百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

ひと息いれる稿(29)【シャボン玉 (1)】【小沢昭一さん】【老謡】

2010-11-19 22:52:13 | 日記
      
     シャボン玉

             作詞 野口雨情
             作曲 中山晋平

    シャボン玉 飛んだ  屋根まで 飛んだ
    屋根まで 飛んで  こはれて 消えた
 
    シャボン玉 消えた  飛ばずに 消えた
    生まれて すぐに  こはれて 消えた
 
    風々 吹くな  シャボン玉 飛ばそ


小沢昭一さんの唄われる この歌が 無性に聴きたくなりました。
それで その歌が入っているCDを 取り寄せたのであります。

        

そしたら いきなり笑わされたのであります。小沢昭一さんの お話しに。
それは こういうことであります。

昔から唱歌や童謡が大好きで、数えで 80 になって さらに好きになって
よく口遊むのだけど、悲しいことに、最近の子供は ほとんど見向いちゃくれず、
今や 童謡は 老人の歌う唄と 化したのではないかと思えて・・・
ですから わたしゃ ドウヨウと言わず ロウヨウと 呼んでるんですよ

お話も 歌も ほんとに素晴らしいのでありますが、
特に この 【シャボン玉】 を聴くと、涙が出てまいります。
CDには 全部で40曲 収録されているのでありますが、オイラには
この 【シャボン玉】 の出来が 抜きん出ているように思えます。
小沢昭一さんの思い入れが いちばん注ぎ込まれているように
聴こえるのであります。



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