにつき、五年の時を超えて目覚めた少年だ。“凍眠”中の睡眠学習により高度な学力を身につけていたが、中途編入した桜宮学園中等部では平凡な少年に見えるよう“擬態”する日々を送っていた。彼には、深夜に行う大切な業務がある。それは、センターで眠る美しい女性を見守ること。学園生活に馴染んでゆく一方で、少年は、ある重大な決断を迫られ苦悩することとなる。アツシが彼女のためにした「選択」とは?先端医療の歪みに挑む少年の成長を瑞々しく描いた、海堂尊の新境地長編!
海棠尊の新刊、病院の帰りに書店で発見、買わずにはいられない。
ライトノベルのようと言ったら海棠尊ファンに叱られそうだけど。
これはライトノベル、それも青春小説ど真ん中。
読んでいてハイパーマン・バッカス好きのアツシ君の面影はないけれど、最後にやっぱりアツシ君と思う場面が。
せっかく買った本、一日で一気読み。
ゆっくり読める人がうらやましい。
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