一生仮宿

直腸癌切除後の排便障害で不自由な生活を送っています。
楽しみは酒と読書。

親切がいっぱい

2010-08-03 13:56:55 | 読書


泥棒やヤクザにも免許が必要な、
すべての職業が国の許可制になっているもうひとつの世界。
頼りない所長にかわって、
ボランティア斡旋所兼便利屋を切り盛りする良子に困った問題がもちあがった。
地元のヤクザが、彼女の住む日の丸ハイツからの立ち退きを要求してきたのだ。
住民会議に参加した良子だったが、そこに奇妙な生き物“マロくん”が迷いこんできて…。“非日常”にも揺るがない“日常”の強靱さを描いた異色作。
「BOOK」データベースより

親切がいっぱい 神林長平

ハードSFも書ける。
コメディSFも書ける。
最初に神林長平を読んだのは「七同落とし」だったろうか。
もう内容は良く覚えていないが、
凄いSF作家が現れたと思ったのだけは覚えて居る。

他の作家ではこの人の作品の雰囲気は出せないだろう。
ハードもコメディーもしっかり神林長平になってしまう。

最近「神林長平トリビュート 」というアンソロジーが出版された。
神林の世界で若手作家が話を作っているが、読んでがっかりしてしまった。
私が年老いてもうついて行けないのかも知れないが。

頑張って欲しい神林長平。
同年代として、そして隣の県出身の作家として。






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